「みんなのゴルフダイジェスト」の編集長になって1年が経過した山口が、新たなコラムをスタート。それが【編集長山口が行く】。blog感覚、もしくは編集後記のようにお楽しみください。

みなさんこんちには、みんなのゴルフダイジェスト編集長の山口です!

ハワイ3日目。初日のスパ、2日目のゴルフのおかげで、すっかり時差ぼけが治って、朝から快調。この日もしっかり、ゴルフ場取材してきました!

今日も「タチバナエンタープライズ」の渡辺さんにご案内いただきます。最初のコースはカポレイゴルフクラブ! 拠点のザ・モダン・ホノルルからは約40分で着きました。その道中、また渡辺さんにいろいろハワイのゴルフ事情を伺いました。今回はドレスコードについて! というのもDay2で、タートルベイリゾートにてロコがサンダル&Tシャツでゴルフをしていたので。

「あれは、ハワイ在住の人で、知り合いだから大目に見たのだと思いますよ。よく、ハワイにドレスコードがないと勘違いされる方もいらっしゃいますが、男性は襟付きウェアやタイガー・ウッズのようなモックネックなど、メーカーがゴルフウェアとして販売していれば問題ないです。足元はソフトスパイクやスパイクレスでなければNGというわけではないですが、サンダルはもちろんダメ。滑らないか心配ですが、ふつうのスニーカーでも大丈夫です」

画像: カポレイGC 10番・407Y・P4

カポレイGC 10番・407Y・P4

カポレイGCの第一印象は綺麗い! ベタですみません(汗)。作り方の妙だと思うのですが、クラブハウスの反対側(車で乗り付ける箇所)からは池が見えません。カートをピックアップしてティーイングエリアに向かうと視界が開け、池がバーッと広がるんです。「うわ、きれいっ」って思わず口にしちゃいました(笑)。ここもワイケレCCと同じく、「水の魔術師」テッド・ロビンソンの設計なのですが、ワイケレよりもカポレイのほうが、池絡みのホールが多く、水の魔術師の本領を発揮しています。

そんなカポレイGCは1994年にオープン。96年から6年間、米LPGA「ハワイアン・レディースオープン」を開催。また、米シニアツアーであるPGAツアーチャンピオンズの「パシフィック リンクス チャンピオンシップ」を2012~14年で開催した実績があります。

シグネチャーホールはフィニッシングホールの18番(415Y・P4)! ティーイングエリアから池は見えますが、アマチュアの飛距離なら絶対に届かないので、安心してドライバーを振りきれます!
山口はドライバーでしっかりフェアウェイキープ。グリーンを狙った2打目はやや左に外れ、あわや池(というか小さな滝つぼ)ポチャ。なんとか寄せワンのパー! 終わりよければすべてよし!
と思って原稿書きながら写真を探していたら、18番がない……。プレーに集中して、すみません。オフィシャルから頂戴したいい写真、掲載しておきます!

画像: カポレイGC 18番・415Y・P4

カポレイGC 18番・415Y・P4

カポレイGCには、タチバナのHPには「中級者向け」というアイコンが振られています。「ツアー開催実績のあるコースが中級者向け?」と思うかもしれませんが、回った印象もそこまで難しくないです。それはすべてのホールでティーイングエリアからピンが見えるから。打つべき場所や距離がわかりやすく、それをしっかり打てればおのずとスコアがまとまりますからね(とはいえ、そう簡単にいかないのがゴルフですが……)。あと、カートに日英両語表示のGPSが装備されていたのも嬉しいポイント! ほとんどのコースは英語表記一択だったので。とはいえ、残りヤードなどは英語でもわかりますが(笑)。

カポレイゴルフクラブ
18H・7001Y・P72
フェアウェイ/バミューダ
グリーン/シーショア・パスパラム

画像: カポレイGCのティーマークとハワイ州観光局、デルタ航空のオウンネームボールと

カポレイGCのティーマークとハワイ州観光局、デルタ航空のオウンネームボールと

カポレイGCでのラウンド終了後に、渡辺さんから「昼食を食べる予定の“ワイカイ”という新スポットのすぐ前が11月6日~9日に米LPGAのロッテ選手権が開催されるホアカレイカントリークラブなんですが、見学だけはできるそうです。行きます?」と嬉しい提案が! 「もちろん行きます!」と前のめりに返答。というわけで、昼食をはさんで、ホアカレイCCに。

まずは昼食を摂りに「ワイカイ」へ。日本の長谷工が作る新しいアクティビティスポットで、昨年フジテレビで放送された「有吉の夏休み2023」で波が出るプールでサーフィン体験をしていたのを覚えている方もいると思いますが、その場所です!

