“ヘッドが加速するように走って飛ぶ”と話題になった、UST Mamiyaの「ATTAS KING」。それを超える“球をつかまえる強さ”、“打点ブレの強さ”、そして“振りやすさ”をコンセプトに作られたシャフトが「ATTAS RX SUNRISE RED」だ。本企画で試打を担当した西田幸一プロが開口一番、「こいつはつかまりますよ。そして、確かに飛びます」とコメント。飛ばしの夜明けの真相を探った。

ATTASシリーズ待望の新世代モデル

走り系なのに暴れず、振り抜きやすい

今回、テストをする西田幸一プロは生粋のドローヒッター。普段はつかまり過ぎをケアして手元調子のシャフトを使用している。

「この『SUNRISE RED』は先調子の走り系ですよね。どれぐらい球をつかまえてくれるのか、正直メチャ楽しみです」と西田プロ。さっそく、本人の8割ぐらいの力感で振るヘッドスピード(以下、HS)45〜46m/sでテストを開始した。

画像: 縦軸が弾道の高さ、横軸がつかまりやすさを表す。見ての通り「SUNRISE RED」はつかまりの良さが抜群で高弾道を狙って開発されたモデルだ

縦軸が弾道の高さ、横軸がつかまりやすさを表す。見ての通り「SUNRISE RED」はつかまりの良さが抜群で高弾道を狙って開発されたモデルだ

画像1: ATTASシリーズ待望の新世代モデル

【試打・解説】
西田幸一プロ
専修大学ゴルフ部を経て2016年JPGA(TP)プロテスト合格。今は合田洋プロ主宰の会員制「Gスタジオ」で多くのアマを指導中

「5S」から試打開始

「シャフトの先がしっかり戻ってきてヘッドの走りが強烈なのがわかります。おかげでヘッドがボールを包み込む動きをして、つかまったドローボールが出てくれます。そして、振り抜くタイミングがとても取りやすいです。その証拠がトラックマンのデータに出ています」(西田プロ・以下同)

画像: 試打ヘッドはキャロウェイのパラダイムAi SMOKE MAX D(9度)。ボールはタイトリストのプロV1。それぞれ7球打ち、トラックマンの計測データの上と下を省いた5球の平均値を採用

試打ヘッドはキャロウェイのパラダイムAi SMOKE MAX D(9度)。ボールはタイトリストのプロV1。それぞれ7球打ち、トラックマンの計測データの上と下を省いた5球の平均値を採用

画像: 今回テストした「ATTAS RX SUNRISE RED」は〝5S〟をメインに〝4SR〟〝6SX〟の3種類

今回テストした「ATTAS RX SUNRISE RED」は〝5S〟をメインに〝4SR〟〝6SX〟の3種類

「7球打ちましたが、インパクトのフェースアングルがすべてプラス数値で、プラス0.1から3.7の範囲。プラスというのはターゲットラインに対してフェースがかぶっていない(オープンの)数値です。これがマイナスになると出球から左に飛んで、左から左への引っかけチーピンになってしまいます」

【テスト結果】※試打7球のうち、上下各1球を除いた5球のアベレージ
平均HS:46.1m/s
キャリー:254.3ヤード
トータル:278.3ヤード
球筋:すべてドロー

「『SURISE RED』の場合は、フェースがボールを包み込みながら、当たる瞬間はややオープンに揃うのです。自然と出球が“やや右”に揃い、そのうえでドロー回転が掛かるため綺麗なドローボールが続くんです。これが振り抜きやすさの正体だと思います」

このシャフトは、UST Mamiyaの走り系モデル「ATTAS KING」よりも手元から中間部の剛性を高めている。それが西田プロの言う“振りやすさ”につながっているのか問うと...。

「それはありますね。単純な走り系はシャフトの暴れを警戒して、切り返しからインパクトにかけてタイミング調整が必要になります。でも、このシャフトは切り返しの方向が安定しているので気持ちよく振り抜けるんです」

画像: 「先端に重さを感じるので、クラブに仕事をさせやすいシャフト。力みが消えます」

「先端に重さを感じるので、クラブに仕事をさせやすいシャフト。力みが消えます」

「それと、もう一点お伝えしたいのは、振っていてドライバー全体の重みが“先寄り”に感じられること。いわゆるハンマー投げのような遠心力を強く感じます。だから打った誰もが“先が走っているなー”を体感できるはず。この心地いいフィーリングはとても大きいですよ」

画像2: ATTASシリーズ待望の新世代モデル

先が走るのに打点ブレに強い

次は「5S」のまま打点をずらしてテスト。まずはトウヒット

「先っぽに当たってヘッドが負ける右ペラは皆無。すべてドロー系でトータルの平均飛距離はセンター打点と遜色なし。走り系にありがちな打点ブレが原因の当たり負けの感触はないですね」と西田プロ。実際の数値も平均273.6ヤードをマークした。

続いて「5S」のヒールヒット

『アベレージの方に多い打点位置です。右の林へ一直線的な超ヒールヒットでもスライスにならず(トラックマン画面上の)右ラフで耐えました。一般的にヒールヒットはフェース面上で最も飛距離が落ちる打点ですが、コンスタントに260ヤード超をマーク。先端を強化したこのシャフトの効果が確実に出ています。今回テストヘッドに使用した「パラダイムAi SMOKE MAX D」の性能もありますが、いずれにせよ「SUNRISE RED」とドローバイアス系ヘッドの組み合わせは、ボールをつかまえて飛ばすには最強の組み合わせだと言えますね』

“トウのブレは問題なし、ヒールでも飛ぶ”

画像: 各打点の初速・スピン量・飛距離を見ても大きな変化がなく当たり負けしていない。逆に言えばヘッド性能を十分に引き出していると言える

各打点の初速・スピン量・飛距離を見ても大きな変化がなく当たり負けしていない。逆に言えばヘッド性能を十分に引き出していると言える

最後に「4SR」と「6SX」のスペックでもテスト

「『4SR』はHSを42~43m/sに落として打ちました。結果は平均260ヤード超えと距離はかなり出ましたが、ドローの度合いが強くなるので、HS40m/s前後の人は40グラム台まで落とさず、『5S』か『5SR』が良さそうです。『4SR』はHS36〜38m/sくらいの方にいいと思います」

「『6SX』は『5S』の延長にある感じで振り抜きやすく、強弾道ドローが打てます。HSが45m/s前後あるならば、このスペックを試すのもアリですね」

“自分のHSに合わせて選ぼう”

画像: 4SRは平均HS43m/sで打ったが、飛ぶ反面フックの度合いも大きくなった。「4SRはHS40m/s未満の人に合うはず。6SXはHS44m/s以上のドローを打ちたい人へ」(西田プロ)

4SRは平均HS43m/sで打ったが、飛ぶ反面フックの度合いも大きくなった。「4SRはHS40m/s未満の人に合うはず。6SXはHS44m/s以上のドローを打ちたい人へ」(西田プロ)

テスト中、どのスペックを打っても、しきりに感心していたのは「遠心力を感じて振りやすい」こと。「楽にドローを打ちたい人はもちろん、自分の腕力で振ろうとして力みがちの人にもかなりおススメです」とまとめてくれた。(PHOTO/Takanori Miki Thanks/G-studio)

画像: ATTAS RX SUNRISE RED 飛ばしの夜明け

ATTAS RX SUNRISE RED 飛ばしの夜明け

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