「NX」の3代目は操作性と安定性を両立した先中調子
「SPEEDER NX BLACK」(フジクラ)

やさしくつかまって高弾道を実現してくれる走り系シャフト
つかまってスピンが入る!高弾道で飛距離アップ!
フジクラの「スピーダーエボリューション」シリーズの後継として2021年に誕生した「スピーダーNX」シリーズ。2022年の2代目「NXグリーン」とともに、女子プロツアーを中心に高い評価を獲得している。
そして今年の9月、3代目となる「スピーダーNXブラック」が登場。よりつかまる高弾道が期待できるという。
従来の2モデルが中調子だったのに対し、先中調子に変更。つかまる高弾道で人気だった初代「ブルー」よりもさらにつかまりやすさと上がりやすさが増しているが、先端剛性は高めてあるため、ヘッドの挙動は安定。フジクラ独自の設計技術「VTC(ヴァリアブルトルクコア)」とEI分布の最適化により、同系統の旧モデル「スピーダーエボリューション7」と比較しても、オフセンターヒット時の弾道のバラツキはかなり軽減されているという。
黒を基調とした精悍なコスメとは裏腹に、やさしくつかまる高弾道を演出。走り系の飛ばしを実感してほしい。
堀越プロの試打感想:「しなり戻りで『スピーダー』らしい走り感」

先調子系だけどタイミングが取りやすく高い安定性を実現
「50」のフレックス「S」で試打に臨んだ堀越プロ。
「2代目の『NX』は落ち着いた走りで、打感に厚みがある感じがしましたが、『ブラック』はそれより軽やか。つかまり具合も左に巻く感じではなく、高さが出しやすい。最近のヘッドはスピン量を抑えすぎる傾向があるから、適正量を確保するのにちょうどいいスピンの入り具合です」
1Kクロス搭載シリーズに“青”の系譜を継ぐ初の中調子モデルが登場
「TENSEI Pro Blue 1K」(三菱ケミカル)

テンセイシリーズ初の中調子で適正な打ち出し角とスピン量を生み出す
クセのない抜群の安定感で ヘッド性能を引き出す !
三菱ケミカルが独自開発した織目の緻密なカーボン素材「1Kクロス」を採用した「テンセイプロ1K」シリーズ。しなやかなフィーリングをもたらし、エネルギーロスを最小限に抑えてくれる。
2021年発売の第1弾の「ホワイト」は低弾道+低スピンによる直進性の高さでプロツアーの人気モデルに。2022年の第2弾「オレンジ」は、カウンターバランス設計で軽やかな振り心地を実現。いずれも元調子だったが、最新となる第3弾の「ブルー」はシリーズ初の中調子。全体的なしなりで、しなやかさを実感しやすく、適正な打ち出し角とスピン量を得られるという。
三菱ケミカルの初代「ディアマナ」シリーズから続く〝青〟の系譜を受け継いでおり、クセがなく、重量などのスペックさえ合えば多くのゴルファーにマッチし、あらゆるタイプのヘッド性能を素直に引き出してくれるだろう。
重量帯は50~80g台とバリエーションも豊富。新しい〝青〟の振り心地の進化を、ぜひ試してみてほしい。
堀越プロの試打感想:「打点がブレずミスヒットになりにくい」

クセがなくて振りやすい、多くのゴルファーが使いこなせる万能タイプ
「50」のフレックス「S」で試打に臨んだ堀越プロ。
「しなり方にクセがなく、ヘッドの挙動がわかりやすくて安定します。打点もブレにくく、振ったなりの弾道が出ます。少し芯を外した時のスピン量が極端に落ちず、維持できているように感じます。ミスの幅が減り、よりショットがまとまるイメージですね」
PGAツアーから襲来!ゴルファーの最大出力をヘッドに“リンク”する
「LIN-Q BLUE EX」(USTマミヤ)

飛距離性能に加えて方向性を重視した、ハードヒッター向けの叩けるシャフト
先端を締めた中元調子で 〝分厚いインパクト〟に
豊富なバリエーションを展開する「ATTAS」ブランドで人気のUSTマミヤが、PGAツアー向けに開発したのが「LIN–Q」。パワフルなツアープロをターゲットとしているため、飛距離性能に加えて方向性を重視した、叩けるシャフトに設計されている。
10月6日に発売となった「リンク ブルーEX」もターゲットはアスリート志向のゴルファーや、ハードヒッター。潜在能力を最大限に引き出せるよう、先端剛性を高めた中元調子で、スウィング中のエネルギーロスを軽減し、「押し感」の強いインパクトを可能にするという。
独自の技術「Qプライコアテクノロジー」を手元部に採用することで、切り返しでしなりつつもつぶれ感を排除。また全長には高強度・高弾性で超低重量の炭素繊維「トレカ®T1100G」を採用。ロートルク化とシャープな振り心地を実現。
さらに先端部には「トレカ® M40X」を配置し、分厚いインパクトを可能に。その結果、フィーリングを損なうことなくしっか叩けるシャフトとなっている。スペックは50g台のRから用意。まずは試してみてほしい。
堀越プロの試打感想:「振れば振るほど飛んで行く!」

ヘッドの位置がわかりやすくて、すごく振り切りやすい
「5S」で試打に臨んだ堀越プロ。
「50g台のSフレックスなのに、強く振ってもヘッドがブレたり、暴れたりする感じが全然ありません。ヘッドの位置がわかりやすく、振り切りやすい。HS41~42m/sでも使いこなせると思います。逆に、HS46~48m/sでも大丈夫。左を怖がらずに、バンバン叩いていけます。振れば振るほど飛ばせる感じです」
余分な挙動を抑制し振りやすさを追求した新感覚の元調子を提案
「BRIM」(デザインチューニング)

