今年の注目ドライバーといえば、キャロウェイゴルフの「PARADYM」(パラダイム)といっていいだろう。1月の登場から半年経ってどのモデルが売れているのか? ここにきて勢いがあるのはなんと「X」だった!?

2023年も飛距離自慢のドライバーが数多く登場! 魅力的な性能に心惹かれ、すぐに購入したというゴルファーも少なくはないだろう。夏のボーナスで購入しようというゴルファーにとっては、契約プロの活躍や現在の人気、すでに買って使った人の口コミなどが気になるところだ。

今年登場したドライバーの中で一番の注目といえばなんといってもキャロウェイの「PARADYM」。モデルはスタンダードモデルとなる「PARADYM」、「♢♢♢(トリプルダイヤ)」、「X」に「MAX FAST」の4種類、そして近頃「ツアーバージョン」と「♢♢♢S」の2種類も加わった。

果たして、いまどのモデルが人気なのだろうか? 調査してみた。

まずは東京都内、日本最大級のショップとして東京・新宿にオープンした「アルペンTOKYO」、そこにある「ゴルフ5 フラッグシップストア 新宿店」に足を運んだ。

「発売当初は前のモデルでは限定モデルであった『♢♢♢』が最初からラインナップされていることと、発売前の事前情報と海外のプロの使用状況から『♢♢♢』が人気でした。いまもまずは『♢♢♢打たせてよ』と来るお客様が多いのですが、ここにきて『パラダイムX』の人気が高くなっています」というのはクラフトマンでプロインストラクターの大平譲さん。

画像: つかまりのいい「PARADYM X」の人気が上がっていると大平さん。中上級者の支持も高くなっているという

つかまりのいい「PARADYM X」の人気が上がっていると大平さん。中上級者の支持も高くなっているという

「つかまりがいい、顔がいい、すわりがいい、音がいい、悪いところがない。とくにうちは初級者から中級者、そして若いお客さんも多いので『X』が売れますね。まずはスタンダードの『PARADYM』を試打して、つかまらなければ『X 』。スライサー特有のヒールヒットに強いのも選ばれる理由だと思います」(大平さん)

球のつかまりはいいのにフェースは左を向いていない、というところも中上級者に人気のポイントだとか。

「最初に『♢♢♢』を買って、ちょっと無理して買ってみたものの、つかまえきれずやっぱり……と『X』に買い替える人もいます。他社のドローバイアスのドライバーを買って、それでもボールがつかまり切れないと乗り換える方もいらっしゃいますよ」(大平さん)

ただつかまるだけのドライバーならほかにもあるはずだが「PARADYM X」が人気なのはこのドライバーがもつ飛距離性能。

「やさしい、つかまるクラブっていうと飛ぶイメージがしないという人も多いかと思います。でも『PARADYM X』はスピンが少なめなので飛ぶんですね。そしてミスに強い。女性で振れる方にも長めで軽量シャフトをつけてオススメしています。上級者ならつかまるクラブでフェードを打っていくタイプにもハマりますね」(大平さん)

つかまったボールが打てるだけでなく飛ぶ、これがいまの「PARADYM X」人気の秘密のようだ。

では本家本元、メーカーのオフィシャルフィッティングの現場ではどうなのだろう?

画像: 東京は港区白金にあるキャロウェイゴルフ本社のフィッティングスタジオでの人気は?

東京は港区白金にあるキャロウェイゴルフ本社のフィッティングスタジオでの人気は?

キャロウェイゴルフ本社のパフォーマンスセンターで話を聞いた。

「1月の発売からいままでの状況ですが、4モデルあるので半分とまではいきませんが、『スタンダード』より多く、『トリプルダイヤ』よりも多い、という割合になっています」というのは、キャロウェイゴルフ フィッティングセクション マネージャーの中島淳氏。

本社のフィッティングに足を運ぶ人だから、プロの使用率が高い「♢♢♢」が多いと思いきや、ここでも「PARADYM X」の割合が高いというのだ!

