
プロアマの最中にファンからプロポーズされて困ったというネリー・コルダ
MLBやNBA、NFLのレジェンドや俳優、歌手など名だたるセレブが参戦した試合でルーキーイヤーをスタートさせた竹田麗央は「こんな機会はめったにないので楽しみたい」と語り単独8位と健闘した。
世界ランク1位のネリー・コルダは「復帰するのにこのトーナメントほど良いものはありません。この大会で知り合った付き合いの長いセレブの人たちも多いです」。
2日目にはファンからプロポーズされて困っているコルダに元メジャーリーガーのデレク・ローが助け舟。コルダは何も言わなかったが「彼は“それはノーだと思うよ"と素晴らしい対応をしてくれました」。
同週に行われた男子のAT&Tペブルビーチもプロアマ形式だったが、そこではCBSのメインキャスターであるジム・ナンツが思い出を語った。マスターズ中継でもお馴染みの彼にとって、強く思い出に残るのがプロデューサーの代打ちでプロアマ戦に参加した時のことだという。
初代ジェームズ・ボンドのショーン・コネリーと一緒にラウンドすると知らずにティーに上がり「手が震えてティーが刺さらなかった」という。大好きな007シリーズの主役とのプレーに緊張の連続。しかもラウンド後コネリーがホテルまで車に乗せていってほしいとナンツに頼んできた。
「運転席の後ろに座った彼を乗せて発車しようとしたら、後ろのドアが開いていることに気付きました。急いで閉めたらコネリーの左足がまだ外にあったのです」
27歳のナンツは大好きな俳優の足首をドアで挟み出血させてしまった。血の気が失せる出来事だったが翌日も大会にコネリーの姿があって「心底ホッとした」とのこと。
負傷者を出してはいけないが、日本においてもプロアマがもっと盛り上がってほしいものだ。
※週刊ゴルフダイジェスト2025年2月25日&3月4日合併号「バック9」より