4月24日から開催されている「前澤杯 MAEZAWA CUP 2025」2日目、初日8アンダーの米澤蓮が5アンダー・ノーボギーのトータル13アンダーで首位に浮上。初日トップで終えた大岩は2日目1アンダーと大きく伸ばすことができず、3打差の4位タイで2日目を終えている。

「ドライバーに手応えを感じています」

画像: ドライバーは「GT1」9度を使用(写真は25年東建ホームメイトカップ。撮影/姉崎正)

ドライバーは「GT1」9度を使用(写真は25年東建ホームメイトカップ。撮影/姉崎正)

初日8アンダーの2位で2日目をスタートした米澤蓮は前半3バーディ、後半2バーディの65で、首位に浮上。国内初戦の東建ホームメイトカップを14アンダーの2位で終えた米澤は、昨年からドライバーを変更したことによる手応えが大きかったという。

「ドライバーを新しく買ったのと、自分の中で気づきがあり、その2つが良い方向に持って行ってくれました。去年はドライバーが課題だったのですが、今は自信をもってティーショットを打てていますので、そのあたりが一番手ごたえを感じています。特に方向性が良くなり、FWキープ率が高くなりました。狭いホールでも自信をもって打つことができています」

2024年のスタッツではFWキープ率が55.2%(67位)だったが、まだ2戦を終了した段階とはいえ、FWキープ率は71.4%(7位)と大幅に伸びている。
※スタッツは4月25日現在

「もともとかなりロフトのある(ロフトが寝ている)ドライバーを使っていたので、初速もあまり出ず、振ればつかまることがすごい多かったのですが、クラブで球をあげられるものが見つかり、アイアンと同じ感覚で打てるようになったことが安定性に繋がっていると思います」とロフトの変化を上げた。

以前は11度のドライバーを使用していた米澤だが、オフに出合ったタイトリスト「GT1 ドライバー(ロフト角9度)」を使い初速と安定したスピンが気に入っていると話している。

多額の賞金が設定されている前澤杯。賞金王を目指すには上位に入りたいところだが、「賞金は意識せず、自分がどういうプレーをするかだけコース上では考えています。賞金が大きく上位に入りたい気持ちはありますが、自分が出来ることを尽くすことしか考えていません。他の皆さんも同じ思いでプレーしていると思うので、その中で自分が優勝出来たらすごく良いなと思っています」と残り2日間を戦う。

今大会は国内ツアーでは総距離がかなり短めの6652Y。明日からもう一段ギアを入れる激しいスコア展開が予想される。男子国内ツアー(72ホール)での最少ストロークは2022年にチャン・キムがカシオワールドオープンで記録した256ストローク。パー72とパー70という設定の違いはあれど、2日間を終わった段階で、米澤蓮は「127ストローク」なので、残り2日間で同じスコアでラウンドできれば、記録更新となる。スコアの伸ばしあいになる今大会で、新記録樹立が達成されるかもしれない。

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