男女問わず多くのツアープロが愛用するキャロウェイの「OPUS(オーパス)」シリーズ。国内最高額の優勝賞金5400万円の「アース・モンダミンカップ」の練習日に「OPUS」の刻印はあるが、見慣れぬモデルを発見。テストしていたプロに一体どんなモデルかを聞いた。

グラインドが1種追加、新たに生まれ変わった「オーパス」

画像: 画像左が新たに追加されたローバウンスで幅広ソールの“T”ソール

画像左が新たに追加されたローバウンスで幅広ソールの“T”ソール

昨年7月、キャロウェイが発売した「オーパス」ウェッジは、は前作「JAWS」ウェッジに比べ、溝が17本と2本多く配置し、より適切なコンディションからのスピン量と打ち出し角を求めたモデル。国内外の様々なプロからのリクエストを反映させたウェッジとして人気だ。

新しくなった「オーパス」には“SP”の刻印が加わっており、正式な発表はまだだが、「スペシャル」もしくは「スピン」の略ではないだろうか。ツアー担当者の話では、①溝自体は前作と同じ17本で変わりないが、②溝の形状、③重心設計、④顔の形状を変えたという。「男子より女子のほうがハイバウンスを好む傾向が多いです。選手たちに話を聞いていると“やさしさ”を求めている印象があります」という。男子プロはハイロフトではローバウンスを好む選手が多いというので、男子と女子ではバウンスの好みが分かれるのだろう。

アース・モンダミンカップの練習日の24日、早速テストしている選手を見つけたので、印象を聞いた。各選手が試しているウェッジはテストのため、基本的なS(スタンダード)グラインド、そしてバウンス角は10度でテストを開始。

政田夢乃

画像: 「前作よりスピン量が増えた感じがします」とテスト後の政田(撮影/矢田部裕)

「前作よりスピン量が増えた感じがします」とテスト後の政田(撮影/矢田部裕)

「率直な感想は、いま使っているウェッジから簡単にスイッチできそうです。見た目の違和感がなく、練習で打ち込んでから実践投入しようかなと。明日の練習ラウンドでコースのグリーン周りから試してみたい! フェースに触ったときのザラ付きが、今までよりスピンがかかりそうな感覚があります」と政田。

青木香奈子

画像: 新「オーパス」を手にする青木香奈子(撮影/加藤晶)

新「オーパス」を手にする青木香奈子(撮影/加藤晶)

青木も新作ウェッジをテスト。練習後に感想を聞くと「球の吸い付き、フェースに乗っている感覚が強く、とても良いですね。私は結構打ち込むタイプなのですが、新ウェッジは重心がやや上がっていて、上から打ち込む私の癖を補ってくれる感覚があります。テスト段階なので、今週、使用するかわかりませんが、明日の練習ラウンドで試してみて決めたいと思います」と回答。新ウェッジにはかなり好感触のようだが、即投入の可能性は大いにありそうだ。

神谷そら

画像: キャロウェイのツアーレップと意見交換をする神谷(撮影/矢田部裕)

キャロウェイのツアーレップと意見交換をする神谷(撮影/矢田部裕)

練習ラウンド前に、キャロウェイのツアー担当と意見交換をしながら新ウェッジをテスト。

「48度、54度は『JAWS』を使っていましたが、ちょっと開きにくい感じがありました。今回、58度の新ウェッジを試してみましたが、やはり変えたばかりということもあって今は少し違和感があります。あと音が少しだけ『カチっ』ってなるので、調整次第ではありますが、今日の練習ラウンドで試してみたいと思います」

練習後の調整で、明日はバウンスをやや増やした12度(以前は10度)をテストするという。

テストした様々な女子プロとキャロウェイのツアー担当者はポジティブな会話を交わし、ウェッジを調整して練習ラウンドへ持って行っていった。国内外を問わず、多くのツアープロからの支持を受ける人気シリーズだけに、その全容が気になるところだ。

今季ツアー会場で見つけた新製品たち

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