「私にとってのメモリアル大会。楽しみながらプレーしたい」（藤田さいき）
通算600試合を祝福された藤田さいき（撮影／岡沢裕行）
昨日の練習日、青木瀬令奈を筆頭に、蛭田みな美、佐久間朱莉など多くの関係者に祝福されていた藤田。自身は600試合出場記録に関して「どのぐらいすごいことか、実感と自覚がないです。でも、2005年から積み上げてきたものです。オフに青木瀬令奈さんと、その話をしたことがある。彼女が計算をしてくれたみたいですよ。だけど、コースに来るまで忘れていました。ニチレイレディスは私にとってのメモリアル大会なので、楽しみながらプレーをしたいですね」と意気込みを語ってくれた。
プレーし続けた20年間を振り返り、「私の感覚で、無理をしてこなかった。それからコロナ禍から釣りという趣味が加わり、気分転換をするバランスがとれてきたと思います。釣りはガマンをする時間が長く、ゴルフに共通するところがあります。精神面でいい影響がありましたし、ゴルフがとても好きなので、こうしてプレーできる原動力になっていると思います。この試合が終わったら、後輩の選手から『目指せ700試合－』と“はっぱ”をかけられそうです(笑)」と冗談交じりに語った。
「お祝いしてくださって、初優勝と同じくらい嬉しい」（高橋彩華）
多くの方から祝福されていた高橋彩華（撮影／岡沢裕行）
ツアー通算2勝目を果たした高橋彩華は、2022年「フジサンケイレディス」の優勝以来3年ぶりの勝利となった。昨日の練習ラウンドでは多くの関係者、選手に祝福の声を掛けられていた。
3年ぶりの勝利について高橋は「皆さんがお祝いしてくださった。初優勝と同じくらい嬉しいです。それ以上かも…! 」と喜びを噛みしめていた。また、「よく2勝目は難しいと言われているけれど、達成できて何よりです。シーズンで複数回優勝を毎年目標にしてきました。今年は早いうちに優勝することができましたので、年間3勝を目標に頑張りたいですね。いままで取り組んできたことが間違いでは無かったという自信がつきました」と日頃の努力が結ばれた先週の勝利だった。
今週の意気込みについては、「前週と同じくらい状態が良いです。気が楽になったところも大きいかと思います。ここのコースは良いイメージがありますので、パッティング次第だと思います。小さいグリーンですが、アイアンショットがイメージ通りの出球でまとまっているので、ショット力で有利に立ちたいと思います」と2週連続優勝に期待がかかる。
ゴルフはメンタルのスポーツと言われるが、この2人のように多くの方から祝福され、メンタル的にはとても良い状態と言えるのではないだろうか。今週2人がどのような活躍をみせてくれるのか注目だ。
今回紹介した2人にも注目したいが、一方では第2回リランキングまでのレギュラーツアーへの出場権が決まる重要な大会となっている。優勝争いはもちろん、出場権を懸けた戦いに注目したい。
関連記事はこちら!
