
初対面の人と回るとき気を付けたいことは?(写真はイメージ)
最初の挨拶がやっぱり肝心だ
ゴルフは個人競技と言ってもほとんどの場合、誰かと一緒にプレーします。そして一緒にプレーするメンバーとは多かれ少なかれ影響を受けたり、与えたりするもの。気心の知れた仲間とのプレーは自ずとリラックスして楽しくラウンド出来ると思いますが、見知らぬ人とのプレーではどうでしょう?
ふとゴルフ行こうと思い立つ。そんな時に便利なのが「一人予約」や到着順でスタート出来る河川敷コースです。最近、1組4名のメンバーを揃えるのが難しくなってきていると言います。一方、ゴルフ場側の事情としては、少しでも利益を上げる為、4人1組の料金が、3人や2人になると割増料金が追加されるコースも増えてきました。
そうした背景もあってか、一人予約のプレーを楽しむ人が増え、初対面、見知らぬ人とプレーする機会が増えているようです。今回はそんな「初対面の人とのプレーの作法」について考えていきたいと思います。
スタート前、ティーの周りに全員が揃ったところで、まずはきっちり挨拶と自己紹介。見知らぬメンバーとのプレーではやっばり最初が肝心。挨拶して、自分の名前を名乗り、相手の名前もしっかり聞くようにしましょう。
4人全員が初対面の場合だと、3人の名前を覚えるのは結構大変ですよね。そのためにも挨拶時は、しっかり相手の目や顔を見ること。逆にこの時、相手がロクに挨拶もしないタイプであれば要注意です。
この後、必要なのが、打順を決めること。競技だとスタート表の順番で打ちますが、大抵あのあみだくじみたいな棒(スタート抽選器というそうです)」で決めることが多いですね。
私の場合、全員が初対面ならこの方式に従いますが、例えば私以外の3人は知り合い、なんていう場合は、「良かったら皆さんだけで決めて下さい。私は不動の4番バッターになりますから」などと、その3人の中に混ざらないことを選ぶことがあります。「ホントは3人で楽しく回りたかったのに、なんだか知らないヤツが入って来ちゃったよ」というマインドを気遣ってのことです。
「オマケ」の一人になった時は出来るだけ控え目にするようにしています。
はじめの数ホールは、メンバーを観察。プレーヤーそのものも見ますが、私はさりげなくキャデイバッグを見ます。
「お、クラブにお金かかってるな、しかもツアー仕様。かなりの腕だな」
「うわー、クラブの入れ方がめちゃくちゃだ。こだらないタイプなのかな」
「○○カントリーのタグ付けてる、月例とかも出ているのかな」
など、キャデイバッグを見て分かることが結構あります。
そうした情報を元に、プレー中は、出来るだけ和を乱さないように、その組の雰囲気に馴染むように心掛けます。
無口でコミュニケーションが苦手そうなタイプなら、少し距離をおくようにし、積極的に話しかけてくるタイプなら、ある程度お付き合いするようにしています。やっぱり気を付けたいのは、マナーに関すること。気心の知れた仲間内なら、ルーズに済ませていることも、見知らぬメンバーの時はきっちりと守るように心がけます。
基本的なことですが、
・他のプレーヤーのプレー中に音を立てない。動かない。邪魔な場所に立たない。
・グリーン上で、ラインを踏まない、跨がない。
・自分のボールだけでなく、その組全員のボールの行方を見守り、球の捜索にも参加する。
・ショットやパットの結果を見て、良い結果には声を掛ける。
・プレーのペース、組のプレー進行に心を配る。
こうした事をキッチリやっておけば、スムーズにトラブルなくプレーを楽しめることと思います。「見知らぬ人との組み合わせプレー」は慣れないと戸惑うことも多いかと思います。少しでも参考にして頂き、プレーの機会を増やして頂けたら嬉しいです。
※2025年1月14日13時45分 文章を一部修正いたしました。