米国テキサス州にあるザ・クラブatカールトン・ウッズ(6911Y・P72)で開催中の女子の海外メジャー第1戦、シェブロン選手権。その初日が終わり、トップに立ったのは7アンダーのビッグスコアを叩き出したリュー・ヤン選手とユ・ヘラン選手。日本勢では勝みなみが3アンダーの10位タイに位置。初日の結果を女子ツアーに詳しい中村修プロはどう見たのか。
画像: 女子の海外メジャー初戦で、初日日本勢最上位の勝みなみ(撮影/岡沢裕行)

女子の海外メジャー初戦で、初日日本勢最上位の勝みなみ(撮影/岡沢裕行)

女子の海外メジャー第1戦、シェブロン選手権の初日が終わりました。トップに立ったのは7アンダーのビッグスコアを叩き出したリュー・ヤン選手とユ・ヘラン選手。

日本勢では勝みなみ選手が3アンダーで10位タイと順調な滑り出し。2アンダー16位タイには西郷真央選手。1アンダー22位タイに古江彩佳選手が続いています。

注目の岩井ツインズはそろってイーブンパー34位タイ。吉田優利選手、渋野日向子選手、山下美夢有選手、竹田麗央選手、畑岡奈紗選手は1オーバー61位タイのスタートです。

この結果を、「日本勢は総じて悪くなかった」と語るのは女子ツアーに詳しい中村修プロ。

「風もあり、距離も長く、難しいセッティング。そのなかで、山下美夢有選手や古江彩佳選手といった、決して飛ばし屋ではない選手たちも踏みとどまりました。グリーンが軟らかくハマればスコアが出る状況なので、明日以降大いに期待できると思います」

とくに初日トップ10スタートを切った勝選手に関しては、「彼女は飛距離が出るのがコースに向いている」と言います。

「事前インタビューでも、そんなに距離があるように思わないといった趣旨の発言をしていました。今年は予選落ちが一度もないことからもわかる通り、ショットの調子はだいぶいいと思います」(中村プロ)

そして、上位の顔ぶれをみると、じつは10位タイまでの15選手のなかで、世界ランクトップ10の選手は勝選手と同じ10位タイのエンジェル・イン選手(世界ランク9位)しかいません。

「男子のマスターズとの違いを感じます。男子の選手たちはマスターズに調子のピークを持ってきますが、女子の場合は長いシーズンの序盤であり、5つあるメジャーのひとつめといった位置付けです」(中村プロ)

それだけに、4日間のタフな戦いのなかで、2日目以降リーダーボードの中身がガラッと変わることも十分に予想できます。もちろん、日本勢のなかでリーダーボードを駆け上がる選手も出てくる可能性は大いにあります。

最後に、中村プロに明日以降期待したい選手について聞きました。

「全員と言っていいくらい、今季の日本勢は調子がいいですよね。ただ、あえて名前を挙げるならば岩井ツインズ。なかでも、先週2位と悔しい思いをした明愛選手でしょうか。インスタートの15番でトリプルボギーを叩くなど前半は5オーバー。折り返した後半は1番から4連続を含む5バーディ・ノーボギーでトータルイーブンパーにまとめてきました。先週の悔しさから気持ちを切り替えて、メジャーの舞台でこれまでの経験を活かしてもらいたいです」(中村プロ)

女子海外メジャー第1戦、シェブロン選手権。2日目以降も注目です!

勝みなみと小祝さくらのグダグダダンス(動画)

勝みなみのドライバーショット連続写真

勝みなみに開幕前インタビュー

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