PGAツアーのトップ選手をはじめ、世界のハードヒッターが愛用する「ベンタス ブラック」、ツアーで話題を呼んだ先調子の「ベンタス レッド」。その2代目となる「24ベンタス ブラック」、「24ベンタス レッド」が11月14日発売となった。飛距離、方向性、弾道……。その進化のほどをツアーの最前線と試打計測で大分析した。

球の強さが増しましたね
この"しっかり感"は大きな"安心感"になる

ツアー使用率No.1の牙城は盤石か

PGAからのフィードバックをもとにコントロール性と飛距離性能を追求して生まれた米国発のシャフト「ベンタス」。ツアーで使用率No.1に君臨するモンスターシャフトだが、ハードヒッターご用達の「ベンタス ブラック」、叩ける先調子として人気の「ベンタスレッド」に、2代目となる「24」モデルが登場。シーズン中にもかかわらず、日本ツアーでも続々とプロがスイッチした。

24ブラック、24レッドともに4月に発売された「24ベンタス ブルー」と同じく先端部分に「VeloCore Plus テクノロジー」を導入。オフセンターヒット時のねじれを抑制する高弾性素材をアップグレード。フィーリングを損なわずにさらなる安定性向上とボールスピードUPを実現している。

進化のポイント
VeloCore + テクノロジー

画像: VeloCoreテクノロジーが進化した『VeloCore + テクノロジー』

VeloCoreテクノロジーが進化した『VeloCore + テクノロジー』

複数の高弾性素材を積層しオフセンターヒット時のねじれを抑制するVeloCoreテクノロジーがさらに進化。高弾性素材をアップグレードし、さらなる安定性向上とボールスピードUPを実現している。

「ZOZOチャンピオンシップ(10月24日~27日)でいち早く「24ベンタス ブラック」を実戦投入した木下稜介は「持ち球をドローからフェードに切り替えたが、ベンタス ブラックは叩きにいっても左に行く不安がなく、しっかり振り切ってパワーフェードが打ちやすかった。少し弾道が高かったので低くしたかったが、そこの新しい『24ベンタス ブラック』がはまりました」と即投入の理由を語る。

画像: 24ベンタス ブラックは叩きに行っても左にいかず、パワーフェードが打ちやすい 「ベンタス ブラックは左のミスを消せるのが気に入っていましたが、新作は芯を外してもヘッドがねじれず、さらに不安なく振り切れます。弾道が低くなったのも即投入のポイントです」(木下)

24ベンタス ブラックは叩きに行っても左にいかず、パワーフェードが打ちやすい
「ベンタス ブラックは左のミスを消せるのが気に入っていましたが、新作は芯を外してもヘッドがねじれず、さらに不安なく振り切れます。弾道が低くなったのも即投入のポイントです」(木下)

木下稜介プロ
14年プロデビュー。国内3勝(国内メジャー1勝)。24年はミズノオープンで優勝。平均飛距離286.10ヤード。トータルドライビング22位タイとドライバーの上手さに定評がある。

また、「24ベンタス レッド」を同じくZOZOで実戦投入した久常涼は「ベンタス レッドの動きが少し大きく感じてきたところでしたが前作より少し締まった感じがしてフィーリングが合います」とスイッチの理由を語る。

画像: 24ベンタス レッドは前作より締まってフィーリングがいい

24ベンタス レッドは前作より締まってフィーリングがいい

久常涼プロ
23年欧州ツアー最終予選会で7位置に入り23年シーズンの出場権を獲得。ルーキーイヤーの9月に「カズーフランスオープン」で初優勝。ドライバーの平均飛距離は295.4ヤード

続々とプロが手に取る24ベンタス ブラックとレッド、引き続き王者としてツアーに君臨するのか、プロの動向にも注目だ。

24ベンタス ブラック、レッド、ブルーを7S、6S、5Sで試打テスト

試打検証
24ベンタスシリーズ
どう選ぶ、どこが違う?

画像: 試打/解説 鈴木悠介 ギアに造詣が深いプロ。ヘッドスピードや打点を自在に打ち分ける試打の天才でもある

試打/解説
鈴木悠介
ギアに造詣が深いプロ。ヘッドスピードや打点を自在に打ち分ける試打の天才でもある

「普段 24ベンタス ブルーを使用していますが、ブラック、レッドともに進化を感じました。芯を外しても弾道のバラつきが小さく、これまでラフに入っていたボールがフェアウェイに残ってくれそう。さらに安心して叩けるモデルに仕上がっています」(鈴木)

試打結果
ハードヒッターご用達
24 VENTUS BLACK

画像1: 試打結果 ハードヒッターご用達 24 VENTUS BLACK
画像2: 試打結果 ハードヒッターご用達 24 VENTUS BLACK

7S
フィーリングは前作と変わらず、まったく左に行く気がしません。HS50m/s前後だと6Sと悩むところですが、シャフトが重さでしなるぶん、7Sのほうが切り返しでしなりを感じました。6Sで弾道が低すぎるなら7Sを試してみるのもあり。

6S
ワッグルしただけでブルー、レッドより硬さを感じます。左に行かない安心感は抜群ですが、しなりが小さいのでしっかり振れる人でないと距離が落ちてしまいます。HS49m/s~推奨。アームローテーションが強めならHS47m/sくらいから。

5S
シャフトの特性は変わらず、6Sよりシンプルに軽くなりますね。6Sと打ち比べて球筋が変わらないなら振り心地で選ぶといいでしょう。HS40m/s程度だとドロップしやすいので、43m/sくらいは欲しいです。

試打結果
叩ける先調子
24 VENTUS RED

画像1: 試打結果 叩ける先調子 24 VENTUS RED
画像2: 試打結果 叩ける先調子 24 VENTUS RED

7S
つかまるけど左に行き過ぎない安心感がある絶妙の味付け。前作より走り感が抑えられた印象で少しブルーに近づいた気がします。ブラックほどハードではありませんがHS45m/s以上は欲しいです。

6S
ほどよい走り感がありますが、左には行きにくいのでつかまったフェードが打ちやすいです。HS48m/s以上で振るとインパクトで戻り切らないことがあるので、HS44m/sくらいの人に合うでしょう。

5S
6Sより楽にボールが上がってくれますが、つかまりすぎることはありません。HS42m/s~がおすすめですが、HS40m/sくらいでも高さが十分にでるので武器にできるでしょう。

試打結果
オーソドックスな万能モデル
24 VENTUS BLUE

画像1: 試打結果 オーソドックスな万能モデル 24 VENTUS BLUE
画像2: 試打結果 オーソドックスな万能モデル 24 VENTUS BLUE

7S
シャフトが走りすぎず、ほどよいしなり戻りでシリーズの中では最も多くの人に合うモデルです。6Sと迷ったら、スウィングタイプがゆっくりな人は7S、切り返しが早い人は6Sを選ぶといいでしょう。

6S
ドロー、フェードが打ちやすく、振った感じのままのボールが出てくれます。HS43m/s以上の多くの人に合うシャフトです。ブラックよりはつかまりますが、左には行きにくいです。

5S
こちらもブラックとレッドの中間のイメージ。HS40m/s以上の方なら扱えるシャフトですが、HS40m/s後半になると少し打感が軽くなります。インパクトでボールを押し込む感覚が欲しいなら6Sがおすすめ。

※試打はすべてOK ON GOLFで計測(ベストボール)。ヘッドはテーラーメイドQi10(10.5度)、ボールはタイトリストPro V1を使用

24ベンタス ブラック
24ベンタス レッドについて詳しくは
公式HPをチェック

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