「前作のつかまり系『ローグST MAX D』は極端につかまるモデルでしたが「パラダイム X」はほどよいつかまり具合になっています。重心が深くて、スイートエリアは大きく、打点のブレにも強い。スライスめに当たったとしてもスピンがほどよく飛距離ロスが少ない、飛ぶんです」(中島氏)

画像: オフィシャルのフィッティングではどのモデルが人気なのか? 現在の状況をフィッティングセクション マネージャーの中島淳氏に聞いた

オフィシャルのフィッティングではどのモデルが人気なのか? 現在の状況をフィッティングセクション マネージャーの中島淳氏に聞いた

いまもスライスに悩む人は多いですが、昔と違ってアウトサイドインのスウィング軌道が原因ではなく、フェースをインパクトでスクエアに戻すことができないため右に曲がっている人が多いんです、という中島氏。とくにそんな人が『PARADYM X』を使えばボールをしっかりととらえ、さきほどのスピン性能もあり大きく飛距離アップするという。

「レベルに振れる上級者にもいいと思いますよ、強い球で飛ばせる。よく『♢♢♢』がつかまりすぎないモデルでスタンダードの『PARADYM』がシリーズの真ん中、『X』がいちばんつかまるモデル、と考えられがちです。ヘッドが4種類あることを忘れられてしまう、一番つかまるところに『MAX FAST』があることを忘れられてしまうんです(笑)。ですから『PARADYM』の中では『X』が真ん中のモデル、じつはほどよいつかまりをもった中心のモデル。それが最近やっと浸透してきてくれたかな、と思いますね」(中島氏)

画像: ほどよいつかまりをもった「PARADYM X」がシリーズの真ん中のモデル。それに気づいたゴルファーから票を集めている

ほどよいつかまりをもった「PARADYM X」がシリーズの真ん中のモデル。それに気づいたゴルファーから票を集めている

「PARADYM X」がこのシリーズの真ん中のクラブ……。この事実を早くから分析していた2人がいる。人気You Tubeチャンネル「 試打ラボしだるTV」の2人、ゴルフトレンドウォッチャーの児山和弘氏と令和の試打職人・石井良介プロだ。2人にも話を聞いた。

石井「『PARADYM X』はインパクトでしっかりと当たった感じがよくて、大きめのヘッドからくるイメージよりはつかまるな、というのが第一印象でした」

児山 「当然、『PARADYM』のスタンダードモデルよりつかまる。スタンダードのペリメーターウエイトをドローにしてもダメだったという人でも『X』ならボールがつかまると思うよ」

石井 「構えて見るとフェースがスクエアに見えて、見た目から「つかまる」っていうヘッドではないから多くの人が使えると思います」

児山 「『スタンダード』がシリーズの中ではニュートラルと言われるけど、じつはコレつかまりを抑えてあるモデル。だから『スタンダード』はドライバー、FW、UTまでじつは、ボールがつかまりやすいモデルではないのよね」

石井 「そうですね、『スタンダード』はサッと構えてパンッと打つとボールが右に出る。いっぽう『X』はつかまった球で真っすぐ飛ぶ。そういった意味でも『X』が普通のゴルファーがイメージする真ん中のモデルじゃないでしょうかね」

児山 「つかまり感のあるやさしいヘッド、それでいて初速性能が高いのがポイントかな。ヘッドが大きく見えて安心感があって、曲がりが少なくてつかまる、といったところでしょうか」

石井「ヘッドスピードが速いけど、全然ボールがつかまらないという人にも重ためのシャフトを装着すれば対応できますよ」

画像: 人気You Tubeチャンネル「 試打ラボしだるTV」の児山氏(写真左)と石井プロ。2人は「PARADYM」のモデル別の性能を違いをしっかりと分析して動画で伝えている

人気You Tubeチャンネル「 試打ラボしだるTV」の児山氏(写真左)と石井プロ。2人は「PARADYM」のモデル別の性能を違いをしっかりと分析して動画で伝えている

発売から半年が経っていま人気になっているのは「PARADYM X」だった。この「X」人気の秘密も合わせてレポートしてみたが、人気の理由がわかったのではないだろうか?

まだ今年のエースドライバーが見つかってないという人、これから見つけるという人は、まず「PARADYM X」から打ってみるのはどうだろう? きっと期待に応えてくれるはずだ。

キャロウェイ 「パラダイム」シリーズ公式サイト

キャロウェイ「パラダイム」シリーズ スペシャルサイトはこちら

This article is a sponsored article by
''.