元調子でありながら爽快な走り感が味わえ、スムーズに振り抜ける
中間部を高剛性化して トウダウンを大幅に削減
元調子シャフトのフィーリングは粘り系。安定感はあるものの、飛ばしにつながる走り感が物足りないものは多い。
デザインチューニングの新モデル「ブライム」は、中間部の高剛性化を主とした設計の元調子。ダウンでの縦ブレ挙動、いわゆるトウダウン現象を大幅に抑制したことで、インパクトエリアで空気を切り裂くような一定方向へのしなり戻りを実現。スムーズな振り抜きやすさと爽快な走り感を演出してくれる。
重量、フレックス値を微妙に変化させ、それぞれのターゲット層に合わせて手元の剛性を最適化。フレックスが硬くなるにつれて、より早い切り返しに対応しながら、常に安定したスウィングの再現を可能にしてくれるという。
また、高弾性繊維による高剛性設計なので、インパクト時の巻き込み挙動を大幅に低減。左へのミス、吹き上がりを抑えて強弾道を生み出してくれる。
カラーは3色から選べるからデザインコーディネートも可能だ。
堀越プロの試打感想:「しっかりしているのにしなり感もあり、振りやすい」

しっかりとインパクトで押してくれ、中調子系が好みでも違和感なく使える
「50」のフレックス「S」で試打に臨んだ堀越プロ。
「バット側がやや太く、ワッグルではかなりしっかりした感じですが、振ってみるとしなりを感じやすい。切り返しでタメがグッと深くなる感じで、叩くイメージになりますが、ヘッドが走って振り抜きはスムーズ。左にミスする感じはしませんね。ドローもフェードも曲がりすぎず、打ちやすいです」
プレミアムスペックの更なる進化
「Basileus αⅡ」(バシレウス)

先調子でありながら低トルクで暴れ感がなく、ブレずにヘッドが走る
手元の挙動は安定しつつ、先端は爆発的な疾走感
スウィンガータイプのゴルファーは、鋭いヘッドの走りを感じて飛ばしたい。滑らかなダウンの加速にプラスアルファの走りを加えるのは、先調子が生むしなり戻りの速さだが、これはともすれば挙動の暴れ感、弾道のブレにもつながりやすい。
9月にデザインをリニューアルした「バシレウスαⅡ」は、最適な素材配置により、先調子ながら低トルクとブレない走りを実現。50、60g台はピッチ系超高弾性80t炭素繊維+PAN系40t、さらに先端部に超高弾性70tクロスシートを採用。軽量化と低トルクを両立した40g台モデルは超高弾性80tハイブリッドシートやPAN系50tシートを採用することで、硬度と強度のバランスを最適化。スペックに応じたベース材料使用設計で、最適なラインナップを実現している。
手元から中間までの高い剛性感、中間から先にのみ発生する爆発的な疾走感は、飛距離アップを目指すハードスウィンガーの期待に、必ずや応えてくれるはずだ。
堀越プロの試打感想:「しなり戻りが速いのに左が怖くない」

ヘッドがきっちりと戻ってくるのに返りすぎないから左が怖くない
「50S」で試打に臨んだ堀越プロ。
「切り返しでしなりを感じやすいわりに、手元がしっかりしています。強く振ってもきっちりヘッドが戻ってきますが、返りすぎる動きはありませんね。左に巻き込まず、高弾道が楽に出る感じです。手首でタメて叩こうとすると右に出るので、ボディターンで左に振り抜くイメージが合います」
“落下角”に注目!弾道頂点を上げると狙って止められる
「TRAVIL」(フジクラ)

重量は80g台〜120gを展開。スチールより軽くてもしっかり感がある
ダウンのしなり戻りを緻密にコントロール
モデル名の「TRAVIL」とは、「TOURRATED(ツアーで評価された証明)」と「ABILITY(能力・性能・才能)」を組み合わせ、「VICTORY(勝利)」の「V」をプラスした造語。
メタルコンポジットのカーボンシャフト「MCI」で高い評価を得たフジクラが、プロツアーのフィードバックを受け、ツアー選手の能力を引き出すためのアイアン用シャフト開発に着手。そして生まれたのが「トラヴィル」だ。
着目したのは「落下角」。ツアー仕様の硬いグリーンでも上から狙って止められるよう、長い番手でも弾道頂点を高めて「落下角」を大きくできるシャフトの挙動を求めたのだ。
シャフト全体にラバー、先端にメタルをコンポジットすることで、スチールシャフトと同等のクラブバランス感、振り心地を実現しつつ、しなり戻りの挙動をコントロール。先端剛性を高めながら、滑らかなEI分布設計でシャフトの粘り感、ソフトな打感の獲得にも成功。ヘッドの操作性もアップしたという。
堀越プロの試打感想:「1番手分高く上がり飛距離も出る」

つかまりすぎがなく十分な高さが出てくれるアスリート向けアイアンシャフト
「95」のSフレックスを装着した7番アイアンで試打に臨んだ堀越プロ。
「ややストロングロフトでも、高く上がっていく。すごくしっかりしていてつかまりすぎる感じはありません。弾道の頂点からは緩やかに落ちる感じで、確かに止まりそう。弾道が高くなった分、飛距離も5ヤードくらいは伸びている。今どきのちょい飛び系のアイアンとも相性が良さそうです」
※使用ドライバーは、テーラーメイド「ステルス2」(ロフト10.5度)、キャロウェイ「パラダイム」(ロフト9度)。アイアンは「ミズノプロ 225」(7番)を使用。ボールはすべてツアー系のコースボールを使用。
