AIG女子オープン(全英女子)で世界ランクに変動が起きるかもしれない。昨季7勝を挙げ不動のナンバー1に君臨していたネリー・コルダと2位のジーノ・ティティクルとの差がかつてないほど縮まり今大会の結果次第で1位陥落の可能性が出てきた。

まるで日本ツアーのリーダーボードを見ているような壮観な眺め。5アンダー67をマークし初日のトップに立ったのは今季1勝のルーキー竹田麗央とスポット参戦の岡山絵里。

1打差の単独3位に山下美夢有、2打差の4位タイに岩井千怜、西郷真央、桑木志帆が並び4位以内に6人がつけたのは、今季いかに日本勢が躍進しているかの証。メジャー最終戦で集大成を見せてくれそうだ。

そんななか注目されているのが不動のNo.1コルダ(71週連続、通算108週1位)がその座を守れるのか? ということ。

画像: 現在世界ランク1位のネリー・コルダ。AIG女子オープン初日は2アンダー14位タイ(写真/Getty Images)

現在世界ランク1位のネリー・コルダ。AIG女子オープン初日は2アンダー14位タイ(写真/Getty Images)

昨年の3月に世界ランク1位に就いてからは2位との差を広げる一方で最大6.8022ポイントのリードを奪ってきた。しかし今季は勝利がなく2位のティティクルとの差がわずか0.1868ポイントに縮まった。

大会初日はともに2アンダー70、14位タイからのスタート。もしティティクルが優勝すれば確実に22年秋以来のNo.1復帰となるが、計算式は複雑でティティクルが仮に30位に終わったとしてもコルダが15位以下の場合ティティクルが1位を奪還することになる。

今季1勝、直近のメジャー、エビアン選手権で2位と勢いのあるティティクル。前回1位の座を奪還したときはわずか2週天下に終わったがレース・トゥ・CMEグローブ(ポイントランク)1位、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーランキング1位を含む主要部門でトップに立っているいま世界ランク1位に返り咲いてもまったくおかしくない。

今シーズンはまだ1人も複数回優勝者が出ていないLPGAツアー。ルーキー・オブ・ザ・イヤー最有力の竹田が今年初の複数回優勝者となれは新人賞を飛び越しプレーヤー・オブ・ザ・イヤーの可能性もある。

メジャーでの成績を競うロレックス・アニカ・メジャー・アワードで2番手につける西郷も今週の結果次第で受賞が見えてくる。

ちなみに前週プロデビュー戦Vを達成し優勝候補に挙げられているロティ・ウォードはイーブンパー72でフィニッシュ。51位タイと出遅れた。

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画像: Round 1 Highlights | 2025 AIG Women's Open www.youtube.com

Round 1 Highlights | 2025 AIG Women's Open

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