ドライバーのシャフトは、いまやカスタムシャフトを選ぶ人が半数近くいると言われている。これはいわゆる“カチャカチャ”が普及したことも大きいが、カスタムシャフトの重量や特性の選択肢が広がったことが大きく寄与している。そのためカスタムシャフトといえばかつては純正シャフトでは軽すぎるパワーヒッターのためのものだったが、いまでは“普通の”アマチュアでも、より振りやすいもの、より飛ばせるものを求めてカスタムするケースは多い。とくにゴルフ5プレステージでは、緻密なフィッティングによってお客さまそれぞれの最適解を提案しているので、自然とカスタムシャフトの比率は高くなる。そのなかでも固定観念にとらわれて、自分には合わないと思っていたシャフトが実は最適解であったケースもあるという。

なんとなく……で選んでいませんか?
HSだけでシャフトを判断するのはNG

カスタムシャフトを選ぶ際、重さや硬さはどのように選んでいるだろうか。「僕はいつも6S」「だいたい5S」というように、”なんとなく”“いつもの”というあいまいな基準でスペックを選んでいないだろうか。

ゴルフ5プレステージはご存じのように緻密でていねいなフィッティングを売りにしているが、実際にフィッティングをするとこのような「普通」のスペックがマッチしないお客さまは少なくないという。プレステージ広尾店の中村柊介フィッターも、「シャフトの重さ、硬さはヘッドスピードだけで判断しないほうがいい」と話す。

画像: ゴルフ5プレステージ広尾店勤務。ゴルフの腕前も高く知識豊富なうえ、やわらかい笑顔の接客で多くのファンをもつ人気フィッター(写真/小林司)

ゴルフ5プレステージ広尾店勤務。ゴルフの腕前も高く知識豊富なうえ、やわらかい笑顔の接客で多くのファンをもつ人気フィッター(写真/小林司)

「もちろん、ヘッドスピードやパワー、体格はある程度の目安にはなりますが、あえてその標準値から外れたスペックを選ぶことで気持ちよく振れたりミスを防げるケースも多いんです。最近ではヘッドスピード40m/sちょっとの男性に『7X』などのハードスペックをご提案していい結果が出たケースが何件もあります」(中村さん)

画像: 普通のアマチュアでも「7X」などのハードスペックが合うケースもある(写真/小林司)

普通のアマチュアでも「7X」などのハードスペックが合うケースもある(写真/小林司)

振り遅れてプッシュアウトしがちな人は、シャフトを標準的な適正値よりも硬いものを選ぶことで「しっかり振る」「思い切って叩く」フィーリングが生まれ、振り遅れを軽減できるケースがある。

またアッパー軌道でかつ手元が流れがちな人の一部には、シャフトを重くすることでクラブが低い位置に「落ちてくる」ようになりミスが防げることがある

フィッター中村さんがおすすめする「70g」のシャフトはコレ!

「『7X』というと男子プロ並みのハードヒッターしか使えないでしょと思うかもしれませんが、こういったハードスペックがスウィングの問題点の改善にうまく作用するケースもあるんです。とくに最近のシャフトは、重・硬でも意外と球がつかまってくれたり、球が浮きやすい特性をもっているものもあります。フィッティング時にご相談いただければ、意外な発見があるかもしれません」(中村さん)

もちろんこれはシャフトだけで完結する話ではなく、ヘッドとの組み合わせで面白いアレンジができることもある。ピン「G440 MAX」やタイトリスト「GT2」などは、比較的球が浮きやすいのでハード系シャフトを装着しても意外にやさしく打てる一方、テーラーメイド「Qi35 LS」などは叩いても吹き上がらないアスリート向けヘッド。

こういったヘッドの特性とシャフトの個性の組み合わせの妙を見極めて最適スペックを提案するのがフィッターの腕の見せ所でもあり、フィッティングの面白さでもある。

先入観を捨てて、まずはフィッティングを受けてみていただきたい。

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