女子ゴルフの今季国内ツアー第10戦ブリヂストンレディスオープン2日目が23日、愛知県・中京ゴルフ倶楽部石野コースで行われ、39歳の藤田さいきが6バーディ、1ボギーの5アンダー67で回り、通算6アンダーでホールアウトした。藤田は前々週のメジャー大会「ワールドレディスサロンパスカップ」で体調不良に耐えながらプレーオフまで進出したが、申ジエに敗れて2位に終わっていた。

ブリヂストンレディス2日目6アンダー6位タイに浮上した藤田さいき(サロンパスカップ撮影/姉崎正)
衰えを知らないベテランの快進撃が再び始まった。
藤田はインから出て15番で手前から5メートルを沈めてバーディ先行。16番は1メートルのバーディパットを入れてスコアを伸ばした。17番でこの日唯一のボギーをたたいたが、18番は10メートルのロングパットを決めてバウンスバック。後半アウトも3つのバーディを奪った。
前々週は体調不良で試合後に病院へ運ばれたが、この日はすっかり元気を取り戻し「2日間ショットもパットも安定している」と笑みを浮かべて振り返った。途中から雨が降るコンディションの中でのプレーになったことには「ちょっとびっくりしました。(雨は)嫌いではないです。どれくらい距離が落ちるかとか、そういうのは分かる。自分が耐えていれば上にいけるということも分かっている」と冷静に受け止めた。
前週は欠場して静養に充てた。
「インスタで皆さんに心配していただいて、熱中症対策をいろいろ教えていただきました。逆に気持ちよく振れました。元気よく」
復帰戦でいきなり優勝争いに加わった。
「正直手探りでやっている感じです。せっかく元気になったので、残り2日は元気よく優勝争いしたい」
今度こそ2022年の大王製紙エリエールレディス以来となる通算7勝目をもぎ取る。