アウトドアブームでゴルフ人気が高まる中、シミュレーションゴルフを設置するインドア練習場も盛況だ。なかでも、世界シェアトップクラスを誇る『ゴルフゾン』は、コースの再現性、弾道の正確性が売りで、プロのトーナメントを開催するほど。新たに登場した新機種『TWOVISION Plus』を吉田洋一郎プロが体験した。

吉田プロ、オールドコースを6年ぶりに堪能!

シミュレーションゴルフをするにあたり、吉田プロにはプレーしたいコースがあった。6年前に一度だけプレーしたセントアンドリュース・オールドコースだ。今年の全英オープンが開催された説明不要の名コースで、「深夜から並んでやっとプレーできた」という思い出のコース。シミュレーターの実力をチェックするためにも、実際にプレー経験のあるコースを選びティオフとなった。

メインスクリーンに1番ティの画が映し出されると、当時を思い出した。「そうそう、これなんですよね。オールドコースって目標物が少なくて、広いホールもあれば、どこに打っていいかわからないホールもある。その辺りも忠実に再現されていますね」と第一印象を語る。

画像: 足元のペダルで狙っていくルートに応じたホールの見え方を表示できるのでよりイメージがわく

足元のペダルで狙っていくルートに応じたホールの見え方を表示できるのでよりイメージがわく

プレー中には「あのブッシュに入れて、『これゃ、どうにもならない!』って、コースの洗礼を受けたのを思い出しました!」と吉田プロ。記憶を蘇らせた高い再現性は、収録する実コースとすべて契約しているゴルフゾンならでは。実際にコースで計測した詳細なデータが反映されているわけだ。

「なかなか行くことができない世界の名門コースも、シミュレーションなら気軽にプレーできるのは魅力ですね。『シミュレーションをプレーしたことがない』という方なら、想像の上を行く再現性の高さで、テレビで見たシーンを体験することができるし、PGAのトーナメントコースならプロの気分も味わえる。今後のトーナメント観戦の見方が変わってくると思います」と、シミュレーションの利点を挙げた。

画像: オールドコースの名物ホール、ティショットでホテルを超えていく17番も忠実に再現

オールドコースの名物ホール、ティショットでホテルを超えていく17番も忠実に再現

技術もマネジメントもシミュレーションでラウンド力が向上

一番ホールからフェアウェイをとらえた吉田プロ、セカンドを打つとさらにプレーに入り込んでいった。「打った球と画面のレスポンスがすごく良いですね。打ち出した瞬間にボールが画面にシンクロされていて気持ちよくプレーできます。シミュレーションって、ちょっとタイムラグがあって、それが原因でデータの信憑性を疑ったり、距離感が合わなかったり、どこかゴルフをしている感じが薄れてしまうけど、これだけレスポンスが良いとラウンドそのものの感覚でプレーできます」。

画像: 打った瞬間に画面にボールが映し出されるのはパッティングでも同様。「これなら距離感がつかめて練習にもなる」

打った瞬間に画面にボールが映し出されるのはパッティングでも同様。「これなら距離感がつかめて練習にもなる」

シミュレーションをプレーすれば、マネジメント力の向上にもつながると吉田プロ。「マネジメントができる人とそうでない人との違いは、コースを俯瞰で見られるかどうかがポイントです。見た目は狭そうに見えるけど、行ってみたらボールの落ちどころは広い、なんてことはよくある話、レイトアウトが頭に入っていないんです。ホール図を見る習慣をつけることで、リスク管理ができてスコアアップにつながります」。『TWOVISION Plus』ではホール図が画面右上に表示されるので、どうやって攻めていくか、ショット前のルーティンが身につきやすい。

画像: 画面にはホールの俯瞰図が表示され、飛距離や球筋に応じた攻略ルートを考えることが可能

画面にはホールの俯瞰図が表示され、飛距離や球筋に応じた攻略ルートを考えることが可能

技術面では、すぐにスウィング動画をチェックできることをメリットにあげた。
また、『TWOVISION Plus』では、クラブヘッドの軌道も映し出される。「いろいろ試しながら、思い切ったチャレンジができるのもシミュレーションのメリットですよね。自分に自信をつける意味でも、新しい攻め方、スウィングにトライしやすいし、その結果をすぐにチェックすることだってできる。仮に一人でプレーすれば、1日に2〜3ラウンドすることだって可能だから、ラウンド力を高めるにはもってこい。実践に役立つ練習ができます」。

画像: 臨場感あるラウンドだけでなく動画によるスウィングチェックもできると至れり尽くせり

臨場感あるラウンドだけでなく動画によるスウィングチェックもできると至れり尽くせり

『TWOVISION Plus』ならよりリアルなコース体験ができる

プレー中に吉田プロをより真剣にさせたのが、「思ったより傾斜が強くて、フルスウィングはできない」と番手選びに大きな影響を与えた傾斜の存在。コースの地形に合わせて、打席全体が傾くのがシミュレーションの特徴だが、『TWOVISION Plus』では、ボール位置とスタンスで異なる2枚のプレートを使用。ボールはつま先上がりで、スタンスはつま先下がりといった、よりリアルな傾斜を再現できるようになった。「コースそのものの複雑なライからのショットが要求される。これは手強い」と吉田プロ。

画像: 足元とボールの位置のプレートが別々に動くことで複雑なコースのライがリアルに再現される

足元とボールの位置のプレートが別々に動くことで複雑なコースのライがリアルに再現される

シミュレーションでは再現するのが難しいパッティングにも進化が見られる。マットの先端にパッティングの方向をガイドするライトが搭載されたのだ。「ショットで感じたレスポンスの良さで距離感が出しやすい上に、ガイドがあるのでストロークに集中することができました」と際どいパットを何度も沈め、「これまでとは大きな変化ですね」と笑顔を見せた。

画像: マット左端の赤いランプがパッティングの方向を教えてくれるのも新型機の大きな進化

マット左端の赤いランプがパッティングの方向を教えてくれるのも新型機の大きな進化

打ち出されたボールのデータはもちろん、インパクト前後のクラブパスの確認も可能にしたのが、正面と天井、2箇所に設置されたカメラだ。インパクト前後のヘッド挙動も感知し、より正確なデータをフィードバックする。「ちょっと薄い当たりは、しっかりと距離が落ちているので、弾道データには納得させられました。打ち終わったあとにヘッドの動きも確認できて、自分の感覚とすり合わせができるのも嬉しいですね」。

画像: ヘッドの動きやターフの向きを確認できるのでショットのフィードバックができる

ヘッドの動きやターフの向きを確認できるのでショットのフィードバックができる

韓国ではプロが賞金をかけてツアーを開催し、米LPGAの公認ゴルフシミュレーターでもある『ゴルフゾン』。「手軽に本格的なプレーができるから、週末のゴルフに向けての練習ラウンドから、定期的にプレーすることでラウンド感を鈍らせないためにも役立つツール。人それぞれ、楽しみ方がありそうです」(吉田プロ)。

画像: 深いラフ、浅いラフ、硬いバンカー、柔らかいバンカーが用意されているのもより実戦的

深いラフ、浅いラフ、硬いバンカー、柔らかいバンカーが用意されているのもより実戦的

ネットワーク機能も強化され、最大6人まで同時にオンラインプレーが可能で、新たなコンペの形も提案する『TWOVISION Plus』。本格導入はこれからとなるが、シミュレーションに通う回数が増えそうだ。

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