岩井明愛と申ジエの接戦から目が離せなかった昨年。今年も明日から7戦目となるKKT杯バンテリン レディスオープンが開催! 昨年大会のプレーバックから会場へのアクセスまで、観戦に役立つ情報を紹介しよう。

4月12日(金)~4月14日(日)KKT杯バンテリン レディスオープン

画像: 2023年KTT杯バンテリンレディスオープン

2023年KTT杯バンテリンレディスオープン

会場:熊本県 熊本空港カントリークラブ/18ホール、6518ヤード、パー72
賞金総額:1億円、優勝賞金:1800万円

ツアー制度施行前の1980年から前身大会が開始された歴史ある大会。13年から現在の大会名になり、14年大会では勝みなみが15歳293日でアマチュア優勝を飾っている。

プレーバック2023

画像: プロになって2年で掴んだ初優勝。

プロになって2年で掴んだ初優勝。

画像: 攻めのゴルフで優勝を勝ち取った。

攻めのゴルフで優勝を勝ち取った。

初日から接戦を繰り広げた申ジエと岩井明愛。強風となった最終日はお互いに我慢比べになるも、申ジエが11番でダブルボギー、13番でボギーを叩き岩井が単独首位に立つ。

最終ホールでもイーグルを狙いにいくなど最後まで攻め続けた岩井が申ジエを振り切って初優勝、史上初の双子Vを達成。

  

  

主な副賞(2023)

メルセデス・ベンツ A200d sedan
興和商品各種

画像: 副賞はメルセデス・ベンツ「A200d sedan」

副賞はメルセデス・ベンツ「A200d sedan」

プロゴルファー兼みんゴル特派記者中村修が語る注目選手

今回の会場となる熊本空港CCは、アップダウンがあってフェアウェイが硬いのが特徴です。ティーショットがフェアウェイに落ちても、ラフやバンカーまで転がってしまうことも想定されます。また、これまでの6戦に比べていよいよラフが伸びてきているため、フェアウェイキープとラフからグリーンを狙うアプローチショットが重要になるでしょう。

ディフェンディングチャンピオンの岩井明愛

画像: 岩井明愛(2024年ダイキンオーキッドレディス、撮影/大澤進二)

岩井明愛(2024年ダイキンオーキッドレディス、撮影/大澤進二)

プロフィール
妹の千怜や佐久間朱莉らと同じ2021年93期生。昨年のKTT杯バンテリンレディスで初優勝を遂げ、史上初の双子Vの記録をつくった。他にも住友生命Vitalityレディス 東海クラシック、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンも制して3勝。今年はパリ五輪出場や2年連続の複数回優勝などを目標に掲げている。

2024年度スタッツ(2024年4月7日時点)
メルセデス・ランキング:28位/パーオン率:77.7778(1位)/ドライビングディスタンス:250.61(6位)

中村のコメント
昨年最終日に67でプレーし、見事初優勝を飾ったこの試合。難しいと言われる連覇を成し遂げることができれば、今後勢いがついていくでしょう。試合を見ているとパットの調子も上がってきているのが見て取れるので、しっかりまとめてくるのではないかと期待しています。

富士フイルム・スタジオアリスでの悔しさを晴らせるか…! 佐久間朱莉

画像: 佐久間朱莉(2024年富士フイルム・スタジオアリス女子、撮影/大澤進二)

佐久間朱莉(2024年富士フイルム・スタジオアリス女子、撮影/大澤進二)

プロフィール
前述の岩井明愛や桑木志帆らと同じ2021年93期生。昨年はTポイント×ENEOSゴルフトーナメント(今年から「Vポイント×ENEOSゴルフトーナメント」に改称)3位、リゾートトラストレディス3位、リシャール・ミル ヨネックスレディス2位と優勝まであと一歩の記録を残し、先週の富士フイルム・スタジオアリス女子では惜しくも2位と、優勝争いに多く絡んでいる期待の若手。

2024年度スタッツ(2024年4月7日時点)
メルセデス・ランキング:7位/平均ストローク:70.3030(6位)/パーオン率:73.7374(6位)

中村のコメント
先週の最終日最終組では阿部未悠との一騎打ちに挑んだ佐久間朱莉。優勝まであと一歩というところまで来ているのを実感します。調子自体は好調ですし、先週の悔しさをバネにしてどんなプレーを見せてくれるのか楽しみです。

しっかり修正してきた蛭田みな美

画像: 蛭田みな美(2024年富士フイルム・スタジオアリス女子、撮影/大澤進二)

蛭田みな美(2024年富士フイルム・スタジオアリス女子、撮影/大澤進二)

プロフィール
川岸史果や山内日菜子と同じ2016年88期生。アマチュア時代、2014年の日本女子アマと2015年の日本ジュニアを制覇し、プロ入りした後は2018年のステップ・アップ・ツアーである九州みらい建設グループレディスでプロ初優勝。昨年はCAT Ladiesでレギュラーツアー初優勝を遂げた。

2024年度スタッツ(2024年4月7日時点)
メルセデス・ランキング:15位/平均ストローク数:71.0286(13位)/パーセーブ率:87.6190(17位)

中村のコメント
アクサレディスで4位のあとヤマハレディスでは予選落ちしてしまいましたが、先週は2日目3日目とスコアを伸ばし12アンダーの3位タイでフィニッシュ。ヤマハからの1週間でしっかり修正してきたことが伺うことができ、今週のプレーにも期待できます。

地元出身の大里桃子

画像: 大里桃子(2024年ヤマハレディースオープン葛城、撮影/ 岡沢裕行)

大里桃子(2024年ヤマハレディースオープン葛城、撮影/ 岡沢裕行)

プロフィール
稲見萌寧や原英莉花と同じ2018年90期生。黄金世代と言われる1998年生まれの女子プロの1人。今年は惜しくもシード権を逃したもののQT5位という好成績でツアーに参加。2018年CAT Ladiesと2021年ほけんの窓口レディースで優勝を果たしており、今年の目標はシード復帰。

2024年度スタッツ(2024年4月7日時点)
メルセデス・ランキング:62位/2023年度QT5位/フェアウェイキープ率:71.9577(38位)

中村のコメント
地元熊本出身の大里桃子。自宅から通える地の利を活かして、自然体でプレーすることができるでしょう。会場の熊本空港CCはジュニア時代から練習しているコースということもあって熟知しているので、彼女ならではのマネジメントも見ることができるかもしれません。

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