21年以来4年ぶり2度目のグリーンジャケットを目指す松山英樹が2日に猛チャージ。好プレーが報われなかった初日の鬱憤を晴らすかのように1イーグル、4バーディ(2ボギー)を奪い4アンダー68の好スコアをマーク。通算3アンダーで、首位を守ったジャスティン・ローズを5打差の射程圏内にとらえる12位タイに浮上した。
画像: ショットが冴えた松山の2日目。松山らしい(?)“手を放すけどナイスショット”は一度もなく、思い通りのスウィングができているように見える(撮影/Yoshihiro Iwamoto)

ショットが冴えた松山の2日目。松山らしい(?)“手を放すけどナイスショット”は一度もなく、思い通りのスウィングができているように見える(撮影/Yoshihiro Iwamoto)

好天の第2ラウンド、松山のショットは冴えた。

フィニッシュで完璧なバランスを保ち、体を左右に傾けたり片手を離すシーンは皆無。まるで全ショット再生映像を見ているかのような安定ぶり。

21年の勝利を再現するためにはムービングデー(3日目)にいかにスコアを伸ばすかが鍵。上位にはグランドスラムを目指すローリー・マキロイ(3位タイ)や連覇がかかるスコッティ・シェフラー(5位タイ)ら実力者がひしめいているが、状況に惑わされずこのまま好調なショットを維持すればその先に優勝の二文字が見えてくる。

唯一渋い顔を見せたのは11番のセカンドショットだけでセカンドをグリーン手前に外したが、ここも絶妙なアプローチでパーをセーブした。

初日も前半2バーディと好調だったが13番パー5で完璧なショットがピンに当たって跳ね手前のクリークに押し戻される不運でダブルボギーを叩き失速した。

迎えた2日目はショットの内容からすればあと2つ3つ伸ばしてもおかしくない展開だった。パットがあと一筋、あとひと転がりしていればバーディの数はさらに増えたはず。

それでもスタート直後の2番パー5で残り246ヤードをピンそば1.5メートルにつけ幸先の良いイーグル奪取に成功。「気持ち的に楽になれた」と流れを引き寄せ、前の日に痛恨のダボを叩いた13番できっちりバーディを奪ってリベンジに成功した。

マスターズの日本公式Xで松山英樹の2番セカンドのスーパーショットを確認する

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スロースターターの松山は尻上がりに調子を上げるのがいつもの必勝パターン。

思えば21年に勝ったときも2日目を終えトップのローズに3打差の6位タイだった。そして3日目、65の猛チャージで後続に4打差をつけ単独トップに踊り出た。大量リードに守られた最終日はスコアを落とす苦しい展開だったが1打差で逃げ切り戴冠を果たしている。

ちなみにその年も予選ラウンドを牽引したローズは松山に5打差の単独7位に終わっている。

21年の勝利を再現するためにはムービングデー(3日目)にいかにスコアを伸ばすかが鍵。上位にはグランドスラムを目指すローリー・マキロイ(3位タイ)や連覇がかかるスコッティ・シェフラー(5位タイ)ら実力者がひしめいているが、状況に惑わされずこのまま好調なショットを維持すればその先に優勝の二文字が見えてくる。

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