最新GOLFゲーム「アルティメット スイング ゴルフ」はヘッドセットを装着するVR専用ゲーム。
VR機器のMeta Quest2/3/Proを用いて、最大4人のオンライン対戦が可能なクラップハンズの最新作だ。
コントローラーで”クラブ”を操作して、実際にスウィングすると、”ヘッドスピード”(振る強さ)でショットの距離が決まる。
みちょぱと吉村も、VRゴルフのヘッドセットを装着してデモンストレーションを行った。
(画面の)ボールから一歩下がって構えると素振りができ、ボールにヘッドを合わせてコントローラーを振るとショットができる。
ティーショットする前に吉村がまず素振りしてみた。
「ダフッた感じも出るの? 砂が飛んだ。リアル!」(吉村)
「景色もきれい」(みちょぱ)
1打目はみちょぱが吉村より飛ばし、2打目はキャディからアドバイスを受けながら、番手を選択。風を読んだ後、2打目を放った。
「左いっちゃった。これも結構正確なんだ。ラウンドでもよくやっちゃう」
軌道やフェースの向きでボールを打ち出す方向が決まるのもVRならではのリアリティだ。
3打目も「難しい、ムズッ!」
グリーンに乗っても「難し過ぎない⁉」
「ムズ……、ムズッ」
「カップインするのめちゃくちゃ難しい」と、「ムズ」を連発し、「ゲームだと思ってなめてた」とVRゴルフゲームに夢中のみちょぱ。
また2人は来場したメディアや関係者そっちのけでプレーを続行。2番ホールへ2人は進もうとするも、時間の都合でMCに止められるほど最新作にどハマりだった。
「家でできるのがいい。練習にもなる。休みがなかなか取れずに、ゴルフ場行けないときに行った気分になれる!」(みちょぱ)
「持ち運びできるから、朝昼ゴルフして、夜泊まりだったら、みんなでこれ(VR)やればゴルフ漬け(笑)」(吉村)
2人は初めてのVRゴルフゲーム体験に満足気だった。
「難しいけど、ただのゲームじゃないのがいい」とみちょぱが言う「リアルなゲーム性」について、”本当”のところを開発アドバイザーの八木宏之さんに直撃した。
――みちょぱさんが「ひっかけた」と言ってましたが、それほど方向性のリアルさを体現できるのですか?
八木さん インパクト時のフェースの向きとローテーションはリアルに反映できています。たとえば、ピンを向くか、風を感じてグリーンの右サイドを狙って構えるだけで、まず方向性が決まります。そのうえで、インパクト時のフェースがどこを向くかで、フェースの向き通りにボールが打ち出されます。
――実際のゴルフと同じように、ナイスショットもミスショットもしっかり出るということですね。狙いよりフェースが右を向けば右、左を向けば左と、向いた分だけショットのズレを生むと?
八木さん そうです。
――みちょぱさんはグリーン上も難しいと話していました。
八木さん ゲーム(コントローラー)では重さはゼロです。(実際の)パターは400グラムぐらいなので、コントローラーだけだと、手首がいくらでも動いてしまいます。初めてだと重さを感じないでコントローラーを動かしてしまうので、パットの微妙な強弱の難しさを感じたのかもしれません。
――ならば、パターとコントローラー、両方を握ってプレーすると良さそうですね。
八木さん ショットは危ないですが、パターならありですね。パターでなくても400グラムほどで長さがあるモノと一緒に振れば、より微妙な動きが出せます。また、実際のゴルフ場の8.5~9フィートのグリーンを想定しているので、その速さをイメージして振るといいと思います。(※くれぐれも周りを確認してプレーしてください)
――パッティングの裏技ですね。
八木さん パットもショットもローテーションがよりリアルに出るのが今作のVRです!
――たしかに、VRを体験しましたが、ショットの後にインパクト(ヘッドと手元)が画面上に再現されるのが面白いですね。これも八木さんのこだわりですか?
八木さん そうですね。フェースの向きとローテーションが見られます。ゴルフの上達にも役立てられるのではないでしょうか。
――リアルさを自信を持って言えるというのが、一番の”リアル”でした。ちなみにVRゲームのスコアはどれくらいですか?
八木さん 今作のVRでは3ホールに1回バーディが出るくらいで回ります。
――「みんなのゴルフ」では数十アンダーなんてことも。
八木さん VRではそこまでは難しいと思いますよ(笑)。
自身のゴルフの腕前を生かせるゲームになっていることを開発者から聞くことができた。ゲーマーよりゴルファーのほうがスコアを出せるなんてことも十分ありえるということ。
今作には、「現代のゴルフ理論に基づき実際のゴルフショットの癖までゲームの中に反映させつつ、時間をかけた絶妙なチューニングを施すことで誰もが楽しめるようになりました」と”触れ込み“があったが、まさに触れ込み以上のリアルさがこのゲームの魅力になりそうだ。
「アルティメット スイング ゴルフ」は18ホール×5コース。プレーするごとにプレーヤーのアバターは成長。ラウンド中はアドバイスができるキャディを同伴できる。
「METAQuest Store」にて4月12日より予約開始、5月17日より「アルティメット スイング ゴルフ」を2990円(税込)でダウンロード購入できる。
またVR機器の「Meta Quest」はLacosteとのコラボも発表。
4月12日~26日までLacoste Harajukuにて2m×2mのスペースで、「世界最小のゴルフ場を」オープン。ゴルフウェアほかスポーツファッションのショッピングを楽しみながら、VRゴルフ体験もできる。
※「Meta Quest」は、ケーブルいらずで、自宅でも会社でも出張先でも、どこでも思う存分体を動かせるVR機器。いつでもどこでも、世界中の人とプレーでき、オンライン対戦機能も魅力
※2024年4月14日22時、本文の一部を修正いたしました。