5月15日(木)~5月18日(日)第90回 関西オープンゴルフ選手権2025

優勝した幡地隆寛と優勝トロフィー(撮影/岡沢裕行)
会場:滋賀県 日野ゴルフ倶楽部(18ホール、7035ヤード、パー70)
賞金総額:8000万円、優勝賞金:1600万円
関西ゴルフ連盟が発足された1926年の翌月。連盟主催によって11月7日に開催された日本最古のトーナメントとして“第一回関西オープンゴルフ選手権”が茨木カンツリー倶楽部にて開催。1940年~1948年には第二次世界大戦による中断があったが、その後再び歴史の扉が開いた。一旦はツアー競技外となったが第74回の石川遼の優勝を一つのきっかけに2009年ツアー競技として復活した。
プレーバック2024

優勝した幡地に祝いのドリンクシャワー。(撮影/岡沢裕行)
2024年大会は滋賀県 名神八日市カントリー倶楽部で開催され、国内ツアー屈指のパワーヒッターとして名を馳せる幡地隆寛が通算14アンダーで国内ツアー初優勝を飾った。幡地は同年3月のアジアンツアー「ニュージーランドオープン」制し、海外でプロ初タイトルを手にしてシーズン突入。優勝した流れに乗り待望の優勝となった。
2位には11アンダーの杉浦悠太、3位には10アンダーの清水大成が並び、2023年大会覇者の蟬川泰果は通算4オーバーの41位で終えた。
主な副賞(2025)
福宝ホールディングス株式会社より、イーグル賞として100万円(16番ホール、決勝2日間該当者全員)が贈られる。
対象となる16番ホールは左ドッグレッグ、530ヤードのパー5。ティーショットの着弾地点には左右2つずつ並ぶ場バンカーがあるため、飛距離はもちろんのこと正確なショットも要求される。

優勝賞金「1600万円」が贈られた(撮影/岡沢裕行)
今大会の注目選手!
幡地隆寛

東建ホームメイトカップ練習日にて(撮影/岡沢裕行)
プロフィール
10歳でゴルフを始め、高校はゴルフ部に入るために、広島から隣県の岡山県作陽高へ進学。2015年にプロ転向。18年に下部ツアーで賞金ランキング14位に入ってレギュラーツアー進出の足がかりをつかみ、19年の初戦「東建ホームメイトカップ」でレギュラー初の予選通過を果たした。20~21年シーズンに賞金ランク39位で初シードを獲得し、313.04ydでドライビングディスタンス1位。
<2025年度スタッツ>※2025年5月12日時点
世界ランク:300位
ドライビングディスタンス:313.53ヤード(3位)
サンドセーブ率:66.6%(8位)
生源寺龍憲

東建ホームメイトカップ表彰式の様子(撮影/姉崎正)
プロフィール
名字の由来は天台宗の開祖・最澄生誕の地といわれる滋賀県の生源寺。父親の練習についていったことがきっかけに10歳でゴルフを始めた。2023年に下部ツアーの賞金王を戴冠。24年には予選会を通過してアジアンツアーの出場権を獲得。同年、国内ツアーの賞金ランキング29位で初のシードを獲得した。悪天候により最終日が競技中止となった25年「東建ホームメイトカップ」でツアー初優勝。
<2025年度スタッツ>※2025年5月12日時点
賞金ランク:2位
ドライビングディスタンス:298ヤード(25位)
サンドセーブ率:50%(32位)
杉浦悠太

アジアンツアーで2位の好成績をだした杉浦悠太(撮影/岡沢裕行)
プロフィール
福井工大附属福井高2年時の2018年「日本ジュニア」で優勝。翌年からナショナルチーム入り。日大進学後、22年に当時アマチュアだった蝉川泰果が優勝した「日本オープン」で3位。23年のレギュラーツアー「ダンロップフェニックス」で大会初&史上7人目のアマチュアVを成し遂げた。24年「日本プロ」でツアー2勝目となるプロ初優勝を果たした。先週開催された「インターナショナルシリーズ・ジャパン」にて、通算13アンダーの2位でフィニッシュ。
<2025年度スタッツ>※2025年5月12日時点
賞金ランク:76位
ドライビングディスタンス:302ヤード(20位)
サンドセーブ率:38.8%(71位)