渋野日向子選手が全米女子オープンで輝きを放っています。初日を6バーディ4ボギーの2アンダー「70」で12位タイと好スタートを切ると、2日目は5バーディ2ボギーの「69」とさらにスコアを伸ばし、サスペンデッドで2日目は終わっていませんが、ネリー・コルダらと並び暫定2位タイまで順位を上げています。
画像: 2日目暫定2位タイに浮上した渋野日向子(PHOTO/Blue Sky Photos)

2日目暫定2位タイに浮上した渋野日向子(PHOTO/Blue Sky Photos)

現在米女子ツアーのCMEポイントランク120位。9試合に出場して6試合で予選を通過しているものの、最高順位は44位タイ。なかなか思うような結果が残せていないなか、大舞台でさすがの活躍を見せています。

渋野日向子選手ははなぜ大舞台になると強いのか? きっと、みなさん思うのではないでしょうか。先ほど紹介した、ここまでの成績からは予想できない楽しさや期待感が渋野日向子選手にはあります。

その理由をあえてひと言で表すとすれば「集中力の高さ」ということになるでしょう。持てるすべてのパフォーマンスを“ここ一番”で発揮する研ぎ澄まされた集中力の高さを感じます。

普通はシーズンが始まってからなかなか成績が出せない状態が続くと、悪いイメージが先行するもの。なのに、この舞台でパフォーマンスを発揮できる。「それが渋野日向子です」としか言えません。

3月の「Vポイント×SMBC レディスゴルフトーナメント」にスポット参戦した際に彼女のスウィングをウォッチしましたが、技術的にはそのときよりもスウィングがブラッシュアップできているように見えます。

具体的には、「Vポイント×SMBC」の練習日には手首のコックを使って上げるような意識が見えていたのですが、全米女子オープンではより自然なテークバックになっています。

また、アドレスでの前傾を浅くしたことで、体の起き上がりも抑えられているのも好印象です。

今大会のスタッツ(部門別データ)を見ると、ティーショットとショートゲームの数値が抜群に良いことがわかります。チップインもあったようにアプローチがいいし、パットも入っています。

昨年大会でも笹生優花選手との優勝争いに末に2位に入っている渋野選手。メジャーでは、やっぱりこの人です。

トップ西郷真央と2位渋野日向子のスーパーショット動画

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