女子ゴルフの今季国内ツアー第12戦、ヨネックスレディスは6日に新潟県のヨネックスカントリークラブで開幕する。前日の5日は初優勝を目指す有望ルーキー荒木優奈がコースで最終調整を行い「うまくかみ合えば優勝できると思う」と目線を上げた。

ヨネックスレディスで初優勝を狙うルーキーの荒木優奈(撮影/岡沢裕行)
荒木はアマチュア時代にナショナルチームで活躍し、昨年プロテストに2度目の挑戦で合格を果たした。ルーキーイヤーの今季は前週までの11試合すべてに出場して予選落ちはわずかに1回。前々週のブリヂストンレディスでは優勝争いの末に2位に入った。現時点の暫定リランキングは菅楓華に次ぐ2位でルーキーではトップと好調を維持しており、今初優勝に一番近い存在といえる。
前週までのドライビングディスタンスは238.59ヤードで31位と平均的だが、パーオン率24位、平均パット数(パーオンホール)17位、パーセーブ率18位と安定したプレーが光る。今週のコースは総距離が6339ヤードと長くはなく、グリーンが大きい。荒木向きのコースといえるだけに、初Vのチャンスは十分にある。
「(優勝を逃がしたブリヂストンは)風が強くて力んでしまい、上半身だけで打っていた。今週は下半身を使うことを意識したい。(優勝するには)パターですね。距離がなくグリーンが大きいので、しっかりピンの近くに打っていくことが大事だと思います」
初日となる明日は同じ新人の吉田鈴、飛ばし屋の野澤真央とともに1番ティーから午前8時20分にスタートする。設定する目標ゴールはもちろん初優勝だ。