【本間ゴルフ T//WORLD 767アイアン】匠のワザが生み出す顔と打感【ギアプロファイリングSPECIAL2025】

試打＆解説
勝又崇之プロ　

専修大学卒業後の08年プロテストでトップ合格。ギアに造詣も深く、自らの試打データを弾道計測器並みの正確さで予測できる。現在は東京・上石神井の「GOLF PLACE」でレッスンを行う。

自分に合うモデルが必ず見つかる!

「どれも本間らしいいい顔しています。よく考えられた4モデルですね。単一素材の1ピースならではの打感と操作性を持つプロモデルの『TOUR V』。顔と打感はそのままに、サイズを少し大きくしてやさしさも兼ね備えたアスリートモデルの『Vx』。より飛距離を追求しながらも、打感を損なわずにミスヒットに強い『Px』。そしてロフトを立てて飛距離を重視しながらも高さが出せる中空構造の『Hx』。自分が求める性能がこの4モデルのどれかに必ず当てはまるはずです。
　
そして、4モデルともに、そのターゲットに合わせたやさしさをそれぞれ持っています。ヘッドの形状が似ているのでコンボでも使えます。たとえばロングアイアンをやさしく飛ばせる『Hx』や『Px』、ミドル〜ショートアイアンを『Vx』や『TOUR V』にするのもいいでしょう。何よりも顔と打感。さすがはメイド・イン・ジャパンです。本間ゴルフの本気度がうかがえるアイアンです」（勝又プロ）

本間ゴルフ T//WORLD TOUR V

マッスルバックのような操作性と打感を追求

マッスルバックに求められる機能をキャビティで実現した軟鉄一体鍛造キャビティ。シャープな形状で据わりがよく、リーディングエッジを落とすことで抜けのよさを発揮。打点が上部にずれた場合の飛距離ロスも軽減。

「伝統的な本間の顔をしていながら、多少芯を外しても初速が落ちないやさしさもある。顔も打感も文句なしのアスリートモデル。リーディングエッジが削られていて抜けもいい」（勝又プロ・以下同）

本間ゴルフ T//WORLD Px

フィーリングはそのままに飛距離性能が高くミスに強い

シャープな見た目の軟鉄鍛造ポケットキャビティ。#5～#8はボール初速を上げるため、反発性の高いLカップフェースを採用。偏肉構造フェースが芯を外したときの飛距離ロスを防ぎ、心地よい打感を生む。

「トップブレードが肉厚で当たり負けしない。初速が速く球も上がりやすい。打音は弾き感のある高い音だが、打感はマイルド。これはやさしい。シャフト次第でプロからアマまで誰でも使える」

本間ゴルフ T//WORLD Vx

操作性と寛容性のバランスがいい軟鉄鍛造ハーフキャビティ

トウとヒールに重量配分しスイートエリアを拡大した軟鉄鍛造ハーフキャビティ。ネックの長さを見直すことで深重心となり、つかまり性能が向上。タングステンウェイトを搭載（#4～#8）することで直進性と寛容性もアップ。

「『TOUR V』をひと回り大きくし、オフセットが増えて長くなったので飛ぶ。でも打感は軟らかい中にもしっかり感があって気持ちいい。ヘッドがより真っすぐ動くオートマチックな感じがある」

本間ゴルフ T//WORLD Hx

シャープな見た目の中空構造やさしく飛ばせて高さも出る

#5～#9はボールを上げやすくするために16gのタングステンウェイトを内蔵。フェースには剛性と反発性能が高い高強度マレージング鋼を使用し、弾き感とスピンの入りやすさを両立。ミスヒット時でも安定した飛距離と高弾道を実現。

「他の3本と違って丸みのあるヘッド。まるでUTのように強い球で真っすぐ飛んで、ボールも上がりやすい。HSが速くなくてもボール初速が出る。アイアンでもやさしく飛ばしたい人はコレ」

PHOTO／Tomoya Nomura
THANKS／GOLF PLACE

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