2024年の女子ツアーを盛り上げた人気選手たちの1年間を6回に分けて写真(アルバム)で紹介。5回目は25年シーズン、双子で米ツアーに参戦する岩井姉妹。24年、姉妹で6勝を挙げた活躍ぶりをまとめた。
画像: 色違いのお揃いウェアを着る岩井姉妹

色違いのお揃いウェアを着る岩井姉妹

「千怜の存在が自分の支え」(明愛)

画像: ニチレイレディスで今季2勝目を挙げ、妹と抱き合う明愛

ニチレイレディスで今季2勝目を挙げ、妹と抱き合う明愛

双子姉妹・岩井明愛・千怜は24年シーズンも23年シーズンに引き続き大活躍のシーズンとなった。姉の明愛は年間3勝を挙げ、メルセデスランキング3位、年間獲得賞金額は1億4886万6941円で4位。妹の千怜も年間3勝をマークし、メルセデスランキング5位、年間獲得賞金額は1億3554万291円で5位だった。

2人とも250ヤードを超えるドライバーの飛距離を武器にするが、パーオン率も明愛が2位、千怜が22位と高く、さらに平均パット数も明愛が6位、千怜が8位。空中戦、地上戦ともスキのないないプレーで、年間通じて安定した成績を残した。

明愛はリゾートトラストレディスで24年シーズン初優勝を果たすと、2週後のニチレイレディスで2勝目。住友生命Vitalityレディス東海クラシックで3勝目を挙げた。この試合は2年連続の優勝でもあった。この他、日本女子オープンをはじめ3回の2位も光った。

住友生命レディスで2連覇を果たしたときには「初めてなのでうれしいです。千怜の存在が自分の支えになっている。2人して高め合えるので、そういう部分もいいかと思います」と話した。

妹・千怜は開幕戦優勝

画像: 千怜は開幕戦から全快、24年シーズンの1勝目を挙げた

千怜は開幕戦から全快、24年シーズンの1勝目を挙げた

千怜は開幕戦のダイキンオーキッドレディスで幸先よく優勝を果たし、スタートダッシュに成功した。ヤマハレディースオープン葛城、パナソニックオープンの2位をはさんでRKB×三井松島レディスで大会2連覇となる2勝目。樋口久子三菱電機レディスで姉の6勝に追いついた。

開幕戦でいきなり優勝を果たした後は「新しい勝ち方ですね。気持ちも落ち着いていて運にも恵まれました。今年の目標は複数回優勝したい」と話し、言葉通りに複数回優勝を達成した。

レギュラーシーズン終了後には2人そろって米ツアー参戦の夢を叶えた。12月にアラバマ州で行われた米ツアー最終予選会(Qスクール)に出場し、千怜が通算21アンダー2位、明愛が通算16アンダー5位に入り、見事に来季のレギュラーツアー出場権をつかみ取った。

25年は姉妹で米ツアー参戦!

画像: JLPGA最終戦のリコーカップで競演した2人

JLPGA最終戦のリコーカップで競演した2人

戦いを終えたときの千怜はほっとしたような笑顔だった。

「やっと終わってくれたので、ああ……という感じ。自分のことより2人で通れたことが一番うれしい。一緒に行ければ心強い。世界の人に岩井明愛、岩井千怜を知ってほしい」

明愛も満面に笑みをたたえた。

「注目してもらえたらうれしい。そのためには自分たちが結果を出さなくてはいけない。頑張ります」

岩井ツインズの活躍の場が2025年は米ツアーに移る。国内ツアー同様に豪快かつ繊細なプレーで世界をあっといわせる瞬間が待ち遠しい。

写真/岡沢裕行、姉崎正、大澤進二、有原裕晶

2024年女子プロフォトアルバム①~④

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