プロゴルファーやジュニアゴルファーをはじめさまざまなスポーツ選手のメンタルアドバイザーを務める丹波幸一氏。元プロ野球の審判という異色の経歴を持つティーチングプロ、丹波氏がゴルファーに役立つ”心の操作法“を連載形式で語っていく。第8回のテーマは「自分自身を知ることの大切さ」だ。
画像: 自分の心をコントロールするには、まず自分自身を知ることが大切だ、と丹波氏は語る(写真はイメージ)

自分の心をコントロールするには、まず自分自身を知ることが大切だ、と丹波氏は語る(写真はイメージ)

本当の自分を知ってみよう

・あなたは本当の自分に出会ったことがありますか?
・あなたは自分自身を理解していますか?

ゴルフは自分自身をコントロールできるかどうかが、かなり重要視される"心のスポーツ"です。自分を知れば、必ずゴルフにも活かせます。でも自分を知らない人がかなり多いのではないでしょうか? 私も長い間、自分自身を知っているようで、理解できていなかったうちの一人でした。自分を知ることができた今では、人間関係やセルフコントロールも楽になり、逆にどれだけ今までのゴルフ人生で損をしてきたかに気付かされました。

ゴルフは個人競技と言われながら、実は人間関係がかなり含まれる特殊なスポーツです。セルフコントロール、キャディさんとの相性、コーチやトレーナーとの関係、スポンサーとの人間関係、ファンとのコミュニケーション、学生さんなら監督や先輩後輩のチームメイトとの関係、親子関係など、人間関係が大きく影響しているはずです。

今までこの人間関係をどのように対応されていましたか? 世の中には自分を知る方法として、いろいろな診断方法が紹介されています。質問形式に答えていく診断方法や、占い系の診断方法、血液型診断など、実際にやってみられた方も多いと思います。

これらをただ診断してみて、面白いかどうか、当たっているかどうかで片付けていませんか? どうせやるなら、このような診断結果を利用される側から、利用する側に回ってみませんか?

いろいろ勉強していると、世の中の成功者は統計学を利用して成功されている方が沢山いたり、マーケディングや広告宣伝なども統計学が利用されていることを知り、ゴルフや人間関係でも活かされれば、たくさんの方のお役に立てると思いました。

「個性心理學」ではあなたはどのタイプ?

私が認定講師、認定カウンセラーを務める「個性心理學」では、人間の個性を3分類、12匹の動物キャラ、さらにその12匹の動物キャラを60分類のキャラクターに細分化し体系化しています。これを私がゴルフでどのように活用していくのかを落とし込んでいます。

なぜ自分はこうなんだろう? ということが手に取るようにわかるゴルファーのトリセツになっています。調べ方は簡単で、生年月日から導きますが、自分だけでなく相手も調べることができます。 ネット上でも「個性心理學」と検索していただければ、無料で簡単な診断は可能です。一度お試しください!

なぜ生年月日で性格がわかるの? と、私も疑う中の一人でした。世の中の全ての占いや統計学は四柱推命が基準となっていて、人間は生まれた日の月と地球と太陽の位置関係によって性格も宿命も、その人の運気までもプログラムされてしまいます。運気なんて偶然と思っている方も多いかも知れませんが、実は統計学上人間の運気はグラフ化されます。詳しい説明は割愛しますが、バースデーサイエンスを利用すると、ゴルフ人生においてもメリットばかりなのでお伝えさせていただきます。

まずゴルファーは3つに分類される!?

まずゴルファーは3分類に分かれます。月(MOON)、地球(EARTH)、太陽(SUN)ですが、ゴルファーの人間関係性に大きく関わる部分になります。

月(MOON)は“いい人”チームと言われていて、人格者を目指します。月(MOON)は総人口の35%を占めています。月(MOON)の特徴は、相手の人柄が全てです。人生観として、他人と競争するのを嫌い、楽しく和気あいあいとゴルフをしたいタイプになります。

大切にしたいものは、愛情、友情、使命感で、形のないものになります。相手軸の人間なので、相手の評価や相手の意見を先に聞く人柄です。

思考回路は話が長い傾向にあり、起→承→転→結で話すので、結論を伝えるまでに時間を要します。 会議やZOOMミーティング、ショップでの商品説明や話しが長かったり、無駄な会話が多いタイプは、この月(MOON)かもしれませんね。

地球(EARTH)は“しっかり者”チームと言われていて、財産家を目指します。地球(EARTH)は総人口の40%を占め、数字を競うゴルファー人口の割合は地球がより多いと言われています。地球(EARTH)の特徴が、数字が全てということもあり、数字を競うことが好きな地球(EARTH)が多いのも納得です。人生観としては、自分のペースで自立して生きたい自分軸人間です。

大切にしたいものは、結果、数字、お金で、全てが形のあるものになります。自分軸ということもあり、自分の気持ちを優先し、納得しないと動かないタイプになります。

思考回路は結論を先に知りたいため、結→起→承→転の順番になります。先に結論を急ぐのは、現実的で無駄を嫌うからです。常に効率と生産性を考慮する実質主義です。常に時間通りで、予定通りに事を運ばせたいのは地球(EARTH)かもしれませんね。

太陽(SUN)チームは"天才”チームと言われていて成功者を目指します。太陽(SUN)は総人口の25%しかいません。 

太陽(SUN)の人生観は、枠にはめられずに自由に生きたい自分軸人間です。大切にしたいものは、権威、権力、組織と、箔がつくものになります。地球(EARTH)と同じ自分軸で、その日の自分の気分を優先するタイプになります。

思考回路は転→結→転→結→転→転というふうに、話がコロコロと変わってしまいます。感情で生きているので、長い話や論理的な話は苦手です。 

束縛を嫌い、いつも自由に自分の気分と願望を大切にします。世界に通用するインターナショナル的な雰囲気があるのは太陽(SUN)かもしれませんね。

月と地球と太陽の3分類だけで、ゴルファーを観察するのも面白いです。次回はいろいろな実例を挙げて3分類の活用方法をお伝えします。

※2023年12月11日13時、一部文章を修正しました。

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