
冬でも楽しくラウンドするには、どんな心持ちでいくのがいい?(写真はイメージ)
冬はプレーのハードルを思い切り下げる
寒くなってきて、ゴルフも途端に冬仕様になって来ましたね。身体も動きにくくなり、ボールの飛距離も極端に落ちてきます。
自分としては、インパクトでしっかりした手応えがあり、これは、と思ったショットが、20ヤードも手前に落ちたりすると、さすがに激しくガッカリします。そんなことが起きる時期になりました。
でも冬のゴルフが嫌いかと言うとそうでもない。張り詰め、澄んだ空気、快晴の日の透明感あふれる青空。冬ならではの味わいがあります。
冬は冬ならではのゴルフを楽しみたい。この時期のゴルフを楽しい一日にするために、自分的にちょっとだけ工夫していることがあります。今回はそんなお話を。
冬はやっぱりスコアが出ない。距離も落ちるし、自分のパフォーマンスも落ちる。芝も薄くてボールを芯でとらえるのが難しく、グリーンも速くて止まりにくくなる。
こんな状況でのプレーは、まるで「修行」のようです。こんな厳しい状況でも楽しくプレーするために心がけているのが、プレーのハードルを思い切って下げること。
私自身の基準としては、暖かい時期なら、残り100ヤード以内ではピンの周り10ヤードを目標に狙い、150ならグリーンセンター狙い、180以上ならグリーンを外してもアプローチで寄せやすいサイドを狙う。
こんなふうに決めていますが、冬のゴルフではこれを更に控え目に。100ヤード以内でもグリーンセンター狙い、「乗ればOK」くらいに安全運転を心がけます。UTやフェアウェイウッドでは、ゴロが出ても前進してくれて次打が打てるところにあればよし。
このくらい、自分への期待値をさげておけば、自分のミスに寛容になれますし、ガッカリしたり落ち込むことも少なくなります。
もう一つ、私が試して良かったと思ったのは、スコア以外のデータを取ること。
普段からスコア管理アプリなどで残り距離や使用クラブを記録している方も多いと思いますが、この時期はそれをより詳しく。私は紙のスコアカード派なので、残り距離や風向き、使用クラブなどを出来るだけ詳しく記入していきます。
カードの余白にはその日の気温や風速も記入します。こうした「作業」をしていると、自分がプレーしているというより、「真冬のゴルフにおけるゴルファーのパフォーマンス低下」。というテーマでデータ収集をしている研究者のような感覚になります。
結果的に、自分のプレーを客観的に観ていることになります。たとえば、ナイスショットが手前のバンカーに落ちたとしても、「ああ、北風で気温6度か、これじゃあ2クラブ落ちるのも当然だね」などと冷静に分析出来れば、それほどガッカリしなくて済みます。
そしてそれをスコアカードに記録。「残り125ヤード、7番、手前バンカー」といった具合です。こうして冬ゴルフの現実を記録していく作業を取り入れることで、自分の気持ちをポジティブに保つことが出来たのです。
あ、それでもミスにはきちんと反省しますよ。
冬でもゴルフを楽しく、「幸せな気持ち」でプレーしたい。そんなゴルファーに、少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです。