
3位タイの渋野日向子(撮影/Blue Sky Photos)
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youtu.be西郷真央選手は3日目は少しスコアを落としてしまいましたが、2日目まではメジャー王者の貫禄を見せてくれていましたし、渋野日向子選手には大舞台での強さがあります。そして竹田麗央選手も今季米女子ツアーで1勝を挙げている選手。
いずれも十分な実績・勢いを持つ選手たちですから、誰が勝ってもおかしくなく、期待しかありません。今日は眠れないまま月曜日を迎えることになりそうです(笑)。
3日目は2日目までよりもコースが“難しい”ように見えたと思います。あれはピンポジションの影響。非常に傾斜の強いコースで、グリーンのアンジュレーションもテレビで観るよりはるかに強いため、ピンを狙いに行ったショットが少しでもはずれると、低いところに転がり落ちてしまいます。
この低いところをボールが集まるエリアという意味で“コレクションエリア”と呼びますが、2017年に全米オープンの取材でこの地を訪れた際、練習ラウンドで選手たちがこのエリアから積極的にアプローチの練習をしている姿が印象的でした。
最終日も厳しいところにピンが切られてくるのは間違いなく、選手たちのアプローチ技術や寄せのイマジネーションはもちろん、練習ラウンドからの準備力やゲームプランが問われる展開になると思います。
その点で、鍵を握るのがキャディとのコミュニケーションです。中継でも選手とキャディがショットの前に綿密に打ち合わせをする姿が印象的でしたが、アプローチのみならず、グリーン面が見えないショットをどう打っていくかなど、選手に情報を提供し、マネジメント案を提案するキャディの役目もとても重要です。
西郷、竹田両選手は外国人キャディを起用。渋野日向子選手は、普段は日本で三ヶ島かな選手のバッグを担ぐことが多い佐々木裕史キャディを起用しています。経験豊富で安心感・安定感のあるキャディさんですから、サポートしてくれることでしょう。
余談ですが、佐々木キャディが普段はバッグを担ぐ三ヶ島選手は国内ツアー「リゾートトラストレディス」最終日を首位で迎えています。タッグを組む二人が日本とアメリカ、それぞれで活躍していて素晴らしいです。
西郷、渋野、竹田の3選手がメジャータイトルに挑む全米女子オープン最終日、思ったよりも傾斜がキツいことを頭に留めつつ、かたわらでサポートするキャディの存在にも注目すると、より臨場感を持って楽しめるかもしれません。
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