画像: ワイカイ・ウェーブはこの日はお休みでした(泣)

ワイカイ・ウェーブはこの日はお休みでした(泣)

「ワイカイ」について説明すると、サーフィン体験ができる「ワイカイ・ウェーブ」、ウォーターアクティビティが楽しめる東京ドーム約5個分という大きさを持つ人工ラグーン「ワイカイ・ラグーン」がいまのメインスポット。数年以内にショッピングやホテルもオープン予定ということで、次世代のオアフ西部の拠点になる可能性を持つスポットなんです!

なかでも、「ワイカイ・ラグーン」には全米最大級かつハワイ初の水上アスレチック「アクアベンチャー」があって、ALOHAの形をした巨大浮き桟橋のコースに、滑り台や飛び込み台など20以上の障害物をあって、子どもはもちろん、大人も1日遊べちゃう魅力を感じました! ゴルフ取材でなければ、あと半日ここでゆっくり過ごしたかったです(泣)。

画像: めちゃめちゃ面白そうなエリアでした!

めちゃめちゃ面白そうなエリアでした!

その「ワイカイ」内にある「ザ・ルックアウト」というレストランで食事。メキシカンとハワイアンの融合した料理が多く、「ラインナップ フィッシュ タコス(19ドル)」や「カルアピッグ・ナチョス(22ドル)」をいただきました! 辛いモノが苦手な山口には少し刺激が強く、「ワイカイバーガー(24ドル)」を追加で注文。美味しくいただきました!

画像: ワイカイバーガー(24ドル)

ワイカイバーガー(24ドル)

お昼を済ませて、車で1分のホアカレイに!

画像: クラブハウスもLOTTE選手権仕様に

クラブハウスもLOTTE選手権仕様に

2019年にクラブハウスができてすぐ、コースもなぜか修理地だらけのときにラウンドして以来5年ぶりの来訪。「あー、そうだったそうだった」と思いながらクラブハウスを抜けると、綺麗な緑に仕上がっているコースが! タートルベイ同様、こちらも芝から打てるレンジがあり、LPGAのロッテ選手権では、反対側にも打席を作るのだとか。300ヤード以上離れているから女子の飛距離なら大丈夫なのでしょう! 完全プライベートコースなので、基本はメンバーの同伴がなければラウンドできないコース。前回はコンペだったので、誰かがメンバーだったと思います。なお、ココは日系企業がオーナーで、メンバーの40%が日本人なのだとか。羨ましい……。

画像: クラブハウスから18番Hを望む

クラブハウスから18番Hを望む

さて、コースはというと18ホール中12ホールで池やクリークが絡んでいて、海にも近いので風に悩まされます。開幕前々週ということで、グリーンもバンカーもフェアウェイもラフも仕上がっていました!

ホアカレイカントリークラブ
18H・7413Y・P72
フェアウェイ/シーショア・パスパラム
グリーン/シーショア・パスパラム

画像: ホアカレイCC 18番・608Y・P5

ホアカレイCC 18番・608Y・P5

後ろ髪を引かれる思いでホアカレイCCを後にし、一路、オアフ島で一番有名と言っても過言ではない、コオリナゴルフクラブへ。ホアカレイからは20分の道のりです。

ハワイのレンタルクラブについて聞くと、「タートルベイやカポレイはタイトリスト、ワイケレはタイトリストとキャロウェイ、コオリナはテーラーメイドのクラブが用意されています。各コースとも5年以内のモデルがほとんどで、これから行くコオリナはQi10でラウンドできます。それらのコースは外部レンタルがNGになっているので、その場でレンタル(80ドル前後)になります。そのほかのコースは、弊社にある5年以内に入荷したレンタルクラブでラウンドいただくことが可能です」と渡辺さん。

画像: コオリナGCのレンタルクラブはQi10 MAX!

コオリナGCのレンタルクラブはQi10 MAX!

テントウ虫のロゴ、そしてミッキーマウスのバンカーでお馴染みのコオリナGCに到着。ここもタートルベイやホアカレイと同じく、芝から打てるレンジがあります。他の2コースと違ってクラブハウスの横にあるのはいいですね! あと、コオリナにはジュニアアカデミーがあるらしく、この日も子どもたちがレッスンを受けていました。このなかからミッシェル・ウィーみたいな一流プロが出るのかなと期待します。

画像: この日も未就学児の子どもにレッスンしているプロがいました!

