「めちゃくちゃ熱い戦いでした」と1イーグル、10バーディ、1ボギーの爆発的なプレーで存在感を見せつけた岩井。2日目までトップを走ったが3日目は「緊張で体がうまく動かなった」と後退。最終日は気持ちを切り替え「自分のリズムに集中する意識」でコースレコードを更新する会心のゴルフを見せた。
大勢のギャラリーに囲まれて最終組をプレーすると「すごくエキサイティングだった」と声を弾ませ「人生で一番多いギャラリーの中でプレーできてうれしかった」と笑顔が弾けた。
本格参戦2戦目で早くも優勝争い。ルーキー・オブ・ザ・イヤーのポイントレースでは出場3試合中2試合でトップ10に入っている竹田に次ぐ2位に浮上。

ルーキー・オブ・ザ・イヤーで1位の竹田麗央(左)と2位の岩井明愛(右)(撮影/姉崎正)
3位がファウンダース・カップで4位タイに食い込んだ山下美有夢、4位が岩井ツインズの妹・千怜と日本のメルセデス・ランクを見ているようなラインナップだ。
昨シーズン西郷真央が90年の小林浩美以来34年ぶり日本勢2人目のルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。今シーズンは日本から粒揃いの選手たちが渡米し誰が新人賞を獲ってもおかしくない状況だ。
それどころかレース・トゥ・CMEグローブ(ポイントランク)も狙えるメンツが揃っている。
かつて日本人は海外に行くと言葉の壁やコース&飛距離の違いなどに引け目を感じ思うような結果を出せないケースが多かった。しかし最近の女子はアマチュア時代の海外経験も多くどこに行っても動じない、いい意味で“図太い“メンタルがある。
ルーキーが頑張ればすでに米女子ツアーで実績のある古江彩佳や笹生優花、畑岡奈紗らも闘争心を刺激される。相乗効果で日本勢が米ツアーを席巻する日は近い!?