ビギナーを脱したゴルファーの前に立ちはだかるのがスコア100の壁……いわゆる“100切り”を達成するために大切なポイントとは? 今回は「シューズ選びのポイント」をテーマに、東京都港区のゴルフスクール「広尾ゴルフインパクト」のインストラクター・後藤悠斗プロに解説してもらおう。
画像: 東京都港区のゴルフスクール「広尾ゴルフインパクト」のインストラクター・後藤悠斗プロ

東京都港区のゴルフスクール「広尾ゴルフインパクト」のインストラクター・後藤悠斗プロ

ゴルフシューズはスパイクレスとソフトスパイクに大別される。どちらを選ぶかは「とくにこだわりがなければ、デザインで決めていいと思います」と後藤。

「最近流行りのゴルフウェアやシューズって結構おしゃれだし可愛いし、そういうデザイン性も含めてスパイクレスが人気を集めていますよね。スニーカー感覚で履けるものもありますし。実際、性能にこだわりがなければファッション面を重視した選び方でいいかなと思います」(後藤、以下同)

しかしシューズに性能面を求めていくと「ソフトスパイクを選んじゃいますね」と続ける。

「スパイクレスも進化しているといえ、正直圧倒的にソフトスパイクのほうが滑りにくいです。とはいえスパイクレスで戦うプロも少なくないので、そもそもどのくらい出力できるのか、どんなスウィングタイプなのかにも寄るところも大きいと思いますが。

例えば僕の場合50グラムのシャフトを組み合わせたドライバーでヘッドスピ―ドが50m/sあります。そしてスパイクレスでスウィングすると飛距離がしっかり落ちます。シューズのグリップ力の差だけでかなり変わることは確かです」

もちろん自身が出力できるパワー以外にもコースの状況など様々な要素が影響してくるし、プロである後藤のケースは極端とも言える。しかし100切りを目指すゴルファーの中にもパワーや飛距離には自信がある人もいるだろう。そういったゴルファーはもしかするとシューズのグリップ力でエネルギーをロスして飛距離が落ちている可能性があるわけだ。

そしてもうひとつ、シューズ選びのチェックポイントとして後藤が挙げるのが「ソールの硬さ」だという。

画像: ソールの硬さにも注目してほしいと後藤

ソールの硬さにも注目してほしいと後藤

「パワーがあるゴルファーほど、足元から地面に対してかかる力って強くなっていきます。例えばトレシューとか運動靴とかって、軽量でソールに柔軟性を持たせたタイプもあるじゃないですか。でもソールに柔軟性があると、個人的には飛ばないし違和感がありますね。

というのも、軟らかいから右足を蹴り上げていくときにすぐ曲がってしまって、足元のねじれが使えないし抜けるような感覚があるんですよ。だからこだわるならソールの硬さに注目してみても良いですね。僕個人の話で言うと、革でソールが硬めのソフトスパイクしか選ばないです」

画像: 右足を蹴り上げる際に、ソールが軟らかいとシューズがすぐ曲がってしまい、力が伝わりづらいという

右足を蹴り上げる際に、ソールが軟らかいとシューズがすぐ曲がってしまい、力が伝わりづらいという

もちろん性能以外にも自分にフィットしているのか、履いてプレーして快適か……様々な要素の兼ね合いで自分に合ったシューズは変わってくる。ただ少なくともパワーに自信があるゴルファーに関しては、出力に応じたシューズ性能が求められるということは覚えておこう。

協力/広尾ゴルフインパクト

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