ドライバーはいい顔のままやさしさが向上
ハイグレード素材×最新テクノロジーによって、「今」の最高峰を追い求めたという新作。まず横田プロの目に留まったのは、自身がいい顔と判断するゴールデンバランスのヘッド形状であることだった。「スウィートスポットの真後ろに丸みの頂点があり、フェースも左右対称でスピードが出そう。こだわりの強い人でも構えやすい綺麗な顔です。球の上がりやすさやつかまりを重視するとヘッド形状にも影響が出やすいのですが、カーボンやタングステンを使ったことで、やさしさと顔の良さが両立できたんだと思います」と、ソールについたパーツをチェックしながら話した。

「やさしさと顔の良さを見事に両立させたヘッド」と横田プロは大絶賛
横田プロのいうとおり「グレートビッグバーサ」は、ボディには軽比重の8-1-1チタン、クラウンにはトライアクシャル・カーボン、ソールのトウ側にはフォージド・カーボンコンポジットを採用。「ROGUE ST」シリーズと比べて約30gもの余剰重量を生み出しており、高慣性モーメント化に貢献。やさしく大きく飛ばせるという。

最高級素材とともに「FLASHフェース」や「JAILBREAK AIスピードフレーム」といたテクノロジーを採用
ヘッドスピードを調節しながら試打を繰り返すと、ヘッドスピード43.1m/sで251.1ヤードなど、理想的なデータを連発した。「どのヘッドスピード帯で打っても、飛ばない球がなく、飛距離性能の高さを感じます。このカテゴリーのクラブを打つとスピンが増えがちですが、それはなく、間違いなくロースピンのヘッドです。芯を外しても距離が落ちずに、スピンも抑えられているので、平均飛距離が上がるクラブです」(横田プロ)。「グレートビッグバーサ」には、キャロウェイのドライバーではすっかりおなじみとなった「JAILBREAK AIスピードフレーム」や「FLASHフェース」を搭載。効率よく飛ばせる要因となっている。
すべてのデータが理想的。だから誰が打っても楽に飛距離を伸ばせる
しっかりと球がつかまった打球音や、体への衝撃が少ないマイルドな打感。さらに落ち着いたグリーンのヘッドカラーも気に入ったようで、「オーソドックスな見た目で、所有感を満たすデザインも『使いたい!』と思うポイント。それでいてしっかりとやさしさがあるので、結果も出せますね」と、多くのゴルファーに薦められるヘッドだと話してくれた。

「持って満足、打ったらもっと満足!」(横田プロ)。それが新しいGBBだ
ミスしがちな3Wも、これなら誰にでも勧められる!
続いて試打を行ったのはフェアウェイウッド。3Wではその形状をポイントに挙げた。「ヘッドが大きく見えるから、やさしく感じます。シャローなヘッドでボールも拾いやすく、高さも出しやすい。データを見れば、十分すぎるくらいランが出ているので、3Wの距離が出にくいという人にも薦められます」と横田プロ。
14本の中で一番難しいという3Wは、いつもならアマチュアゴルファーに勧めず、4Wなどを検討するというが、球の拾いやすさ、ロースピンでランが出やすい飛距離データを見て「これなら勧められる」と、「グレートビッグバーサ」を高く評価した。

見た目はやや大きめでオーソドックス。だが内部構造の工夫で打ってみると驚くほどやさしい
そんな「グレートビッグバーサ」のフェアウェイウッドには、加工が難しいためにこれまであまり選ばなかったチタンをボディとフェースに採用。また、ドライバーと同じようにクラウンやソールにカーボンを使用したことで、設計の自由度がアップ。ヘッド内部に約50gのタングステンウェイト、ソール中央に約15gのステンレスウェイトを装着し、究極ともいえる低重心化を実現している。さらに「JAILBREAK」や「FLASHフェース」、振り切れるクラブ重量に仕上げたことも、爽快に振っていけるポイントだろう。
ウッド好きならさらに得意クラブに、苦手意識があった人もそれが軽減できる可能性を秘めたクラブだろう。

カーボンクラウンと計約65gのウェイトによって究極の低重心と高慣性モーメントを実現
とにかく飛ぶ! 安心感抜群の大きめユーティリティ
ユーティリティを手にした横田プロから出た第一声が「大きい!」だった。「大きくて安心感のあるヘッドサイズ。ユーティリティは、大きさがやさしさに直結するクラブだから、これならショートウッドのイメージでやさしく打てますよ」と横田プロ。ショートホールのティーショットやミドルのセカンドなど、ユーティリティの使用頻度の高いアマチュアにとっては、やさしさこそ優先したいものだという。
ボールを打つと横田プロも驚く数値が次々と飛び出した。「とにかく飛びますね。細かい数値も理想的なんですが、番手からイメージしていた飛距離よりも10〜15ヤードは前にいっています」と、データとクラブを見返しながら改めて「すごいクラブ」と評価する。

「使用頻度が高いアマチュアにはやさしさ、飛距離の両面からお勧めできるUT」と横田プロ
ユーティリティもフェアウェイウッドと同様、ボディとフェースにチタンを採用している。これにより約100gの余剰重量が生まれ、ソールとヘッド内部に再配置されたタングステンはなんと約78g。超低重心&高慣性モーメントを実現し、新たに採用したウッド型の「JAILBREAK」と「FLASHフェース」も相まって、低スピンで高初速のボールを生み出している。アイアンでは届かない、「乗ればゴルフがグッと楽なる距離」をやさしく狙うことができるだろう。

UTも超低重心で高慣性モーメント。横田プロの試打ではその効果が結果に見事に現れた
硬派なアイアン顔なのに打ち出し角はプラス1番手
ひと目見れば、タングステンが多く使われていることがわかる「グレートビッグバーサ」のアイアン。試打した横田プロの第一印象は「これユーティリティじゃない!?」のひと言だった。
「アイアンはボールをフェースに食いつかせてスピンで上げて、止めるって固定観念がありますが、これは楽に高さが出せるクラブ。球の高さ、重さでグリーンに止められる。想像していたよりも1番手は打ち出し角が高く、簡単に高さが出せます。弾道だけみればユーティリティですが、顔は硬派なアイアン。見た目と球の上がり方は、いい意味でギャップがあります」。

1W、FW、UTとその性能に驚き続けた横田プロ。アイアンでもまたまたビックリ
特筆すべきは、ボディとフェースにチタン素材を用いたこと。ボディには航空機のフレームにも使用される、軽比重ながら強度のあるハイグレードな「CP4チタン」、フェースには強度があり医療や航空・宇宙産業でも幅広く使われる「6-4 チタン」を採用。通常のスチールアイアンと比べると約96gもの余剰重量を生み出したという。

大きすぎず小さすぎないオーソドックスなヘッド形状にはすごい性能がひそめられている
チタン、カーボン、タングステン。最高峰の素材を最適な部分に惜しみなく使い、パフォーマンスを追求した「グレートビッグバーサ」。打ってみれば、その価値、違いに驚かされるはずだ。