ダフリ気味に入っても、バウンスがインパクトを揃えてくれる
驚異的な大ヒット作となった、ミズノとの共同開発で生まれた超ハイバウンスウェッジ「初代ザ・クラフト」。アプローチの入射角やインパクトロフトが安定せずダフリが多いアマチュアにとっては一般的に「ハイバウンス」と呼ばれる12～14度前後のバウンス角ではまだ足りず、「ザ・クラフト」の23度（ロフト58度）という超ハイバウンスが大きな助けとなったのだ。「ミスがミスにならない」という声はあっという間に広まり、「予備に」と複数本買い求めるお客様も多かったという。
その「ザ・クラフト」が今年、新たに「２代目ザ・クラフト」として生まれ変わった。前モデルの23度（ロフト58度）というバウンス角はすでに一般的なウェッジの２～３倍あったが、ニューモデルはそれをさらに上回る28度（ロフト58度）という超々ハイバウンスだ。
ミズノ「２代目ザ・クラフト」。バックフェースのデザインがシンプルになり、よりやさしく生まれ変わった
もちろんこれは、単にバウンスを増やせばいいということではなく、ゴルフ５プレステージでのフィッティングの結果をフィードバックして得られた見地に基づくものだと、フィッターの石関泰さんが教えてくれた。
「我々が理想と考えている33～35度前後のインパクトロフトを確保するためには、ロフトからバウンス角を引いた数値が30度前後になればいいという考えがこのハイバウンスの根拠です。入射角がバラついてインパクトが安定しないアマチュアでも、この大きなバウンスが地面に当たるときにディロフト（ロフトが立つ動き）が起こり、インパクトロフトがそろいます。打ってみると『ダフりたくてもダフれない』というくらいバウンスが効いてうまく打てるので、試打した方は本当にびっくりされます」（石関さん）
ゴルフ５プレステージ新宿店勤務の石関泰さん。豊富な商品知識と丁寧な接客で、お客さまからの支持を集める腕利きフィッターだ
接地した瞬間、ソールが滑りつつバウンス角に合う状態にロフトを立たせる動きが生じ、自然とインパクトロフトが揃うのでダフらず出球がそろう
大ヒット商品になったとはいえ、前モデルの開発段階ではまだこれほどの超ハイバウンスが受け入れられるか懐疑的な部分もあり、実験的な商品だった。そのため詰め切れなかった細部を「２代目ザ・クラフト」ではさらにこだわっているので、さらに使いやすく、やさしく生まれ変わった。「やさしさ」という部分を強調するためにも、ヘッドが前モデルよりも少し大きくなり、フェースプログレッションを抑えてややグースネックな形状に。フェースを開かなくても十分なバウンスがあるこの「２代目ザ・クラフト」なら、「グースネックはフェースを開きにくい」という人でも問題ない。
これによってメインターゲット層に人気の飛びキャビアイアンの下に入れても違和感がなく、流れがスムーズになった。S25Cの軟鉄鍛造ヘッドなので打感もソフトで、ライ角の調整も可能（プレステージではプラスマイナス４度）という点もユーザーフレンドリーだ。
ヘッドが大きくなりややグースネックになったことで飛び系アイアンとの相性がアップ
「前モデルはヘッドが少し重かった為、フィッティングの際に制約が大きかったのですが、『２代目ザ・クラフト』はヘッド重量が標準的になったのでお使いいただけるゴルファー層がかなり広がりました。シャフト次第では女性の方でもOK。ロフトは48度から60度まで２度刻みで７種類ご用意しています。バウンス角はロフト60度のモデルが30度で、そこからロフトが２度立つとバウンス角が２度減る設定になっています。ぜひご来店いただき、試打して超ハイバウンスの恩恵を実感してみてください」（石関さん）
＜「２代目ザ・クラフト」試打クラブ入荷・発売情報＞
・1月21日：一部店舗限定 先行試打クラブ入荷予定
（※ゴルフ５プレステージ、ゴルフ５フラッグシップストア新宿店限定）
・2月17日：一部店舗限定 先行発売予定
（※ゴルフ５プレステージ、ゴルフ５フラッグシップストア新宿店限定）
・2月23日：ゴルフ５全店 試打クラブ入荷予定
・3月17日：ゴルフ５全店 発売予定
