タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第61回はキャメロンには珍しい“フェースウェイト”の「サーカ62NO.7」をお届けする。

希少性が際立つフェースウェイト

画像: カーボンスチール製のヘッドに、ブラッシュドブラック仕上げを施したサーカ62 NO.7。サーカ62 NO.6とNO.7は、英字のBの形を模したBバックフランジが特徴。市販のNO.6にはクランク型のプラミングネック、市販のNO.7にはフローネックが採用されているが、このパターにはストレートシャフト仕様のネックが取り付けられている

カーボンスチール製のヘッドに、ブラッシュドブラック仕上げを施したサーカ62 NO.7。サーカ62 NO.6とNO.7は、英字のBの形を模したBバックフランジが特徴。市販のNO.6にはクランク型のプラミングネック、市販のNO.7にはフローネックが採用されているが、このパターにはストレートシャフト仕様のネックが取り付けられている

07年に製作された、プロトタイプのサーカ62NO.7である。

サーカ62NO.7は、08年に発売されたサーカシリーズからラインナップされたモデルで、Bバックフランジとハイトウが特徴のパターである。ちなみに、市販のNO.7にはフローネックが採用されているが、このパターにはストレートシャフト仕様のネックが溶接で取り付けられている。

フェースのトウとヒール部分には、タングステンフェースウェイトが取り付けられている

さらにこのパターを特徴づけているのが、市販のNO.7にはない、タングステンフェースウェ
イトであろう。このウェイトが採用されたパターは、09年に発売されたインスパイアドby今田竜二などだけで、数が少ない。その希少性も、このパターの魅力を強く押し上げている。

バックフェースの「JAT」は「Just a thought(ふと思い付いたこと)」の略で、新しいアイデアを盛り込んだパターに刻まれる文字である。その新しいアイデアは、ストレートシャフト仕様のネックであったか、フェースウェイトであったか。キャメロン氏に詳しく伺ってみたいものである。

PHOTO/Takanori Miki
THANKS/スコッティキャメロン ゴルフギャラリージャパン

※週刊ゴルフダイジェスト2月18日号「キャメロンマニア宣言」より

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