
「LADY GO CUP」への想いを熱く語る有村智恵
30歳超えのプロが“活躍する場”を作りたい!
2022年7月13日に初開催してから第9回目となる「LADY GO CUP」。2024年の最終戦となる今大会は30選手が15組に分かれ、スターツ笠間ゴルフ倶楽部にて前半をスクランブル方式、後半をオルタネート方式で争われる。無観客の試合だが、熱戦の模様は「BS Japanext(BS236CH)」のTV放送とネット放送のBS Japanext公式アプリ「つながるジャパネット」、「LADY GO GOLF」公式チャンネルにて配信予定。
ではなぜ、このような大会を開催するに至ったのか、発起人である有村智恵と原江里菜に聞いた。まず語ってくれたのは本大会の主導的立場にいる有村智恵。
「30歳くらいから女性は結婚や出産もあったりするので、ツアーに出るのが厳しくなるのですが、試合から離れたくないという選手は多いんです。だからこそたくさんの選手が出場できる大きな大会ができればいいなとずっと考えていました。今回で第9回目となる『LADY GO CUP』ですが、今後はプロの試合だけでなく、ジュニアゴルファーとのイベント、そして女性アマチュアゴルファーとのペアマッチなども考えています。そして多くの人に出場している選手たちをもっと知ってもらえたらなと思っています」(有村)
続けて有村に相談され、当初から発起人の一人として協力していた原江里菜はこう話す。
「私も試合に出たいという気持ちがあったのにQTの結果がよくなくて力を発揮する場がなくなっていた。私と同じような状況にいる女子プロは多く、どうにかならないのかなと考えていた時に智恵ちゃんから相談を受けて、絶対に大会を開催するべきだと思ったんです」(原)

大会に向け練習ラウンドに出る直前の原江里菜と甲田良美
有村、原ともに入口は違えど、30歳以上の女子プロゴルファーが“活躍する場”を作るためと口をそろえる。
確かに、会場にはしっかりとした託児所、そして1DAYトーナメントの形をとっており、選手にも一切負担がない大会となっている。実際に何度もこの大会に参加している甲田良美プロは「大会に出れることが嬉しいですし、試合中に子供を見てくれる人もいるので助かっています。最終戦は優勝を目指します」と誰よりも早く会場入りし、練習ラウンドを行っていた。
どのペアが優勝するのか、そして女子プロの新たなる一面をぜひチェックしてみてほしい!

優勝を目指し“朝イチ”から練習ラウンドで調整する甲田
出場選手(ペア)
原江里菜 / 服部真夕
鎌田ヒロミ / 鎌田ハニー
甲田良美 / 大城さつき
仲宗根澄香 / 山本景子
青山加織 / 菊地明砂美
亀田愛里 / 大和笑莉奈
豊永志帆 / 吉野茜
久保啓子 / 久保宣子
葭葉ルミ / 前田陽子
成田美寿々 / 西山ゆかり
和田委世子 / 綾田紘子
イ・ナリ / イ・チヒ
吉田弓美子 / 武尾咲希
石川陽子 / 小貫衣織
下川めぐみ / 金井智子
撮影/三木崇徳