
開幕戦の初日2位スタートの吉田鈴は2戦目も首位と4打差の8位タイで好スタートを切った(撮影/姉崎正)
2004年&2005年の"同組3人娘"がトップ10フィニッシュ!

2004年生まれの吉田鈴(中央)と2005年生まれの菅楓華(左)と中村心(右)が同組で初日アンダーパー発進!(撮影/姉崎正)
米ツアーを主戦場にする吉田優利を姉に持つ吉田鈴は6番で残り160ヤードの第2打を6番アイアンで3メートルにつけてバーディ先行。8番は4番ユーティリティで8メートルに乗せてスコアを伸ばし「パー5でバーディを取れなかったけど、アンダーで回れてよかったです」と充実感を漂わせた。
2週前の開幕戦でツアーデビュー戦となったダイキンオーキッドレディスでは優勝争いに加わりながらも最終的に15位タイと悔しい思いを味わった。
「(ダイキンの経験を生かして)今日は回っている間にイメージが悪くなりがちなので、スタート前からいいイメージを崩さないように、自分のイメージを大切にしてやりました」
姉の優利は貫禄の4アンダー2位タイ発進。「今日はスタートが入れ替わりだったんですけど、同じフィールドに立っているので負けないようにプレーしたい」と意気込んだ。

初日ホールアウトした中村と菅が笑顔でハグ(撮影/姉崎正)
同組でプレーした菅はプロテスト合格が2024年と吉田鈴、中村よりも1年”先輩”に当たる。この日は3人そろってアンダーパーでプレー。「心とは同学年だし、3人ともすごくいいリズムで回れました」と笑顔で振り返った。
昨年のプロテストに合格した中村は今大会がツアーデビュー戦。記念の初バーディは5番で記録した。残り127ヤードの第2打をピッチングウェッジで手前4メートルに乗せて、軽いスライスラインを読み切った。最終的にもデビュー戦を1アンダーでまとめ「そこ(5番)までチャンスがあったのに決められなかったので、絶対決めてやるという気持ちでした。デビュー戦でこの成績は70点です」とうれしそうに自己評価した。
2024年の1回目のプロテストは失敗。昨年は悔しい思をしたそうで「同級生がプロの試合でプレーしているのを見ていて、去年は苦しい思いをした。今年は自分も頑張りたい」と力こぶ。
好スタートを切った新鋭3人が残り2日間で女子ゴルフに新しい風を吹かせるか。