つかまりすぎないきれいな顔の高機能ドライバー
オノフは従来から、「Aka」と「Kuro」の2ライン態勢で商品展開をしているが、「Kuro」はその上級者向けライン。といっても、「オノフKuro」はアスリート向けのハードモデルというよりも、顔や打感を重視した「玄人向け」という雰囲気が強いドライバーだ。
そのニューモデルが、「クロスバランステクノロジー」という可変ウェイトシステムを搭載した。プレステージ広尾店の鶴田慶一フィッターも、この利便性を高く評価している。

グローブライド「オノフKuro」。顔がよくてヘッドが重めのつかまりすぎないモデルで、最新モデルは「パワートレンチ」が2本から3本に増えて高初速化

ゴルフ5プレステージ広尾店勤務のフィッター鶴田慶一さん。クラブの知識が豊富で、適正スペックを即座に導き出すフィッティングには定評がある
ヘッドとグリップのウェイトで重心位置の調整が可能
「『クロスバランステクノロジー』は、グリップエンド1カ所とヘッド3カ所にウェイトビスがついていて、それらの重さを変えることによって振り心地を調節できるだけでなく、総重量のコントロールもできるんです。これはフィッターにとっては本当に便利なんです」(鶴田さん)

標準はトウ側3g、ヒール側5g、後方2g、グリップエンド7gだが、1~9、12gのウェイト(別売り)と交換して重量や重心位置を調節できる
以前、ヘッド重量を軽くするためにドライバーヘッドのウェイト外しが流行ったりもしたが、あのような加工はあくまでイレギュラーで、見栄えも悪いし調整の幅も小さい。
しかし「オノフKuro」はヘッド側のウェイトを軽くすることで、外観を損なわずに同様のチューニングができるし、逆にグリップエンドを重くしてカウンターバランスにすることもできる。
カウンターバランスは、ゼクシオなどでも採用されていてちょっとした流行りだが、「オノフKuro」ならグリップエンド側の重さや総重量まで含め、かなりの幅で緻密な調整ができるというわけだ。

グリップエンドに可変ウェイトがついているドライバーはめずらしい
「オノフ kuro」× 軽量「ラボスペック」で振り心地自在!
「実は、『オノフKuro』は軽いウェイトを選ぶことでヘッド重量を軽くしやすいので、軽量シャフトとの相性がいいという点が、私たちプレステージのフィッターにとって最大の魅力なんです。同じグローブライドの『ラボスペック』の30~40g台シャフトと組み合わせれば、ほかではできないような個性的なクラブが作れます。ただ軽くするだけではなく、シャフトやウェイト配置を工夫すれば、球筋や好みによって選択肢を多くご提案できるんです」(鶴田さん)

「ラボスペック」には、先調子系の「HASHIRI」と、手元調子系の「TATAKI」の2種類の超軽量モデルがある
ヘッドのトウ、ヒール、後方の3カ所のウェイトビスがあるということは、その組み合わせによって重心位置の調節もできる。
フェース開閉量の多いドローヒッターにおすすめなのは、ウェイトをグリップ9g、ヘッドはトウ6g、ヒール2g、後方4gとし、シャフトは「TATAKI30」というチョイス。引っかけを恐れずに思い切って球をつかまえにいける軽量セッティングだ。

トウとグリップエンドを重めにし、シャフトを「TATAKI30」にする組み合わせがドローヒッターにおすすめ
一方フェース開閉量の少ないフェードヒッターにおすすめなのは、ウェイトをグリップ3g、ヘッドはトウ2g、ヒール9g、後方4gとし、「HASHIRI30」のシャフトを装着するセッティング。

フェードヒッターにはヒールを重くしグリップエンドは軽く、シャフトは「HASHIRI30」がおすすめだ
これならばいままで選択肢の少なかったパワーのない人にも、カスタムの幅が広がる。これは軽量系セッティングの新境地と言えるかもしれない。
ゴルフ5プレステージでは豊富な試打クラブ・シャフトをご用意。経験豊富なフィッターが対応してくれるので気になった方はぜひチェックしていただきたい。
【ゴルフ5プレステージHP】