「DAZN GOLF CUP powered by STEPGOLF」とは
DAZNで好評配信中の『内田篤人のFOOTBALLTIME』でMCを務める内田篤人の「DAZNさん、ゴルフやりませんか?」という一言がきっかけで、昨年初開催。2回目となる今回は、内田率いる『TEAMウッチー』に、大会連覇を狙う『TEAMベースボール』、そしてエンタメ界から『TEAM LDH』が参戦。
出場選手
●TEAMウッチー/内田篤人、吉田沙保里、松井大輔、菅沼菜々プロ(サポート枠)
●TEAMベースボール/松坂大輔、前田健太、森田遥プロ(サポート枠)
●TEAM LDH/鈴木伸之、小澤雄太、青木瀬令奈プロ(サポート枠)
MC/武井壮、稲村亜美

参加者全員で記念撮影©SUGURU SAITO/ DAZN JAPAN
大会は、全9ホール中7ホールまではポイント制で、8ホール目を2位と3位のチームがプレーオフ。その勝者とポイント1位のチームが9ホール目の1ホールマッチで優勝が決まる。なお、サポート枠の女子プロは「HELP! カード」使用時に代打で登場するなどの特別ルール。
12月25日(水)からの第1話では、オープニングから前半4ホール。1月2日(木)からの第2話では、優勝チームが決定するまでの熱戦を配信。また大会を終えた出演者たちのクロストークもあるという。
初ラウンドが「109」!?
“伸びしろしかない”内田篤人に話を聞いた

インタビューに応える内田
GD: そもそも内田さんがこの会の発起人と伺いました。
内田: 上手くはないんですけど、ゴルフが好きで、「DAZNさん、ゴルフ中継してますよね? 『DAZN カップ』やってくださいよ!」って言ったのがスタートなんです。そこからなんか、こんなに大人の人が動いてもらって大規模で面白いことになってしまいました(笑)。
GD: ゴルフを始められたのはいつごろですか。
内田: 20歳ぐらいかな、まだ海外に行く前の鹿島アントラーズのときです。鹿嶋近郊にいっぱいゴルフ場があって、先輩の小笠原満男さんに「おい、篤人行くぞ。ゴルフやり始めろ」って言われたのがきっかけです。そこからもう練習とか行かずに、いきなりコースデビューしました。
それからは毎朝、チーム練習の前に5時ぐらいに起きてコース行って、そのあとチーム練習に行ってというのを繰り返していたら、ちょっとさすがにチーム内で問題になりました(笑)。「お前らゴルフに行きすぎだろ!」って。でもそのとき僕らはJリーグで3連覇しているんです。だからチームから散々、ゴルフについて言われましたけど、「勝ってるんで」と。ゴルフに行きたいがための3連覇でしたね(笑)。
GD: ということはゴルフ歴はかなり長いですか?
内田: 16年くらいになりますね。でも歴としては長いんですけど、回数としてはそうでもないです。とくにドイツに行ってからゴルフはやっていなくて。もちろんドイツにもコースはあったんですけど、地面が硬くて体に悪い影響が出ちゃいそうで、1回も行ってないです。20年に引退してから、仲の良い方に誘っていただいて行くという感じです。
GD: いまゴルフに行く頻度は?
内田: 練習は行かないですね。コースが本番であり、練習みたいな感じです。満男さんや鹿島のチームメイトとゴルフを始めたときに、「みんな我流でやろうぜ!」って話になって、ゴルフコーチに教えてもらうのも駄目だったんです。だからグリップもわかんなくて。本当はこういう(編集部注:インターロッキング(右手小指と左手人差し指を絡めて握る)の握りを見せる)のがいいんですよね? でも全然できないんです、教わってないから。野球のバット持ちになっちゃいます。
そういう基本的なことはあんまりわかってない。だからたぶん伸びしろしかないんですよ、やり始めたら(笑)。今日一緒に回った皆さんはしっかりやって、あの感じだと思うので、僕はやったらもう、たぶんすごいことになる! という希望を求めて楽しんでいます(笑)。

「コースが本番であり、練習です!」という内田
GD: 今回のラウンドはどうでした?
内田: そこそこで普通です。もうちょっと上手くできたらいいんでしょうけど、あんまり上手すぎても。上手なプレーを観たいならプロの試合を観てもらえばいいと思っていて、ちょうどいい下手さ加減を楽しんでもらえたらと(笑)。でも、全部が下手すぎてもダメなので、そのための救済措置として、女子プロに来てもらっています。やっぱり女子プロのプレーはすごかった! 今日再確認したのは、ゴルフ番組ってなくならないなって。面白いもん、ゴルフって。プロのプレーを観るのもそうだし、下手な僕らがやるのもそう。本当に面白いですね。
ゴルフのためならあんなに朝早く起きても苦じゃないし、必ず行くじゃないですか。朝、子どもを起こさないように(笑)。
GD: ベストスコアはどのくらい?
内田: 100ぐらいだと思います。先ほどの話で、初めて「行くぞ」って言われたときで109でした。でも練習も行きませんし、そこからは伸びてないので、100前後ですね。
GD: 一番好きなクラブは?
内田: ドライバーです。なんか楽しいじゃないですか! 右に行ったり左にいったりして難しいですけど、うまく当たったときの、ミートしたときの気持ちよさっていうのはやっぱりいいなぁって。飛距離的には今日のドラコンでおそらく220~230Yだったと思います。飛距離も大事だけど、まっすぐ飛ぶっていうのが大事だと思っています。
GD: ゴルフの難しさって“距離感”があると思うのですが。
内田: 距離感のイメージはできるんです、サッカーボールに置き換えて。こういうやり方でこういう回転をかければこうなるなって。でも、どうしてもクラブでスウィングすると違う結果になっちゃいます(笑)。
GD: お気に入りのゴルフグッズってありますか?
内田: あります! 僕が引退したときに、後輩たちがゴルフバッグとゴルフクラブを全部揃えてくれたんですが、そのなかのひとつで名前入りのボールです! でも上手くなくてボールをすぐになくしちゃうから、このボールを使うのがもったいなくて(笑)。このボールをなくさないで帰るのが一つの目標なんです。

後輩からもらったという「Atsuto Uchida」というネーム入りボールと
※敬称略
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22年のユニクロのCMで内田篤人さんがゴルフをすることは知っていたし、内田さんがこの大会の発案者というのも以前から伺っていたが、20歳からゴルフに接していて、これほどまでゴルフが好きというのは驚きだった。取材時間は10分ほどで、そのうち3分ほどは内田さんからの逆取材。 「プロがあんなにうまいのはどうして?」や「僕が上手くなるには何をすればいいと思いますか」など、本当にゴルフが好きなんだということが伝わってきた。
「まだ子どもが小さく、子育てを奥さんに任せっぱなしというのも嫌なので、月イチとまではいわないけど、2カ月に1回くらいはゴルフがしたい。仕事だからといえば気持ちも楽なので、DAZNさん、お願いできませんかね(笑)」とトップアスリートでもゴルフになると悩みは一緒というのも面白かった。
内田さん、現場でもお伝えましたが、ぜひ、弊社でレッスン企画やりましょう! ありがとうございました(編集・山口)
撮影/大澤進二
THANKS/DAZN