30度を超える酷暑のなかスタートした米女子ツアーシーズン第2戦ホンダLPGAタイランド。前週サウジでおこなわれた欧州ツアーでもベスト10入り(8位)している畑岡奈紗が首位タイと絶好の滑り出しを見せた。期待の渋野日向子、そして昨年の全米女子アマチャンピオン馬場咲希の戦いぶりは?

およそ1カ月前に開催された開幕戦ヒルトン・グランド・バケーション・トーナメント・オブ・チャンピオンズでも単独5位の好成績を残している畑岡。この日は前半から3連続バーディを奪って波に乗るとバック9では15番から4連続バーディでリーダーボードを駆け上がり、昨季3勝のジェニファー・クプチョらとトップの座を分け合った。

「ショットが良かったしパッティングもとても良かったです。でもまだ初日が終わったばかり。グリーン周りが難しいチャレンジングなコースなので残り3日、いま取り組んでいることに集中してベストを尽くしたいです」(畑岡)

画像: ホンダLPGAタイランド初日の渋野日向子

ホンダLPGAタイランド初日の渋野日向子

今回が畑岡にとってホンダLPGAタイランド5回目の挑戦だがベストフィニッシュは昨年の12位タイとまだベスト10入りはない。憧れの先輩・宮里藍が13年前優勝を飾っている大会で畑岡が日本人2人目のチャンピオンとなるか? もし優勝なら米ツアー7シーズン目にして7勝目となる。

画像: 大会初日ホールアウト後のイベントで、地元のジュニアたちと岩井明愛・千怜らが親交を深めた

大会初日ホールアウト後のイベントで、地元のジュニアたちと岩井明愛・千怜らが親交を深めた

いっぽう今大会がシーズン初戦となる渋野日向子は4バーディ、2ボギーの2アンダー70で回り38位タイからのスタート。37パットを費やしたグリーン上でのプレーは修正の余地があるが「悔しい面もありましたけれど2アンダーだから良かったです」と笑顔で語り「明日からは悔いのないゴルフがしたい」と前を向いた。

また全米女子アマチャンピオンの馬場も健闘。10番スタートの前半はパープレーが続いたが、折り返し直後の1番パー5で持ち前の飛距離を活かしイーグル奪取に成功。最終ホールもバーディで締め3アンダー69をマーク。28位タイとまずまずのポジションを確保した。

そのほかの日本勢は笹生優花が5アンダー67で9位タイ。渋野と同期、米ツアー本格参戦2年目のシーズンを迎えた古江彩佳が1アンダー71、48位タイ。

主催者推薦で出場の岩井姉妹は姉・明愛が古江と同じ48位タイにつけたが、妹の千怜は2オーバー74で出場72人中70位タイと出遅れた。

写真/姉﨑正

※2023年2月28日10時に本文記事、一部修正いたしました。

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