毎年この時期になると海外メディア各社が来季ブレイクを予感させるプレーヤーを予想しているが、ゴルフチャンネル恒例のネクストブレイクプレーヤートップ10に平田憲聖がランクインした。24年国内ツアーで3勝を挙げ注目度が一気に上昇。来季はコーンフェリーツアー(下部ツアー)を主戦場にプレーする平田に期待がかかる。

12月上旬におこなわれたQスクールファイナル(最終予選会)では惜しくもPGAツアー出場権が付与されるトップ5入りは逃したが8位タイに入りコーンフェリーツアー(下部ツアー)の出場権を獲得した平田。

米ゴルフチャンネルのネクストブレイク候補の条件は世界ランク100位以内に入っていない25歳以下のプレーヤー。世界ランク114位、24歳の平田はこの条件にぴたりと当てはまる。

ブレイクを予感させる理由は170人が出場したQスクールファイナルでトップ10に入ったこと。PGAツアー優勝経験者やシード落ちした実力者に混じって最終日64の猛チャージで47位タイから一気に8位タイに浮上した爆発力も評価され「コーンフェリーツアーのポイントランクトップの最有力候補」と紹介された。

画像: フジサンケイクラシック優勝後の平田憲聖(撮影/姉崎正)

フジサンケイクラシック優勝後の平田憲聖(撮影/姉崎正)

ただし外国人選手がアメリカでプレーする場合課題になる「環境への順応力」が問われると指摘されている。

秋のZOZOチャンピオンシップでは海外の試合で仲良くなったサヒス・ティーガラに平田が練習場で声をかけると「(日本の試合を)チェックするたびにケンセイがトップにいるんだもん。本当に凄いね」とティーガラに感心されていた。

その会話を聞く限り英語や海外選手に対するコンプレックスはなさそうだ。

間もなくスタートする25年シーズンは大西魁斗がコーンフェリーツアーからPGAツアーに昇格。星野陸也もDPワールドツアー経由でPGAツアーに参戦し、Qスクールでトップ5入りしゴールデンチケットを手に入れた金谷拓実もアメリカに主戦場を移す。

すでにDPワールドツアーで優勝しているためネクストブレイク候補には入っていなかったが現在DPワールドツアーで戦う中島啓太もいずれPGAツアーに昇格するだろう。

ライバルたちの活躍に刺激を受け平田もコーンフェリーツアーを1シーズンでクリアし、PGAツアーへの道を切り拓きそうな予感が漂っている。

ゴルフはワンチャンスで未来が変わる。25年チャンスを掴むのは誰だ?

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