1977年からカーボンシャフト事業を牽引し、自社ブランド「Diamana」「TENSEI」でツアーをリードしてきた三菱ケミカルから、50年近い開発の集大成として「TENSEI Pro Black 1K Core Series」が誕生しました。このシャフトは、これまでの「TENSEI」シリーズにはない“色”として「ブラック」を採用。ツアーユースを想定した元調子で、ハードヒッターでも左に行きにくく、振った分だけ飛ばせる性能が特徴です。今回は、その革新的なテクノロジー「1K Core」がもたらすヘッドコントロール性能と飛距離性能を、フィッターの鹿又芳典氏の試打インプレッションでお伝えします。

「TENSEI Pro Black 1K Core Series」の性能を映像でもチェック! 実際の弾道や打感をぜひご覧ください。

画像: 週刊ゴルフダイジェスト特別企画「最新シャフト試打インプレッション=三菱ケミカル編」 www.youtube.com

週刊ゴルフダイジェスト特別企画「最新シャフト試打インプレッション=三菱ケミカル編」

www.youtube.com

「TENSEI Pro Black 1K Core Series」試打インプレッション:思い通りのヘッドコントロール!振った分だけ飛ばせる!

画像: 「TENSEI Pro Black 1K Core Series」

「TENSEI Pro Black 1K Core Series」

『テンセイ』というシャフトはツアープレーヤーの意見をくみ上げたうえで、素材から開発しているメーカーという強みを生かし、新しい素材をふんだんに使って作り上げているシャフトです。今回は『1K Core(※1)というモデル名がポイント。『1K』シリーズで採用されてきた1Kクロスを内側に配したとのこと。

*1 「1KCore」
従来外側に巻かれていた1Kクロス(数ある炭素繊維のなかで最もフィラメント/繊維束数の少ない素材を織物状に加工したもの。非常にしなやかでスウィングエネルギーを効率的に飛距離に変換すること)うを内層(Core)に配置することでしなやかなフィーリングとソリッドな振り感を生み出す

試打するのは『50S』ですが、持って素振りをしてみると、実際の重量より少し軽く感じて、軽快にスピードが出せそうなイメージです。実際に打ってみると当てやすい。切り返してからのスピード感があって、イメージしていたよりもフェースが戻ってくるのが早かったためインパクトでフェースが閉じてやや左に行きましたが、この程度の曲がり具合なら許容範囲。それを踏まえて打ってみると、自分の持ち球の軽いフェードになりました(数値①)。スピン量が少ないのが特徴ですね。中間とチップ側の剛性が高いのでインパクトで当たり負けしない。少しくらい芯を外しても、しっかりと球を持っていってくれる感覚があり、スピードが出しやすい印象です。これなら安心して叩いていける。少しヒール気味に当たったけど曲がらない(数値②)。僕は元々スピン量が少なめなのでスピン量は少ないけど、打ち出し角はちゃんと出ています。すごく振りやすいですね。振りやすくてスピードが出しやすい。シャフトの挙動に慣れてくると勝手にスピードが上がっていく感じです。切り返したときに手元のしなり感があるので、そこでしっかり溜めた力がバーンとインパクトからフォローにかけ
て出ていくので自然にスピードが上がるんです(数値③)。

画像: 「TENSEI Pro Black 1K Core Series」試打データ

「TENSEI Pro Black 1K Core Series」試打データ

トラックマンでキャリー220Y超、トータル255Y超というデータは、ムキになって振らないと出ない数値。それが自然に出てくるようになるのがこのシャフトの特徴です。今時のヘッドは大慣性モーメントで細かなコントロールがしにくくなっていますが、このシャフトなら先端剛性があるので細かい操作がすごくしやすい。それでいてスピード感もあるので振ろうと思ったときにしっかり振れる。自分が振りたいときに振った分だけしっかり飛んでほしいという上級者が多いのですが、まさしくそれを可能にしています。振ったら振った分だけ飛ばせるシャフトです。

また大慣性モーメントのドライバーだと打点が安定しない、タイミングがずれて当たらないという人にも合うと思います。『ブラック』の名が付くシャフトのなかで一番扱いやすいのでぜひ試してほしいですね。

This article is a sponsored article by
''.