今シーズン4試合中2試合で優勝。勝率5割を誇るニーマンはまだメジャーでの勝利はない。
「グリーンジャケットを狙う自信ですか? もちろんあります。マスターズで優勝することは夢なので楽しみにしているし、大会に向けてきちんと準備を整えたいと思っています。ゴルフの調子もいいですから」とメジャー初制覇に意欲を見せた。

左からホアキン・ニーマン、ブルックス・ケプカ、ブライソン・デシャンボー(写真は2024年の全英オープン 撮影/姉崎正)
タイガー・ウッズが復活優勝を遂げた19年と23年のマスターズで準優勝のケプカも自信たっぷり。
「これまでの経験でオーガスタの攻略法は熟知しています。もちろん行くたびに新しい発見はありますが、あのコースでプレーする術は心得ています。詳しいこと(攻略法)は秘密ですが、まずはサンデーバック9に入るまでにいいプレーをして勝負どころの残り9ホールでチャンスを掴みたい」
昨年は全米オープンで優勝、全米プロで2位、マスターズでも6位タイに入っているブライソン・デシャンボーは「オーガスタでの勝負の鍵は忍耐力」だという。
「いかに戦略的にプレーするか。バーディが獲れる位置を見極めそこにボールを運べるか。ブルックス(ケプカ)もいったように最後の9ホールで勝つチャンスに自分を置くことが大事。最後はいかに我慢できるかの勝負です」
PGAツアーのトップ選手たちは今年に入ってからすでに8試合前後をこなしているがLIV勢はマイアミまでで5試合しか競技をプレーしていない。試合勘といった意味で不利に思えるが?
「(LIVの)誰もが自分なりの準備をしています。休みがある週は今後の大会に向けて準備し、集中してゴルフの調子を良い状態に仕上げ、戦略とゲームプランを立てます。そのプロセスが僕はとても好き。時間があるということは正直プラスだと思っています」とデシャンボー。
この意見にケプカもニーマンも激しく同意。「メジャーに向けた最善のスケジュールを組んでいます」とニーマンがいえば「試合がなくてもかなりたくさん濃いプレーをしている」とケプカ。
マスターズではLIV3人衆がキャリアグランドスラムを目指すローリー・マキロイの行く手に立ちはだかるかもしれない。