多くのモデルがショップに並ぶゴルフのグローブ。自分に合うグローブの選び方をギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人に聞いてみた。
画像: 自分にぴったり合うグローブを選ぶには?(写真はイメージ)

自分にぴったり合うグローブを選ぶには?(写真はイメージ)

試着して、よりフィットするものを選びたい

クラブフィッター小倉です。今回は、こだわる人はとことんこだわるグローブのお話です。ゴルフのグローブは、右打ちなら左手に、左打ちなら右手に、と片手だけにはめるのが一般的です。

なぜ片手だけになったのかは諸説ありますが、明確な理由はわかっていません。個人的には、クラブを支える側の手にだけはめていれば、十分機能するからだ、と考えています。

ゴルフのグローブの主な役割は、スウィング中にクラブが手の中で動かないようにするため。それと手のひらの保護です。最近のグリップは滑りにくい高性能なモデルが多いので、グローブなしでも十分スウィングできます。しかしグローブをしないと、グリップとの摩擦で皮がむけたり、タコができやすくなります。手のひらがやわらかい方は、両方の手にグローブをはめたほうがよいでしょう。

ゴルフグローブは、主に2種類に分けられます。天然皮革を使用したものと、合成皮革を使用したものです。天然皮革のモデルは、主に羊の革を使って作られており、しっとりしたフィットする感触と、高いグリップ力が魅力です。そのぶん価格は高めで、長く使うにはある程度のメンテナンスが必要です。

合成皮革のモデルは、伸縮素材と組み合わせることで、動かしやすさや、デザインの自由度が高いといった部分が魅力。価格もリーズナブルなものから、機能性を追求した高めのものまで幅広く用意されています。

グローブは消耗品ですので、穴が開いてしまったり、擦り切れてしまい、滑るようになってしまったら交換しましょう。グローブを長持ちさせる秘訣ですが、天然皮革は、乾燥させないようにすること。使用後は、手にはめたまま水洗いした後に、水気をとって陰干しします。乾いたら、手にはめて、開いたり閉じたりして伸ばします。革本来の持つ油が少なくなってきたら、ハンドクリームを少量ぬりましょう。保管時は、手形にはめておくと縮みにくくなりますね。合成皮革は、特に手入れは必要ありませんが、汚れた場合は、中性洗剤で軽く洗い、水気をとって陰干ししましょう。

選び方に関しては、好みで問題ありません。フィーリングを重視して、天然皮革のモデルを大事にメンテナンスして使うのもよいですし、合成皮革のモデルをガンガン使うもよいでしょう。ただ、モデルによって、指の長さや、フィット感が異なりますので、試着して、よりフィットするモデルを見つけてください。

私は、気に入ったモデルをずっと使い続けたいタイプです。突然気に入っていたグローブが絶版になってもいいように、新しいモデルが出ると、自分の手に合うかどうかチェックはするようにしています。グローブがしっくりこないとスウィングする度に気になってしまうもの。気持ちよくプレーするためにも常に2~3枚は予備を持っておくとよいですよ。

This article is a sponsored article by
''.