この日も未就学児の子どもにレッスンしているプロがいました!

さて、コオリナGCといえば、やはり忘れてはならないのが10番ホールのミッキーバンカー。山口のような取材者でなくても、バンカーの撮影は必ずといっていいほどするみたいです。とくに日本人の男性が多いのだとか。お子さんに見せるんですかね!

画像: 有名なミッキーバンカー!

有名なミッキーバンカー!

と、執筆はしていますが、実はスタート時間の都合で1番Hから順に進んでいったので、10番ホールまでたどり着かず(泣)。とはいえ、取材ですので、渡辺さん経由でコースに無理を言って、撮影だけしてきました! 奥に見えるのが「アウラニ ディズニーリゾート」! 渡辺さん曰く、「世界一ミッキーマウスとの遭遇率が高い施設」なんだとか。そんなことまでリサーチしているんですね、さすが渡辺さん!
また、12番のティーイングエリアの後方にてんとう虫のアートが! この12番ホールに進むには線路を越え、道路を越え、そして滝をくぐらなければたどり着かないのです! そこらへんは写真や動画で見るより、ご自分で体験されるのがいいです! アトラクションとしても楽しめますよ!

画像: 逆光で見えずづらくてすみません(汗)

逆光で見えずづらくてすみません(汗)

コース全体の印象としては、他の3コースに比べ、グリーンが難しいことでしょうか。芝質もあると思いますが、日本の高麗芝のようないわゆる“芝目”というわけではないのですが、印象として転がっている最中にバリバリという音が聞こえる感じです。カップ間際でのもうひと転がりがなかったり、タッチが合わせにくいかなと。とはいえ、ここはリゾート! スコアを求めるのもいいですが、ハワイでしかも“コオリナ”でゴルフをしているということを楽しむのがいいと思います!

コオリナゴルフクラブ
18H・6815Y・P72
フェアウェイ:バミューダ
グリーン:パスパラム

画像: コオリナGC 18番・403Y・P4

コオリナGC 18番・403Y・P4

ゴルフ取材も終え、1時間ほどかけてワイキキ方面へ。

今日の夕食もハワイフリークがオススメするレストランに。昨日紹介した「アーデン・ワイキキ」同様に、日本に所縁のあるオーナーシェフが手掛けるお店なのだとか。そういう情報に弱いのは山口だけではないはず!

画像: エル・シエロ。ハワイで初となる本格スペイン料理店

エル・シエロ。ハワイで初となる本格スペイン料理店

ということで、ワイキキの中心部にあるDFSワイキキの向かい側(ルワーズ通り方面)にある「El Cielo (エルシエロ)」へ。Elという男性の定冠詞やCieloといった言葉からわかるように、スペイン料理のお店です。シェフを務めるマサ・アルナルド・グシケンさんは、アルゼンチンで生まれ、12歳の時に日本へ移住。日本で料理人になり、LAやスペイン、そして再度、日本で経験を積み、10年前にハワイへ。ハワイの2店舗でエグゼクティブシェフを務め、満を持して23年5月にオープン。「自分が美味しいと感じたものをお客さんとシェアして、喜んでもらいたいという思いからオープンしました。スペインでの経験が自分にとって一番インパクトがあって、ハワイの食材とスペイン料理なら美味しいものができると思ったからです。また、このお店の庭にスペインのタイルやスペイン風の噴水があって、それもあって、ここでスペイン料理をと思いました」とマサさん。

画像: シェフを務めるマサ・アルナルド・グシケンさん(提供/ハワイ州観光局)

シェフを務めるマサ・アルナルド・グシケンさん(提供/ハワイ州観光局)

人気料理はマサさんのお母さんからレシピを継いだ「エンパナーダ(7ドル)」や「生ハムとジャガイモのコロッケ(8ドル)」、そして「シーフードパエリア(40ドル)」だ。どれも美味しかったが、やはりハワイの新鮮な魚介類をふんだんに使った「シーフードパエリア」は必食!

画像: シーフードパエリア(40ドル)

シーフードパエリア(40ドル)

ちなみに、“スペイン料理”にこだわったマサさんのメニューのなかで、唯一、イタリア料理が。それは「雲丹と蟹のクリームソーススパゲッティ(37ドル)」。なんでも、マサさんの奥様が「必ずメニューに残して」といったのだとか。次回のお楽しみにしておきました(笑)。

というわけで、Day3も無事に終わり、拠点へ戻ります!

ハワイ旅

This article is a sponsored article by
''.