昨年、シニアメジャーの全米シニアオープンでリチャード・ブラントとのプレーオフに敗れ、メジャータイトルを目前で逃した藤田寛之。今季から出場中のPGAツアーチャンピオンズ対策としてセッティングを大幅に変更。刷新した14本を紹介しよう。
画像: ふじた・ひろゆき/1969年6月生まれ。福岡県出身。専修大学卒業後、1992年プロ入り。1997年のサントリーオープンでツアー初優勝。2012年、43歳でJGTO賞金王。1997年から20年まで23年連続シード権、JGTO通算18勝

ふじた・ひろゆき/1969年6月生まれ。福岡県出身。専修大学卒業後、1992年プロ入り。1997年のサントリーオープンでツアー初優勝。2012年、43歳でJGTO賞金王。1997年から20年まで23年連続シード権、JGTO通算18勝

画像: レディスの5Wを7Wとして、7Wを9Wとしている。番手刻印の下に「7」「9」とペンで記入。RMXの5Wはロフト17度を0.5度立てている。シャフトは3本ともディアマナWB

レディスの5Wを7Wとして、7Wを9Wとしている。番手刻印の下に「7」「9」とペンで記入。RMXの5Wはロフト17度を0.5度立てている。シャフトは3本ともディアマナWB

「グリーンまで長い距離が残った場合、ロングアイアンだとなかなか止まらないので、高さで止めるセッティングを目指しました。元々入れていたUTよりも、インプレスのレディスFWは高さが楽に出て、ピンを狙うクラブとして適していると思ったんです」(藤田・以下同)

兼ねてから契約先のヤマハのツアー担当へも高さが出るクラブを要望していたこともあり、インプレスドライブスターのレディスモデル、ロフト20度の5Wを7W相当に、23度の7Wを9W化させるべく重量、ロフト、ライ角などを調整、イメージ通りの高弾道が出るようにカスタマイズした。シャフトはディアマナWBの80グラム台のSを挿している。

画像: 今季はドライバー3本態勢で使い分ける。このRMX 116は操作性が高く、つかまりを抑えたい場合はこれ。その他にRMX VDとインプレスのプロトを用意。シャフトはディアマナBBで「先が走ってくれる感覚がある」と選んだ

今季はドライバー3本態勢で使い分ける。このRMX 116は操作性が高く、つかまりを抑えたい場合はこれ。その他にRMX VDとインプレスのプロトを用意。シャフトはディアマナBBで「先が走ってくれる感覚がある」と選んだ

ドライバーは、撮影した日はRMX116の10.5度を入れていたが、他にRMX VDプロトとインプレスプロトも併用。弾道を自分で操る場合はRMX 116、オートマチックにつかまえたい場合はVDとインプレスのプロトとコースセッティングやコンディションで使い分ける。

画像: 藤田仕様に調整を加えたプロトだが、基本的なヘッド性能は既製品と変わらないという。ヤマハのアイアンを長年使っているが、このアイアンは1、2を争う好感触。シャフトは5Iがカーボンのラウネ、6I~PWはAMTツアー ホワイト

藤田仕様に調整を加えたプロトだが、基本的なヘッド性能は既製品と変わらないという。ヤマハのアイアンを長年使っているが、このアイアンは1、2を争う好感触。シャフトは5Iがカーボンのラウネ、6I~PWはAMTツアー ホワイト

アイアンは5I~PWで、RMX Mプロトを入れる。以前に使っていたRMX VDツアーモデルに比べて、「7Iのキャリーで7ヤード増、且つスピン量は維持」といった課題をクリアでき、とても気に入っている。

「初速がしっかり出るうえに、球が上がりやすく、打感は軟鉄らしい軟らかさと心地良い弾き感があってとても良いんです」

画像: ウェッジはボーケイシリーズを長年愛用。この3本はシャフトも替わらずダイナミックゴールドEXツアーイシュー、フレックスはS200

ウェッジはボーケイシリーズを長年愛用。この3本はシャフトも替わらずダイナミックゴールドEXツアーイシュー、フレックスはS200

ウェッジはボーケイSM10を使用し、ロフト50度は通常ショットに適したFグラインドのソール、54度と58度は万能タイプのMグラインド、58度は0.5度寝かせて58.5度にカスタマイズ。

画像: 20年以上、スコッティキャメロンを愛用。フェースのヒール部にCAMERON SCOTTYと縦刻印が入る“バーチカルスタンプ”はかなりレアなツアーモデル。限られた本数で市販されているが、かなり高値が付いている

20年以上、スコッティキャメロンを愛用。フェースのヒール部にCAMERON SCOTTYと縦刻印が入る“バーチカルスタンプ”はかなりレアなツアーモデル。限られた本数で市販されているが、かなり高値が付いている

パターはスコッティキャメロンのニューポート2 GSSバーチカルスタンプ プロト。ちなみにタイガー・ウッズも使用しているモデルで、数が少なく希少価値の高い1本。

画像: ボールはタイトリスト プロV1。打感の良さ、距離感、直進性などトータルバランスに優れている点が使用する理由だ

ボールはタイトリスト プロV1。打感の良さ、距離感、直進性などトータルバランスに優れている点が使用する理由だ

米国シニアの1年目、目標は言うまでもなく優勝だ。

藤田寛之の最新クラブセッティング

1W/ヤマハ RMX 116 ドライバー(10.5度)・三菱ケミカル ディアマナ BB(53S)
5W/ヤマハ RMX FW(2019年)(17→16.5度)・三菱ケミカル ディアマナ WB(63S)
7W・9W/ヤマハ インプレス ドライブスター レディス FW(20・23度)・三菱ケミカル ディアマナ WB(83S)
5I/ヤマハ RMX Mプロト アイアン・グラファイトデザイン ラウネ プロ i(105S)
6I~PW/ヤマハ RMX Mプロト アイアン・AMT ツアーホワイト(S200)
GW・AW・SW/タイトリスト ボーケイ SM10(50・54・58.5度)・ダイナミックゴールドEX ツアーイシュー(S200)
PT/スコッティキャメロン ニューポート2GSS バーチカルスタンプ プロト
BALL/タイトリスト プロV1
※スペックは編集部調べ

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