国内だけでなく海外のプロの間でも人気の高い「ミズノプロ」シリーズが2年ぶりにモデルチェンジ。3モデルとも世界特許を取得したミズノ独自の鍛造製法『グレインフローフォージド』で、フェースからネックまで一体成型。一体どんな進化を遂げたのか?週刊ゴルフダイジェストでお馴染みの勝又崇之プロが試打分析!
画像: 左からマッスルバックの「ミズノプロ241」、ハーフキャビディの「ミズノプロ243」、中空マッスルの「ミズノプロ245」

左からマッスルバックの「ミズノプロ241」、ハーフキャビディの「ミズノプロ243」、中空マッスルの「ミズノプロ245」

プロのフィードバックをもとに
打感を追求した「ミズノプロ241」

画像: ミズノプロ241 ◎7Iスペック/ロフト角34度、ライ角61.5度、長さ36.75インチ、重さ441g ◎ヘッド素材/マイルドスチールS25CM ◎試打シャフト/Dynamic Gold HT(S200) ◎6本セット(#5~PW)14万5200円、単品(#4)2万4200円

ミズノプロ241
◎7Iスペック/ロフト角34度、ライ角61.5度、長さ36.75インチ、重さ441g ◎ヘッド素材/マイルドスチールS25CM ◎試打シャフト/Dynamic Gold HT(S200) ◎6本セット(#5~PW)14万5200円、単品(#4)2万4200円

まずは軟鉄鍛造マッスルバック「ミズノプロ241」。「いかにも“ザ・ミズノ”という顔をしていて、誰もが“いい顔”と思うはず。ヘッドサイズはコンパクトですが、スイートスポットの裏側に厚みがあり、打感がさらに分厚くなった気がします。トップブレードもやや厚くなりましたが、構えてみるとそれを感じさせないシャープさがあって、球筋のイメージが出せます」と勝又プロ。

画像: 打点位置のバックフェース中央部が厚肉化され、芯を食ったときの打感がよりマイルドに

打点位置のバックフェース中央部が厚肉化され、芯を食ったときの打感がよりマイルドに

「左右に曲げるだけでなく、高く打つ、低く抑えるといった操作性も抜群。万人向けのやさしいモデルではありませんが、、何よりもこの顔と打感。とくに芯に当たったときの打感は何とも言えず気持ちいい。プロが好んで使うフラッグシップモデルだけのことはあります。いい意味で過去の名器と言われたMPシリーズのよさを受け継ぎ、さらに打感を追求したモデルと言えるでしょう」(勝又プロ)

打感、飛距離、操作性の
バランスがいい「ミズノプロ243」

画像: ミズノプロ243 ◎7Iスペック/ロフト角32度、ライ角61.5度、長さ36.75インチ、重さ431g ◎ヘッド素材/クロムモリブデン鋼SCM420(#4~7)、マイルドスチールS25CM(#8~GW) ◎試打シャフト/Dynamic Gold 120(S200) ◎6本セット(#5~PW)15万1800円、単品(#4)2万5300円

ミズノプロ243
◎7Iスペック/ロフト角32度、ライ角61.5度、長さ36.75インチ、重さ431g ◎ヘッド素材/クロムモリブデン鋼SCM420(#4~7)、マイルドスチールS25CM(#8~GW) ◎試打シャフト/Dynamic Gold 120(S200) ◎6本セット(#5~PW)15万1800円、単品(#4)2万5300円

ハーフキャビティの「ミズノプロ243」は4番~7番がクロムモリブデン鋼の鍛造、8番~PW、GWまでが軟鉄鍛造と、番手によって素材が異なる。「これもいい顔してますね。試打した7番アイアンはクロモリの鍛造ですが、打感は軟らかくボールを押しつぶす感じがあります。打ち比べなければ軟鉄と言われても気が付かないでしょう」

画像: 「241」にせまる打感を持ちながら、飛距離、操作性のバランスがよく、程よいやさしさも持つ

「241」にせまる打感を持ちながら、飛距離、操作性のバランスがよく、程よいやさしさも持つ

「『241』よりもブレード長が長くなり、安心感が加わりました。やや丸みを帯びたフォルムで程よいつかまり具合。操作性も高い。何よりも球が上がりやすく、オフセンターヒットにも強いやさしさがあります。『241』より半番手、約5ヤード飛びます。打感、飛距離、操作性のバランスがよく、『241』ほどシビアではないので、より多くの人が使えるでしょう」(勝又プロ)

