2025年、沖縄県にある「琉球ゴルフ倶楽部」にて開催される国内女子ツアー初戦「第38回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」。昨年大会のプレーバックから会場へのアクセスまで、観戦に役立つ情報を紹介!

3月6日(木)~3月9日(日)ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント

画像: 優勝を決めガッツポーズする岩井千怜(撮影/岡沢裕行)

優勝を決めガッツポーズする岩井千怜(撮影/岡沢裕行)

会場:琉球ゴルフ倶楽部/18ホール、6610ヤード、パー72
賞金総額:1億2000万円、優勝賞金:2160万円

1988年に創設された大会となる「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」は、毎年「琉球ゴルフ倶楽部」にて開催されるJLPGAツアー開幕戦。2016年大会から4日間競技に変更され、2020年には新型コロナウイルスの感染防止の観点から完全無観客試合にて行う予定だったが、感染拡大の影響で中止となった。21年からは各日最大1000人、22年には3000人と観客を入れて開催され、23年には4年ぶりとなる観客無制限での開催となった。なお、本大会は沖縄から全国に春の訪れとゴルフシーズンの幕開けを告げる大会として親しまれている。

プレーバック2024

画像: トーナメントレコードを達成した岩井千怜(撮影/岡沢裕行)

トーナメントレコードを達成した岩井千怜(撮影/岡沢裕行)

前回大会では西郷真央と岩井千怜の熾烈な争いとなったが、岩井千怜がトーナメントレコードの通算18アンダーを記録しツアー5勝目を飾った。2位の16アンダーは西郷真央、3位の11アンダーは菊地絵里香が並んだ。

なお、岩井千怜(姉の岩井明愛も)はサウジアラビア、タイ、そして今週の沖縄と3連戦が続いている。

主な副賞(2025)

ダイキンルームエアコン『うるさらX』
ダイキンルームエアコン『risora』
ダイキン加湿ストリーマ空気清浄機『加湿ストリーマ空気清浄機』
ヤンマープレジャーボート『トップランFX24EZ.LTDV』

画像: 2024年大会ではマリンプレジャーボート「FX24EZ」が贈られた

2024年大会ではマリンプレジャーボート「FX24EZ」が贈られた

プロゴルファー中村修が語る注目選手

「2025年の国内ツアーの開幕です。国内初戦は沖縄県『琉球ゴルフクラブ』という高麗グリーンとなり、高麗グリーンは国内で今週含め2コースとなっています。コースとしてはグリーンの状態が非常に良く、硬くしまっていてスピードも出ています。グリーン周りのラフも深く、様々な場面での対応力が求められるコースとなっています。グリーン周りはスコアに直結しますので、どのようなマネジメントで攻めるのかに注目したいですね。また、不動裕理プロが保持している『生涯獲得賞金』の大記録が、申ジエ選手によって更新される可能性があることも注目です」(中村)

岩井明愛

画像1: 2025年ホンダ LPGA タイランドにて(撮影/姉崎正)

2025年ホンダ LPGA タイランドにて(撮影/姉崎正)

プロフィール
2021年6月、プロテストに合格。同年9月の下部ツアー「山陽新聞レディースカップ」でプロ初優勝。23年のレギュラーツアー「KKT杯バンテリンレディス」で初優勝。妹・千怜との双子優勝は国内女子ツアー史上初。24年は米ツアー最終予選会を突破し、25年は米LPGAを主戦場に戦う。

2024年度スタッツ
メルセデス・ランキング:3位
平均ストローク:69.9(3位)
フェアウェイキープ率:60.5%(72位)

中村のコメント
先々週は「ホンダ LPGAタイランド」に出場した岩井姉妹ですが、岩井明愛は2位でフィニッシュするなど、好調です。オフにはトレーニングも欠かさず行い、懸垂を12回できるほどの筋力を持ち合わせています。またスコアに一喜一憂することがなく、淡々とプレーしていることで自分の流れを大切にでき、集中力が高まる“ゾーン”に入る確率が高まっていると思います。先々週の悔しさを今大会にぶつけてくると思いますので、4日間に注目したいですね。

岩井千怜

画像2: 2025年ホンダ LPGA タイランドにて(撮影/姉崎正)

2025年ホンダ LPGA タイランドにて(撮影/姉崎正)

プロフィール
2021年6月、プロテストに合格。同年9月「カストロールレディース」でプレーオフの末、下部ツアー初優勝。22年「NEC軽井沢72」でレギュラーツアー初優勝。翌週の「CAT Ladies」も制し、ツアー初優勝から2週連続Vという史上3人目の快挙を達成した。5月「RKB×三井松島レディス」で大会連覇となる6勝目。10月「樋口久子 三菱電機レディス」で7勝目。明愛と同じく、米ツアー最終予選会を突破し、25年は米LPGAを主戦場に戦う。

2024年度スタッツ
メルセデス・ランキング:5位
平均ストローク:70.2(5位)
フェアウェイキープ率:67.5%(39位)

中村のコメント
明愛と共に出場した「ホンダ LPGAタイランド」では24位と健闘し、2日目では8バーディ1ボギーの65で回り、一時は8位まで順位を上げていたので、全体的な調子は良くなっていると思います。明愛同様にオフのトレーニングがしっかり効果をなしていることが伺えます。予選ラウンドは岩井姉妹と小祝さくらの組み合わせとなり、ディフェンディングチャンピオンらしい戦いを見せてくれそうです。

櫻井心那

画像: 2024年ヤマハレディースオープン葛城にて(撮影/岡沢裕行)

2024年ヤマハレディースオープン葛城にて(撮影/岡沢裕行)

2021年「九州女子選手権」を制し、同年11月のプロテストに一発合格。22年には5大会を制して下部ツアー初の年間5勝で賞金女王に輝いた。また23年には史上3人目となる10代(19歳202日)でのツアー3勝を達成し、10月「富士通レディース」で4勝目を挙げた。

2024年度スタッツ
メルセデス・ランキング:28位
平均ストローク:71.5(36位)
フェアウェイキープ率:54.6%(82位)

中村のコメント
櫻井心那はコーチが変わり、目澤コーチが新たに担当するようになり、フェード主体のスウィングに変更し、安定感とショット精度に磨きがかかっています。また今年2月に行われた1日競技「マイナビチャレンジカップ」にて5アンダーの67で回り、2位に3打差をつけて優勝しています。とても流れが良い状態で本大会に臨んでいるので、櫻井心那にも注目です。

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