小林といえばジャンボ尾崎ゴルフアカデミーの門下生で、QTランキング8位の成績を残し前半戦の出場権を獲得した選手。ここまでトップ10が4回という実力もさることながら、彼女の魅力はなんと言ってもその飛距離。ダイナミックなスウィングから放たれるビッグドライブは、ドライビングディスタンスが254.97ヤードで4位という成績を出しているのだ(※)。そんな“飛ばし屋小林”はどんなドライバーを使っているのか? 見ると前作の「PRGR RS JUST」ではなく、青色をベースとしたドライバーでPRGR「RS X」と入っている。まだメーカーからのリリースがないため推測ではあるが、おそらく「RS」シリーズの後継モデルでソールのトウ側と後方にウェイトが配置されていた。これが後継ならRSシリーズとしては7代目となるが、新モデルを小林はどう評価しているのか?
※スタッツは2024年5月31日現在
小林が使用しているのはウェイトがフェースのトウ側と後方に配置されたモデル。シャフトはUSTマミヤの「LIN-Q6S」を使用している
フェースはディープ過ぎず、またシャロ―過ぎないので万人に使いやすそうだ
小林的には「イケメン」という顔。シャープに振り抜けそうな形状をしている
シャフトはUSTマミヤの「LIN-Q6S」を使用している
話を聞くと、オフシーズンからテストを行い今年の開幕戦から使用しているドライバーで、構えたときの第一印象からよかったのだという。
「初めて構えたときにビビッときましたね(笑)。構えたときに被りすぎていないし、開きすぎてもいない。全体的にシャープに見えるので操作できるイメージも湧きやすい。私の中ではかなり“イケメン”なんです。いくら飛距離性能が高くても顔が好きじゃないと結果が伴わないので、まずは構えたときの顔で使えるか使えないかを判断しているんです」
もうひとつ、彼女の強みである“飛ばし”においても重要な要素があるという。
「高さで飛ばすというよりは、低めのライナー系の球で飛ばしたい。だからこそドライバーは直進性が大事で、このクラブはそのイメージにピッタリハマったんです。結果、前作よりも飛距離が6.7ヤード伸びましたし、振りにいってもしっかり許容範囲に収まってくれるので、曲がることを恐れずに強振できるのがお気に入りのポイントですね」(小林)
RSシリーズといえば初速性能に優れ、その実力は多くのプロが使用し証明されてきた。小林の話を聞くと、今作はさらに初速性能がアップしている様子。男子ツアーでもPRGR契約の谷原秀人、金田直之や、契約外の大槻智春なども投入しているというPRGR「RS X」。詳しい性能はどんなものなのか発表が待ち遠しい!
ツアーで見つけたモデルは全部で3種類。それぞれウェイト位置が異なるのが分かる
ツアーで見つけたモデルは全部で3種類。それぞれウェイト位置が異なるのが分かる
ツアーで見つけたモデルは全部で3種類。それぞれウェイト位置が異なるのが分かる