飛距離が出て、スピンもしっかり
グリーンが狙える「ミズノプロ245」

画像: ミズノプロ245 ◎7Iスペック/ロフト角30度、ライ角61.5度、長さ36.75インチ、重さ418g ◎ヘッド素材/ステンレススチールSUS431+クロムモリブデン鋼SCM435+タングステン(#4~7)、ヘッド素材/ステンレススチールSUS431+クロムモリブデン鋼SCM435(#8)、ステンレススチールSUS431+マイルドスチールS25CM(#9~GW) ◎試打シャフト/Dynamic Gold 95(S200) ◎6本セット(#5~PW)15万1800円、単品(#4・GW)2万5300円

ミズノプロ245
◎7Iスペック/ロフト角30度、ライ角61.5度、長さ36.75インチ、重さ418g ◎ヘッド素材/ステンレススチールSUS431+クロムモリブデン鋼SCM435+タングステン(#4~7)、ヘッド素材/ステンレススチールSUS431+クロムモリブデン鋼SCM435(#8)、ステンレススチールSUS431+マイルドスチールS25CM(#9~GW) ◎試打シャフト/Dynamic Gold 95(S200) ◎6本セット(#5~PW)15万1800円、単品(#4・GW)2万5300円

中空マッスルの「ミズノプロ245」も番手によって素材が異なり、4番~8番がクロムモリブデン鋼の鍛造ボディ、9番~GWが軟鉄鍛造ボディとなっている。「パッと見は『241』とほぼ同じマッスルバック。打つと打感はさすがに『241』や『243』ほど軟らかいとは言えないが、しっかりとしたなかにもマイルドさがあって、とても中空構造とは思えない。中空と言えども、そこは“ミズノクオリティ”の打感です」

画像: 「241」と見た目は似ているが、飛距離性能とやさしさを持ち合わせる

「241」と見た目は似ているが、飛距離性能とやさしさを持ち合わせる

「球離れが速くボール初速も出て『241』より1番手ほど飛びます。それなのにスピンも十分に入り、内蔵されたタングステンの効果で重心が低く、深くなっているので、やさしく球が上がり、高さでグリーンを狙っていける。マッスルバックを使いたいけど難しいから、とあきらめていた人が使える、やさしく飛ばせるモデルです」(勝又プロ)

画像: 【青】ミズノプロ241 ●キャリー165.7Y ●飛距離172.0Y ●初速54.0m/s ●打ち出し角20.3度 ●スピン量5704rpm ●高さ34.1Y 【橙】ミズノプロ243 ●キャリー170.7Y ●飛距離176.8Y ●初速55.2m/s ●打ち出し角20.5度 ●スピン量5549rpm ●高さ36.5Y 【赤】ミズノプロ245 ●キャリー178.6Y ●飛距離185.0Y ●初速56.8m/s ●打ち出し角19.9度 ●スピン量5299rpm ●高さ38.5Y

【青】ミズノプロ241 ●キャリー165.7Y ●飛距離172.0Y ●初速54.0m/s ●打ち出し角20.3度 ●スピン量5704rpm ●高さ34.1Y
【橙】ミズノプロ243 ●キャリー170.7Y ●飛距離176.8Y ●初速55.2m/s ●打ち出し角20.5度 ●スピン量5549rpm ●高さ36.5Y
【赤】ミズノプロ245 ●キャリー178.6Y ●飛距離185.0Y ●初速56.8m/s ●打ち出し角19.9度 ●スピン量5299rpm ●高さ38.5Y

試打・解説/勝又崇之プロ

画像: 専修大学卒業後の08年プロテストでトップ合格。ギアへの造詣も深く、自らの試打データを弾道計測器並みの正確さで予測できる。現在は東京・上石神井の「GOLF PLACE」でレッスンを行う

専修大学卒業後の08年プロテストでトップ合格。ギアへの造詣も深く、自らの試打データを弾道計測器並みの正確さで予測できる。現在は東京・上石神井の「GOLF PLACE」でレッスンを行う

撮影/野村智也

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