週刊ゴルフダイジェスト・全英オープン特派記者のグッチー。イギリスからフランスへと渡り海外女子メジャーのアムンディ・エビアン選手権を取材中。大会の裏側などのお届け!

フランスゴルフは回り放題が基本!?

こんにちは! こちら決勝ラウンドを迎えています。3日目は日本のエース・畑岡奈紗プロ、昨季のJLPGAメルセデス女王・古江彩佳プロが7アンダーの11位タイといい位置でスタート。また、西村優菜プロは3アンダーの30位タイ、西郷真央プロは2アンダーの42位タイで予選通過です。1つでも多くバーディを獲って、昨年の全米女子オープンのように日本人同士のプレーオフにならないかな~、なんて思っています。なお、渋野日向子プロ、笹生優花プロ、アマチュアの橋本美月さんは残念ながら予選落ちに。次回以降に期待です!

画像: 3度目の挑戦にして、初の海外メジャー予選通過を果たした西村優菜。「ひとつひとつ上を目指して頑張ります」と意気込みを語ってくれました(写真/姉崎正)

3度目の挑戦にして、初の海外メジャー予選通過を果たした西村優菜。「ひとつひとつ上を目指して頑張ります」と意気込みを語ってくれました(写真/姉崎正)

全英オープンでも紹介したギャラリープラザ(短縮してギャラプラと呼びます、はい)を今回も紹介します! 前回の記事で書きましたが、正直、たとえていうなら、国内女子ツアーのアース・モンダミンカップのほうが華やかですし、メジャー感があるくらいなので、ギャラプラもこじんまりしています。

お土産ショップの大きさは横20×奥行10ヤードくらいしかありません。「ほんとに、メジャーなの?」ってくらい小さいですし、品揃えも少なめ。定番のロゴ入りキャップやマーカー、ボール、ピンフラッグなどはありましたが、なんとなくメインかなと思えるのはゴルフウェア。たしかにエビアン選手権カラーのピンクを基調としたゴルフウェアは可愛らしいのですが、木曜、金曜と来ているギャラリーは男性がメイン。お土産ショップだから、別にいいのですが、もう少し男性モノがあったほうが需要ありそうな気も……。ちなみにベテラン記者に聞くと「女子の大会はまあ、こんなもん。全英と比べたらかわいそう」らしいです。

画像: お土産ショップはこの1カ所と、コース常設のプロショップのみ。なかなか小さいです

お土産ショップはこの1カ所と、コース常設のプロショップのみ。なかなか小さいです

また、飲食店やお土産ショップはほかのギャラリープラザと同じですが、ビックリしたのは、ゴルフ旅を提案・販売する企業や、手引きカートの企業がブースを出していること!

規模はだいぶ小さいですが、日本で毎年開催されているゴルフフェアの一画にいるような気分でした。手引きカートの企業がなぜ? と思っていたら、フランスやスイスでは乗用ゴルフカートはほとんど普及していなくて、ゴルファーはマイ手引きカートを持っているのだとか。その理由は、ハウスキャディがいない完全セルフプレーが基本だからだそうです。

ちなみに、電動で軽量の手引きカートは40~50万円ほどするようです。これ買うくらいなら、担ぎでいいから週イチでラウンドしたいと思っちゃいました(笑)

画像: 写真右がゴルフ旅行の相談ブース。左が手引きカートの販売所

写真右がゴルフ旅行の相談ブース。左が手引きカートの販売所

ちなみに、この情報はジュネーブ在住の日本人ゴルファーに伺ったのですが、フランスのゴルフ事情を聞いたので、さらに紹介しますね。

まずは日本のように会員権が売買されていて、事情も同じく、年々下落傾向にあるようです。一桁二桁ダウンは当たり前のようです。倶楽部メンバーは数百人規模がほとんどで、日本のように千人以上のコースは希だそうです。また、メンバーの年会費はそこそこ高く、この方は、年間3000ユーロ(約42万円)支払っているとのこと。

しかし、これを払うと、いつでも何回でも無料でラウンドできるのだとか。つまり、年間1回の人も、年間365回の人も年会費はかわらなず、ラウンドすればするほどお得に!!  ゴルファーとしては羨ましいシステムじゃないですか!?
あとは「お昼休憩はなし」「ヤーデージはメートル表記」くらいでしょうか。海外ゴルフがコロナ禍前のように気軽にいけるようになったときの参考にしていただければと!

画像: ゴルフ人口の少ないフランス。子どもたちに興味を持ってもらおうとパターゴルフコースを特設。スコアを提出するとお菓子のハリボーがもらえます

ゴルフ人口の少ないフランス。子どもたちに興味を持ってもらおうとパターゴルフコースを特設。スコアを提出するとお菓子のハリボーがもらえます

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