JLPGA新人戦加賀電子カップ最終日が6日、千葉県・グラートアイランド倶楽部で行われ、荒木優奈が71で回り12アンダーで完全優勝。最終18番では池ポチャしながらも、10アンダー2位の永田加奈恵らを抑えて、逃げ切った。
「プロデビュー戦初戦を優勝で終えることができて本当にうれしいです」
荒木は最終日6バーディ5ボギーの71で回り、2日目までのトップをキープ、完全優勝を果たした。
「初日2日間で流れを作れたのが大きかったなって思います。今日出だしボギーだったけど全然焦らずにプレーできました」と勝因を語った荒木。
日章学園高校2年のときに日本ジュニアを制すなど、JGAのナショナルチーム入り。昨年はプロテストに挑戦しながら、最終プロテストは最終ラウンドに進めずに不合格。1年の”浪人生活”を経て今年プロテスト合格を果たした。QTファイナルでは37位でほぼ来シーズンの前半戦の出場権を獲得し、新人戦優勝へつなげた。
プロテスト不合格からこの1年の成長が大きかったという荒木。
「ショット力が良くなったから、安定してスコアを出せる回数が増えて来たのかなって思います。流れを作れるし修正もできるようになりました」と自己分析した。
レギュラーツアーの開幕戦から出場が見込まれる荒木。
「最初の年から優勝できるように頑張りたいです」
さらに将来の目標は「メルセデス・ランキング1位」。新人戦優勝から賞金女王へステップアップした不動裕理や上田桃子のような歴代の名プレーヤーへの道を歩み始めた。