個性的な2段階のソールを持つフォーティーン『DJ‐6』ウェッジ。このソールの効果によりグリーン周りでのザックリを未然に防ぐという。それが本当なら多くのゴルファーを救う“夢のウェッジ”なのだが…。そのリアルな性能は? そしてダフリに強い理由は? プロの試打を交えて検証した。

ソール以外はオーソドックス。上級者でも違和感なく使える

われわれに深いダメージを与えるグリーン周りでの大ミス。ある意味、ドライバーのOBよりもその後のプレーに大きな影響を与えるコワ~いミスだ。クラブを打ち込みすぎて刃が刺さってザックリ、あるいはそれを警戒してしゃくり上げてしまい、手前にソールが落ちてダフったりトップしたり……。あぁ、想像するだけであの何とも言えないイヤな感触が蘇ってくる。

そんなミスを解消してくれると噂になっているのがフォーティーンの『DJ‐6』ウェッジだ。「グランドキャニオンソール」という2段に分かれた形状がなんとも特徴的で、ここにザックリを防ぐ秘密があるという。

画像: DJ‐6の特徴は「グランドキャニオンソール」。リーディングエッジ(刃)に近い側が「バンパーソール」、溝を挟んだ後方が「キャニオンバンス」。この2段のソールがザックリを防ぐ

DJ‐6の特徴は「グランドキャニオンソール」。リーディングエッジ(刃)に近い側が「バンパーソール」、溝を挟んだ後方が「キャニオンバンス」。この2段のソールがザックリを防ぐ

実はこのソール形状のウェッジ自体は以前にも存在した。かつて片山晋呉プロが投入していたこともあるが、その時はソールの真ん中部分を彫刻刀で削ったような非常にシンプルなものだった。しかし『DJ‐6』の場合は、ご覧のように前後でソールの幅が違い、それぞれがバウンス角を持っている、ここがポイントだ。

インパクトではまず前方の幅の狭いソール(バンパーソール)が適度に地面に入る。次に後方の幅広ソール(キャニオンバンス)が地面に当たることで、それ以上潜らせない。結果的に高いバウンス効果を発揮し、ザックリを防ぐ、これがダフりにくくなる理由だ。

画像: ❶バンパーソールが地面に“適度に”入る。❷キャニオンバンスがしっかりと地面に当たることで深く潜らない。❸バウンス効果によってヘッドが前へと動きボールを押し出す

❶バンパーソールが地面に“適度に”入る。❷キャニオンバンスがしっかりと地面に当たることで深く潜らない。❸バウンス効果によってヘッドが前へと動きボールを押し出す

このソールの幅の違いやそれぞれのバウンス角は、長年ウェッジを研究し続けてきたフォーティーンならではの経験値から導き出されている。

バンパーソールを地面に入れていっても刺さりすぎない。このソールを生かすには、払い打つよりも少し上から打ち込んでいくほうが、より効果を実感できる。
上から入れてもダフらず抜ける。この成功体験が積み重なれば、自ずと打ち方も良くなっていくはずだ。アベレージゴルファーに限らず、アプローチが怖い上級者が苦手意識を払拭するのにも最適なウェッジ、そんなリハビリ的なクラブとしても役割も果たしてくれる。

画像: ヘッドはセミラージサイズ。若干のグースネックで球の拾いやすさ、やさしさを醸す。トップブレードが厚めの逆テーパーブレードで重心位置を最適化

ヘッドはセミラージサイズ。若干のグースネックで球の拾いやすさ、やさしさを醸す。トップブレードが厚めの逆テーパーブレードで重心位置を最適化

プロも初めての感触!「ソールが滑るこの感じ、ほかのウェッジでは味わえない」

というのが『DJ‐6』がダフリにくい理屈の部分。では「論より証拠」ということで、グリーン周りのよくある5つの状況でテスト。試打した内海プロも「ザックリを解消する性能は想像以上」と舌を巻いた。

画像: 試打/内海大祐プロ。個々に合ったわかりやすいレッスンに定評がある。数々の試打を経験していてギアにも精通する。オールデイゴルフ所属

試打/内海大祐プロ。個々に合ったわかりやすいレッスンに定評がある。数々の試打を経験していてギアにも精通する。オールデイゴルフ所属

【CASE1 花道】

画像1: プロも初めての感触!「ソールが滑るこの感じ、ほかのウェッジでは味わえない」

1球目からソールがきれいに滑る感覚がありました。あえてわざとダフるように刃から刺しにいっても刺さらず抜ける。これには驚きました。女性やシニアで握力が弱い人は、ボールの手前にヘッドが落ちやすいですが、それでも滑ってくれる。対応力に優れたウェッジです

【CASE2 ラフ】

画像2: プロも初めての感触!「ソールが滑るこの感じ、ほかのウェッジでは味わえない」

ラフではボールの下をくぐるようなミスもありますが、適度にバウンスが利いてボールをしっかり運べます。ここでは上から打ち込む必要はなくヘッドの重さで“ドン”と落としてあげればいい。フワッと草の中から浮き上がりボールの重さで止まる球が打てます。非常にラクです

【CASE3 バンカー】

画像3: プロも初めての感触!「ソールが滑るこの感じ、ほかのウェッジでは味わえない」

ソールの滑りがとてもいいですね。打ち込みにいっても刺さりすぎないし、緩やかに入っても跳ねづらい。ソフトなバンカーでも締まった硬いバンカーでもOK。滑ることが確定しているので、「絶対に出る」成功体験を積めば、バンカーに自信が持てて、寄る確率も上がるでしょう。

【CASE4 砂混じりのライ】

画像4: プロも初めての感触!「ソールが滑るこの感じ、ほかのウェッジでは味わえない」

バンカーのようにエクスプロージョンで打つか迷う状況ですが、ここはあえてアプローチの打ち方で。花道よりは多少シビアさは出ますが、それでもまったく飛ばずに“すぐそこ”みたいなミスは皆無。ダフっても一定距離は飛んでくれるので、次はパターで行ける。これって結構大事です。

【CASE5 残り80Yのフェアウェイ】

画像5: プロも初めての感触!「ソールが滑るこの感じ、ほかのウェッジでは味わえない」
画像6: プロも初めての感触!「ソールが滑るこの感じ、ほかのウェッジでは味わえない」

フルショットでもソールの滑り、抜けを体感できます。この距離ではソールと地面がビタッと当たるような感覚で、ヘッドが真っすぐ抜けていく。四角いターフ跡がその証拠。ダフりにくさだけじゃなくヘッドが抜ける方向まで補正してくれる、そんな感覚です。

すべての状況から打ち、改めて『DJ‐6』のミスのしにくさに驚いたという内海プロ。
「アマチュアの人で多いのは、ボールのすぐ後ろに刃を入れようとして地面に刺さるミス。あえてその打ち方をやってみましたが、ヘッドが深く潜らずに前へと滑ってくれる。他のウェッジではありえないリアクションですね。バンカーにも強いです。スクエアに構えてアプローチのように打ってもちゃんと出る。刺さらないし跳ねないので、砂の量が多くても少なくても対応できると思います。見た目がいかにも“お助けウェッジ”という感じでなく、スタイリッシュなのもいいですね」

画像: 「この段差、想像以上に効きます!」(内海プロ)

「この段差、想像以上に効きます!」(内海プロ)

これから芝が薄くなり、グリーン周りでのザックリが増える時期を迎える。例年ならばスコアが出にくいが、『DJ‐6』を使うことで冬ゴルフでもアプローチに自信を失わず、好スコアを狙っていける。そんな期待を抱かせてくれるウェッジだ。

フォーティーン公式サイト

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