
笹生優花がジュニアゴルフイベント「YUKA MEET & GREET 2024」を開催
ジュニアクリニックでは親御さんにもアドバイス

小学校4年生から6年生までのおよそ40人のジュニアゴルファーが参加した
イベントは笹生の”デモンストレーション”からスタートした。「ドライバーショットが見たい」という子どもたちのリクエストに応え、1球目から世界でもトップクラスの飛距離を披露した。
「ほかにはどんなショットが見たい?」と笹生が言うと子どもたちから、多くのリクエストが飛んだ。

子どもたちのリクエストに応えて、スティンガーショットを放つ笹生
低弾道のスティンガーショットやロブショットなど、笑顔で子どもたちとの会話を楽しみしながら、惜しげもなく、プロの技術を披露。
ひとり3分のクリニック(レッスンタイム)では、ショットやスウィングの悩み相談に手取り足取り、懇切丁寧に答えた。

手取り足取り、やさしい言葉でアドバイスを送った
スタンス幅やグリップポジション、姿勢など、とくにセットアップをアドバイス。
「スタンスはワイドにしたほうが振りやすいよ」「腕はやわらかいほうがシャフトをしならせられるよ」「グリップは少し上げたほうがいいかな」

子どもたちに体の動きを説明しながら、親御さんにもわかりやすくチェック法をアドバイス
子どもたちにはもちろん、保護者のお父さんやお母さんにも、ふだんの練習場でできるチェックポイントをわかりやすく説明していると予定時間をオーバーしてしまう。
「今何時ですか?」
時間を忘れて、熱を帯びたクリニックは2時間半に及んだ。

サインに応じる笹生。子どもたちの思い出に残るイベントとなった
「(参加した子どもたちの)思い出になってくれれば……」と開催された3回目のジュニアイベント。
笹生も高校時代にアニカ・ソレンスタムのジュニアトーナメントで行われたジュニアクリニックに参加した思い出があった。
父・正和さんが話してくれた。

憧れのトップ選手の言葉に直立で耳を傾けるジュニアゴルファー。笹生もそんな体験があって、世界のトップ選手へ駆け上がることができた
「アニカが世界中から参加した子どもたちから優花を呼んで(選んで)くれてね。『150ヤードを私の8番アイアンとあなたの7番アイアンで打ち比べしましょう』って。そんな体験は子どもにとっては嬉しいよね。優花もそういう思い出があるから、多くのジュニアゴルファーにいろんな体験をしてほしいと、こういうイベントを行っているんだよね」
アニカのイベントで後の全米女子オープンチャンピオンが誕生した。笹生のイベントに参加した子どもたちからメジャーチャンプが生まれるなんてこともありえない話ではない。

腕の動きとシャフトのしなりを説明する笹生。大人のゴルファーにもヒントがいっぱいのジュニアクリニックだった
笹生は米ツアーのアジアシリーズで韓国、マレーシアを回り、10月31日開幕のTOTOジャパンクラシックに出場。アメリカに戻り、シーズンを終えた後、帰国。12月にもジュニアイベントを開催予定だ。