全英オープン取材歴30年以上のベテランカメラマン、AN氏。現地ロイヤル・リバプールから、会場で気づいたことをレポートしてくれた。
画像: 会場では、男子、女子、オールジェンダーの3種類のトイレが用意されている

会場では、男子、女子、オールジェンダーの3種類のトイレが用意されている

第151回全英オープンの水曜日。最後の練習ラウンド日、明日から本戦です。

16日日曜朝に自宅を出てから、羽田空港ーフランクフルトを経由、そこから英国マンチェスター空港到着。空港隣接のホテルチェックイン時刻は現地時間で23時50分。

東京の事務所を出てからほぼ32時間の移動です。ウクライナ戦争の影響で大幅に移動時間が増えました。

翌月曜朝、車を借りてロイヤル・リバプール入り。

まずはプレス受付で取材撮影のレジストレーションをします。おおむね例年通りですが、カメラマンにとって、驚くべき変更がありました。私が初めて全英オープンに来た1989年時より以前からのルールで、カメラ1台1台に名刺大のタグを付けて、登録カメラ認定をする事が長年の伝統、全英オープンならではのスタイルでした。

画像: カメラ登録も、名刺大のタグからステッカーにチェンジされた

カメラ登録も、名刺大のタグからステッカーにチェンジされた

しかし、今回はマスターズトーナメント同様にステッカーになったのです。これは驚きです。正直な話、昨年までのタグは、風に煽られたりして、いささか邪魔だったのですが、まあそれも歴史と伝統・全英スタイルなので良しとしてました。昨年の150回セントアンドリュース大会を無事終えて、区切りよく変えたのでしょうか。

また、コース内にオールジェンダーのトイレが設けられてます。。私の記憶では世界中の試合で初めてみました。(もっともアメリカのトーナメントでは、たいがい男女の別なく個室トイレが数十室固まって設営されてますが)。

2019年ロイヤルポートラッシュ大会以降舵を切った脱プラスチックの試みは堅調で、コース内の販売物にペットボトルを見ることもありません。

男子・女子・オールジェンダーの3種類のトイレが用意されてたり、脱プラスチックだったり。最古のメジャーは、時代をリードする大会を目指しているようです。

画像: ペットボトルの販売などはなく、マイボトルに飲み物を補充!

ペットボトルの販売などはなく、マイボトルに飲み物を補充!

PHOTO/Tadashi Anezaki

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