
しみず・たいせい/1999年12月生まれ。福岡県出身。日本大学卒業。2017年日本学生優勝。2020年プロ転向。同年QTで5位に入り、ルーキーでしっかりシード権を獲得。昨年、賞金ランク8位。先日の日本プロでプロ初優勝にして国内メジャー制覇

グースが少ないストレートネックの顔が好み。220MBはつかまり過ぎず、程良くボールがつぶれた感触があるのがお気に入りの理由。ダイナミックゴールドEX ツアーイシューのX100を挿す
ギア契約はブリヂストンで、5I~9Iは同社のBリミテッド220MBアイアンを使用。このアイアンにはかなり手応えがあり、「構えた時に弾道をイメージしやすい顔で、打つと手に打感が伝わってとても気持ちいいです。弾道はイメージ通りに飛んでくれるし、球の飛び姿も綺麗です。すべてが良いので、このアイアンは当分替えられそうにないです」と清水。
4Iは同系統のモデルで、マッスルバックよりも寛容性の高いキャビティバックモデルの221CBアイアンを入れるが、「4Iも、顔と打感とショットの安定感を気に入っています。飛び系のアイアンを打つと、スピンが入らずにただ“ぶっ飛ぶ”ことがあるのですが、このアイアンは毎ショット安定した弾道で飛んでくれます」。

♦♦♦MAXはやや小ぶりのヘッド。飛距離に定評があるが清水本人は飛ばすことのこだわりは強くなく安定性を重視する。(6月13日時点の)ドライビングディスタンスは300.21ヤードで全体の25位
ドライバーはキャロウェイのパラダイム Aiスモーク♦♦♦MAXのロフト9度。シャフトはグラファイトデザインのツアーAD DIの70グラム台、フレックスXを挿している。

3Wのシャフトはドライバーよりも重い75グラムのプロトタイプ
フェアウェイウッドはテーラーメイドのステルス2の3Wと5Wを使用。かつては3Wのみのセッティングだったが、今は5Wを追加している。

47度を48度、51度を52度、55度を56度、58度を60度に調整。ソールは触らず市販モデルのまま
ウェッジは群馬県の地クラブメーカー、ジューシーのウェッジを4本、48、52、56、60度で組んでいる。ジューシーの代表、松吉宗之さんに話を聞くと、「清水選手は大学時代(2019年春頃)から使ってくれています。思い通りのスピンが入るかを重視していて、そのスピンを叶えるために4本ともロフトを調整、ライ角もそれぞれ1度ずつフラットにして63度に揃えています。清水選手は56度のSWを多用するようで頻繁に交換するのですが、ウェッジを交換した時、感覚に変化がないジューシーの精密さを気に入ってくれています」。

パターはスコッティキャメロンの009M GSS
転がりのイメージが湧きやすいという理由でブレード型のパターを好む。転がりが想像できることによって、ストレスなく自信を持ってストロークに入れるそうだ

ボールはブリヂストンのツアーBX。食いついてくれる打感とショートゲームのスピン性能に全幅の信頼を寄せている
初優勝しステップアップした清水。これからの飛躍が楽しみだ。
清水大成の最新クラブセッティング
1W/キャロウェイ パラダイム Aiスモーク♦♦♦ MAX(9度)・グラファイトデザイン ツアーAD DI(70X)
3W・5W/テーラーメイド ステルス2 FW(15度・19度)・グラファイトデザイン ツアーAD DI(75X・90X)
4I/ブリヂストン 221CB(22度)・ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー(X100)
5I~9I/ブリヂストン 220MB・ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー(X100)
PW・AW・GW・SW/ジューシー tT ウェッジ (48度・52度・56度・60度)・ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー(X100)
PT/スコッティキャメロン 009M GSS
BALL/ブリヂストン ツアーB X
※スペックは編集部調べ